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ローコスト住宅ってなに?安い理由や購入前の注意点を解説!

2022.10.07

マイホームは欲しいけれど、なるべく費用(コスト)は抑えたい。そう考える方に人気なのが、1000万円台で建てられるローコスト住宅です。

一般的な注文住宅に比べ、低価格で建てられるのが魅力のローコスト住宅ですが、その特徴や品質はどうなのか。
低価格の仕組みや費用の相場、検討する際のポイントなどをご紹介します。

ローコスト住宅とは?

ローコスト住宅とは、一般住宅と比べて建築費用を抑えられた住宅のことです。

「〇〇万円以下の住宅がローコスト住宅」といったような明確な定義はありませんが、一般的には、坪単価が30~50万円ほどで、1000万円台で建つ家がローコスト住宅と言われています。

ローコスト住宅と一般住宅とでは坪単価が大きく異なり、倍の違いになることもあります。

30坪の住宅を建てる場合、一般住宅では1500~1800万円、ローコスト住宅では900~1500万円となります。

大手住宅会社の坪単価が60万円だとすると、建築費用は約1800万円になります。
これをローコスト住宅の坪単価30万円で建てると、建築費用は約900万円。およそ半分の費用で建てられます。

この費用差がローコスト住宅の大きな特徴といえるでしょう。

ローコスト住宅はなぜ安いのか

ローコストでの家づくりが実現できる理由として、材料費の積極的なコストダウンや広告費の削減などに取り組んでいる、住宅会社の企業努力が挙げられます。

  • ・仕入れの工夫で材料費用を削減
  • ・設備を統一・グレードを下げて低コストで提供
  • ・シンプルな設計とデザインで建築費用を抑える
  • ・プランの規格化で人件費を削減
  • ・広告費は必要最低限

仕入れの工夫で材料費の削減

ローコスト住宅では、建築材料や設備など主要な建材を大量に仕入れることで費用を削減しています。
自社のルートで大量に仕入れる、あるいは材料を自社工場で一括生産することで材料調達までの過程で原価を抑えています。

木材は現場で加工せず、あらかじめプレカット工場に部品化して一括発注。そして間取りを規格化し、部屋の数を減らしたり家の中の壁を少なくしたりすることで、石膏ボードや壁紙などの材料を減らしています。

購入する資材の種類を限定し、まとまった数を購入することで単価を大幅に低減しているのです。

このことからローコスト住宅ではシンプルなデザインの家が多くなります。

設備のメーカー統一、グレードを下げて低コストで提供

ローコスト住宅の場合、手頃なグレードなものや同じメーカー品をセットにすることでコストを抑えています。

キッチン・トイレ・バスなどの設備や、床材・ドア・窓・壁紙(クロス)、外壁・屋根などの部材が、一般的な注文住宅より標準仕様が低グレードで揃えられていることも少なくありません。

使用する設備や部材を統一することは、部材費を下げるだけでなく、施工費なども抑えられるという効果を持ちます。

標準仕様に含まれる設備・部材などは住宅会社によって異なります。
オプションで上位グレードのものに替えられるかどうかも、会社によって対応が違うため、住宅会社を選ぶ際は標準仕様を確認しましょう。

シンプルな設計やプランの規格化で材料費・人件費を抑える

シンプルな設計によって建築費用をコストダウンすることで、ローコスト住宅を実現している会社も多いあります。

一般的な注文住宅のように施主が自分たちで自由にプランを組み立てるのではなく、あらかじめ間取りや設備などの仕様が決まっている「規格住宅」または「セミオーダースタイル」がローコスト住宅の主力となっています。

自由度が高く、凝ったデザインや間仕切りの多い住宅を建てようとすると、建築費や材料費だけでなく、施工時の人件費もかさみます。

部屋数・壁・ドア・廊下を極力少なく、凝った作業を必要としなければ、工数が減らせます。
また、プランを規格化し決まった材料を使うことで、現場での組み立て工数を削減するといったことも、人件費を抑えられる要因です。

そして、工事の手間が少なくなると工期も短くなります。工期が短くなれば、足場の設置や工事中の仮囲いなどの仮設費用や人件費が抑えられるため、全体の費用が下がります。

このようにシンプルな設計にすることでさまざまなところでコストダウンができます。

また自社で販売網を持たず、販売については不動産会社にまかせて、販売にかかる人件費コストを削減している住宅会社もあります。

広告費は必要最低限

自社や住宅商品を宣伝するためのテレビCMや、住宅展示場でのモデルハウス公開などには、多額の費用がかかります。

広告費で出費した分は住宅建築費にも含まれ、金額が高くなります。

そのためローコスト住宅会社では、広告費を必要最低限にしてコスト削減をしているところが多いです。

テレビCMをするにしてもローカル放送のみ、もしくはWEB上での告知や地域限定のチラシ配布など、大々的な広告を打たずに展開しているのが特徴といえます。

展示場・モデルハウスはエリアを絞って少数にしているところもあります。

ローコスト住宅のメリット

ローコスト住宅を建てる場合、施主にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。

価格の低さに注目が集まりがちなローコスト住宅ですが、実はそのほかにもさまざまな利点があります。一般的な注文住宅との違いや、ローコスト住宅ならではの特徴をご紹介します。

住まいの選択肢を増やしたりお金の負担を減らせる

ローコスト住宅の最大のメリットは、価格の安さ。1000万円以下のローコスト住宅もあります。

年収や自己資金に余裕がなくても住宅購入が検討できるので、若年層や子どもが独立した後のセカンドライフなど、さまざまな世帯の方にとって住まいの選択肢が増えることになります。

また全体的な費用が抑えられることで、住宅ローンの借入額も少なくて済み、返済計画や将来に向けての貯蓄などマネープランも立てやすくなります。

工期が短いため賃貸料の節約や期限のある家づくりも可能

一般的な注文住宅の場合、着工から完成、引き渡しとなるまでには4~6ヶ月ほどかかりますが、ローコスト住宅であれば約3ヶ月で引き渡しが可能です。

ローコスト住宅は家の造りがある程度規格化されているため、施工の作業効率が良く、工事にかかる時間も人件費も少なくて済むのです。

転勤・進学に合わせた期限の決まっている家づくりや、引き渡しまでの間の賃貸料の節約など、なるべく早く家を建てたいという方にとってはうれしいメリットとなります。

建て替えやリフォームがしやすい

ローコスト住宅は建て替えやリフォームもしやすいのが特徴です。

一つは、建物にかかる初期投資額の少なさ。住宅ローンの返済に伴う金銭負担が軽いので、思いきった建て替えの決断もしやすいといえます。

また間取りがシンプルにできているため、建て替えまでしなくとも、ライフスタイルの変化に合わせて間仕切りを減らす・増やすなどのリフォームが可能です。

比較的手軽に住まいを変えられるのは、ローコスト住宅ならではの利点といえます。

ローコスト住宅のデメリット

マイホーム計画を身近なものに感じられるローコスト住宅ですが、当然利点ばかりではなく、考慮すべき点もあります。

値段の安さを実現するために何が省かれ、どんな制約があるのか。
ローコスト住宅の前もって知っておきたい特性や、一般的な注文住宅との違いをご紹介します。

プランの自由度が低い(こだわりを反映させづらい)

ローコスト住宅は部材や設備を統一・まとめて発注することで建築にかかるコストを削減するため、間取りや内装などプランの自由度が低い傾向にあります。

また使われる部材や設備が一般的な注文住宅に比べて低グレードにあたるため、どうしても見劣りしてしまうという難点があり、仕上がりに不満が残るという声も少なくありません。

ローコスト住宅を選択する場合、家に自分たちの個性やこだわりを反映させづらいということは理解しておいたほうがいいでしょう。

耐熱・耐震・耐久性が劣る

ローコスト住宅では、建材や施工方法でもコスト削減を行っています。
そのため家自体の品質や性能、耐久性という面では、やはり大手メーカーの手がける注文住宅より劣ってしまうのは確かです。

ただし国の定める建築基準法は満たしているため、一定の品質は確保されています。その上で、家自体の寿命や資産価値なども含めて検討しましょう。

高性能を重視した場合、ローコスト住宅の構造・仕様では不十分と感じられるかもしれません。

メンテナンス費用が高い

住宅は経年に伴い各所のメンテナンスが必要となりますが、ローコスト住宅ではその周期が短く、長期的に見るとメンテナンス費用が高くなるというデメリットがあります。

長く住み続けることを前提とした長期優良住宅と違い、ライフステージに合わせた住み替えや建て直しなども視野にいれるべきと覚えておいたほうがいいでしょう。

オプションで割高になるケースも

費用を抑えるために部材や標準装備が低グレードで揃えられているローコスト住宅ですが、オプションで上位グレードに変更可能な物件もあります。

しかしオプション費がかさむと、当初予定していた金額より高くなり、「ローコスト」の意味合いが薄くなってしまいます。

オプションを利用する場合、契約前にいくらかかるかを確認したり、変更部分を限定して検討するなどの対応が必要となります。
また住宅会社によってはオプション変更を受け付けないケースもあるので、こちらも併せて確認しましょう。

ローコスト住宅で後悔しないための比較ポイント

低価格・早期完成などのメリットと同様に、品質や建物寿命に難のあるローコスト住宅。
特徴を理解した上でローコスト住宅を選択する場合、どのような点に留意すればいいのか、後悔しないためのポイントをご紹介します。

  • ・なるべく多くのハウスメーカー・工務店を比較する
  • ・内覧会に行ってみる
  • ・耐震性・気密性・耐久性などの住宅性能を確認する
  • ・アフターサポート体制や保証制度
  • ・家の価格に含まれているものを把握する
  • ・コストは土地代やオプションも含めトータルで考える

住宅性能を確認

住宅性能には、耐久性や気密性などさまざまな項目があります。それぞれの項目の性能の見方や評価基準を簡単に表にまとめました。

項目☆☆☆☆☆
耐震性耐震等級:1
基礎:布基礎
偏心率:0.25以下
耐震等級:2
基礎:ベタ基礎
偏心率:0.2以下
耐震等級:3
基礎:ベタ基礎
偏心率:0.15以下
耐久性外壁材:塗り壁/ALC
屋根材:化粧スレート/スレート瓦/アスファルトシングル
外壁材:窯業系/金属系サイディング
屋根材:ガルバリウム鋼板
外壁材:タイル
屋根材:高級ガルバリウム鋼板/瓦
気密性サッシ:アルミ樹脂複合
ガラス:ペア
スペーサー:アルミ
C値:2.0以下
サッシ:オール樹脂
ガラス:Low-Eペア
スペーサー:樹脂
C値:0.7以下
サッシ:サッシ内にウレタン充填
ガラス:Low-Eトリプル
スペーサー:樹脂
C値:0.4以下
断熱性UA値:0.87以下
屋根裏断熱:天井断熱(壁の1倍)
床下断熱:床断熱
UA値:0.4~0.6
屋根裏断熱:屋根断熱(壁の2倍)
床下断熱:基礎断熱(内断熱)
UA値:0.28~0.46
屋根裏断熱:壁の3倍
床下断熱:基礎断熱(内断熱)

ほかにメンテナンス性や換気性能なども、ハウスメーカーを比較する際に見ておきましょう。

アフターサポート体制・保証制度

アフターフォローやサポート体制の手厚さ、保証制度の内容はローコスト住宅でなくとも重視したいポイントです。

【アフターサポート体制や保証制度を比較する際の目安】

  • ・独自の長期保証制度があるか(保証期間の延長)
  • ・定期点検や定期メンテナンスの頻度と内容
  • ・無料保証の範囲(無償と有償の境目)
  • ・コールセンターの受付体制や対応時間帯

住宅は法律で10年保証をつけることが義務づけられています。この10年保証を除いた独自の長期保証制度があるか、よく見ておきましょう。
また、定期点検やメンテナンスがどのくらいの頻度で受けられるか、無償の場合何年間受けられるかも大切です。

コールセンターの受付体制も重視したいところ。365日24時間体制で受け付けているハウスメーカーだと安心です。

ローコスト住宅が向いているのはこんな人

費用を安く抑えたい

住宅にかかる費用を抑え、その分を生活の余裕や貯蓄にまわしたいという方に、ローコスト住宅はおすすめです。また長く住むというより、ある程度の期間での住み替えを考えている方にも向いているといえます。

間取りやデザインなどにこだわらない

シンプルな間取りやデザインに対し、強いこだわりがないという方もローコスト住宅に向いています。オリジナリティより飽きのこないオーソドックスさを好むのであれば、規格の決まったつくりのほうが迷いを生まずに済むという利点もあります。

建材や設備のグレードが低くてもいい

上質な建材や最新の設備を求めず、グレードが多少低くても気にならない、と考える方にもローコスト住宅は向いています。特に水廻りの設備は経年劣化が早いため、いずれ交換するものとして考えられるのであれば、標準装備の仕様で十分となるでしょう。

ローコスト住宅で後悔しないためには、ローコスト住宅のメリットだけでなくデメリットを知っておくことも大切です。
今回の記事を参考に、ぜひ後悔のない家づくりをしてください。

注文住宅にかかる費用を抑える3つのポイント

シンプルな間取りとデザイン

建築費や材料費、人件費は家の形やデザインに左右され、複雑なデザインほどお金がかかる傾向にあります。

屋根や壁の外観や部屋の形を特殊な形にすると「設計費用・施工費用」ともに高くなります。
間仕切りをたくさん作ろうとすると、それに伴って使用される材料も増えるため金額が上がります。

極力凹凸の少ない、シンプルな間取り設計は費用を抑えられるでしょう。

土地の地盤強度や形

土地を選ぶ際、土地代はもちろんですが地盤強度や土地の形も重要です。

軟弱な地盤だと家を建てる前に改良工事が発生するので、その分追加で費用がかかります。変形地はシンプルな家を建てにくいためコストがかかる傾向にあります。

住宅購入にかかる費用は土地もある

新築住宅を購入する際にかかる費用を大きく分けると以下の2点になります。

  • (1)土地の購入費
  • (2)住宅の建築費

「ローコスト住宅」「1000万円台の家」といわれる場合、(2)の住宅の建築にかかるお金もしくは住宅の本体価格を指した額なのか、この2つを合わせた額なのか、確認しましょう。

住宅会社選び

自社で一貫して仕入れや加工・施工を行うローコスト系ハウスメーカーは、中間マージンをカットしコスト削減を実現しています。

また地域密着工務店には、広告費やモデルハウス維持費があまりかからず、その分住宅価格を抑えられている場合が多くあります。

どの部分でコストカットをしているかなどを調べるとその会社の姿勢なども分かります。

▼エリアごとのローコスト住宅特集はこちら