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東京都の地盤が強い地域はどこ?エリアごとにランキングで解説

地盤 2022.07.15

マイホームの土地探しをする際、検討エリアの地盤の強さが気になるという方は多いのではないでしょうか。
一般的に地盤が頑丈な土地ほど、地震リスクが少ないといわれています。安全な場所に家を建てるなら、地盤強度はぜひ知っておきたいところです。
今回は東京都の地盤の強い地域・弱い地域をそれぞれランキング形式でご紹介します。東京都の地盤の特徴も解説するので、土地探しをしている方はぜひ参考にしてみてください。



東京都の地盤の特徴と地震リスク

東京都の地盤は、東部が強く西部にいくほど弱い傾向にあります。

基本的に台地は災害に強く、低地が弱いといわれています。

東京西部には「武蔵野台地」という台地が広がっています。東部に比べて標高が高く、地盤が固い点が特徴です。
一方東部には、河川が運んできた土砂が堆積した低地や埋立地が広がっています。

地震の揺れは、固い地盤からやわらかい地盤へ伝わる際に大きくなります。
そのため、地盤が弱い(=やわらかい)エリアは地震の揺れが増幅される分、震度6強以上の大きな地震が発生するリスクがあります。

地域ごとに強弱のある地盤ですが、地盤の弱い地域と言われる全ての場所が、地震リスクが高いとも限りません。強い地盤の地域も同様です。

地震リスクというのは、単純な震度以外に土地の液状化や災害時の火災の発生率など、さまざまな要素から総合的に判断されます。
地震リスクは、大地震の発生率とはまた別の問題なのです。

東京都の地盤が強い地域ランキング

ここからは、東京都内で地盤の強い地域上位10位をランキング形式で紹介します。(※島しょ部を除く)
今回は、地盤ネット総研による都道府県ごとの「いい地盤ランキング」を参考にしました。100点に近いほど地盤強度が高くなります。

順位市区町村点数
1位国分寺市86.68点
2位西多摩郡86.33点
3位小平市86.05点
4位小金井市85.66点
5位立川市85.49点
6位武蔵野市85.17点
7位西東京市84.93点
8位清瀬市84.62点
9位武蔵村山市84.17点
10位東久留米市83.86点

東京都の地盤強度上位には、やはり西部の市町村が並びます。

23区でもっとも地盤が強いエリアは、16位の練馬区(80.59点)でした。次いで23位の杉並区(77.32点)です。どちらも23区の中では比較的西部に近い地域といえます。

東京都の地盤が弱い地域ランキング

同じく「いい地盤ランキング」を参考に、東京都内で地盤強度が低いエリアのワーストランキングを紹介します。

順位市区町村点数
1位江東区43.82点
2位中央区44.98点
3位墨田区45.66点
4位荒川区47.63点
5位江戸川区49.81点
6位江東区50.38点
7位足立区52.31点
8位葛飾区52.51点
9位大田区56.49点
10位北区57.68点

住みたい街では人気のエリアである江東区といった湾岸エリアは、地盤の強さでいうと最下位という結果でした。

湾岸エリアは元々海だった場所であること、低地であることに加え埋立地などの人工地盤であり、地盤が弱い傾向にあります。

豊洲(江東区)、月島(中央区)、葛西(江戸川区)といった東京湾岸部は特に危険度が高い地域です。また中央区や墨田区などの沿岸部や川沿いもリスクが高い地域となっています。

これらの地域は不動産価格は上昇しているものの地盤リスクが大きい土地が多いです。地盤の良し悪しと不動産価格がリンクしているわけではないことが、このことから分かります。

人気のエリアでも、災害時には液状化現象が起こりやすいということは覚えておきましょう。



東京都の各エリアの地盤強度を詳しく解説

東京都の地盤の特徴について、エリアごとにもう少し詳しく見ていきましょう。

「山手」と「下町」

「山手」と「下町」という言葉がありますが、この名称は場所の標高の高さが由来となっています。

【山手】台地で標高が高い場所
【下町】沖積低地で標高が低い場所

昔から東京の山手は高級住宅街、下町は庶民の住んでいる地域というイメージがあります。これは江戸時代に地盤の強い山手には大名など、下町には職人や商人などが住んでいたことから、そのイメージが今でもあると考えられます。

山手の台地が必ず地震に強いわけではない

強固な地盤と思われる山手の台地にも谷底低地は点在しているため、山手エリアだからといって地震に強いとは一概には言えません。

沖積低地は東京の東側に広く分布していて、厚み10m以上の軟弱地盤が続いている地域も多く存在します。

ただし、弱い地盤の土地でも程度によっては地盤改良で地震に強い家を建てることが可能になります。 土地を選ぶ際は、地盤改良の費用と地価とを付き合わせて、トータルで考えるようにしましょう。

▼地盤改良とは?詳しく知りたい方はこちら

東部は全体的に「ゼロメートル地帯」

ゼロメートル地帯とは「海抜0m以下の土地」のことであり、海面と同じ高さかそれ以下であることを示しています。

もともと低地だった東京の東部ですが、その範囲は江戸時代の川の整備や埋め立てによる土地開発によって、次第に拡張していきました。

また明治時代以降の産業の発展に伴って地下水の汲み上げが過剰に行われた影響で、地盤沈下が起こり、ゼロメートル地帯が増えたともいわれています。

ゼロメートル地帯は他の地域よりも水害による悪影響を受けやすい傾向があり、状況によってはゼロメートル地帯全体が水没してしまう危険性があります。

23区の東部(足立区、葛飾区、江戸川区、墨田区、江東区、中央区)及び東京湾岸地域、品川区、板橋区には水没や液状化が発生しやすい地域が多く集まっています。
いざという時のために排水ポンプを設置したり、住民の避難訓練、さらに救助体制の構築が求められたりする地域にもなっています。

中央部から西部にかけて広がる台地は「武蔵野台地」

東京は低地と台地が多い地域なので、台地の中に高台が存在します。

武蔵野台地自体が低地より標高が高いのですが、その中でも高台として有名な地域が「新宿周辺」です。この地域は「淀橋台」と「豊島台」と呼ばれている2つの高台の上にあり、関東大震災でも被害の少なかった地域として知られています。

新宿周辺のほかに高台として知られているのは、「大田区の北西部」です。 大田区は区内の北西側が台地になっており、この地域には高級住宅地である「田園調布」があります。

良い地盤とは?ハザードマップや調査サービス利用の手も

「良い地盤」とはどのような地盤のことを指すのでしょうか?

理想の地盤は「高い場所にあり、歴史があり、土地そのものが固い」こと。
また地盤には種類があり、その種類によって災害発生リスクが変わるので知っておきたいところです。

また、地盤のほかに災害の危険度を知りたいなら、候補の土地が「もし大規模災害が起こった時にどんな危険があるのか」ということを調べておきましょう。

地盤が強いとされているエリアでも、さらに詳細な地域を見てみると弱い地盤であったり、災害リスクは高い地域であることも…一概に高いから安全・低いから危険だということではないようです。
土地を決める前にしっかりと事前調査をしておくことをおすすめします。

各市区町村のWebサイトでも防災マップや水害マップなど、地震による被害を地域別で予測したマップを公開しています。
エリアごとの細かな地震リスクは、各市町村のHPから確認するようにしましょう。

まとめ

住まいの耐震性や耐久性と地盤の強さは、切っても切れない関係です。

地盤が弱いとされる土地でも、地盤改良工事を行い耐震性の高い工法を採用することで、上部な家を建てることができます。

今回の記事を参考に、ぜひ後悔しない家づくりをしてくださいね。

▼都道府県ごとの地盤と地震リスク