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千葉県の地盤が強い地域をランキングで紹介!地震の危険度も解説

地盤 2022.07.15

マイホームのために土地探しをする際、地盤の強さや地震リスクを考慮する方は多いでしょう。今回は千葉県の地盤をテーマに、以下のトピックを開設します。

・千葉県の地盤が強い地域/弱い地域
・千葉県の地域ごとの地震危険度


千葉県で土地を探している方はぜひ参考にしてみてください。



地盤とは?地震危険度と関係あるの?

地盤とは、建物の基礎となる土地を指します。
具体的には建物から深さ約100mまでの部分で、主に住宅や施設といった建造物をつくる際に使われる言葉です。
地盤はしばしば地震の危険度を表す際にも使われます。地震の揺れは、固い地盤からやわらかい地盤に伝わる際に増幅します。やわらかい地盤では地震の揺れが大きくなる傾向にあり、そのため地盤がやわらかい(=弱い)地域は震度6強以上の揺れが発生するリスクが高いのです。

▼地盤について詳しく知りたい方はこちら

揺れが発生しやすい地域=地震リスクが高い?

地震の揺れが発生しやすい地域が地震リスクが高いのかというと、そうとも限りません。
地震が発生しやすいエリアでも地盤が固く強ければ、震度6強以上の大きな揺れが起こるリスクは減ります。
反対に地震が発生しにくい地域でも、地盤がやわらかく弱ければ、震度6強以上の揺れが起こるリスクは高まります。
地盤強度は、地震リスクに大きく関係しているのです。

千葉県の地盤が強い地域

それでは早速、千葉県内で地盤が強いといわれる地域を上から順に見ていきましょう。
ここでは表層地盤増幅率(SI増幅率)を基準にまとめています。
表層地盤増幅率(SI増幅率)とは、地震の波が地表に伝わる際の最大振幅(最大速度)の増幅度のこと。防災科学技術研究所は、SI値が1.6を超える土地は地盤が弱いと分析しています。

市町村SI増幅率
大多喜町~1.15
勝浦市~1.15
南房総市~1.15
鋸南市~1.15
御宿市~1.15
富津市南部~1.15
(北部は1.45~1.65)
市原市1.15~1.25
袖ケ浦市1.25~1.35
(中央部は1.65~)
木更津市1.25~1.35
(中央部は1.65~)
千葉市1.25~1.35
船橋市1.25~1.35
佐倉市1.25~1.35
銚子市1.25~1.35
成田市1.35~1.45
野田市1.35~1.45
(参考:平成26・27年度千葉県地震被害想定調査報告書

千葉県の太平洋沿岸部は、地盤が固くSI増幅率が低い地域といえます。
しかし注意したいのは、沿岸部は地震発生時に津波の危険性があるという点です。千葉県勝浦市や南房総市などの太平洋沿岸部に家を建てる際は、各市町村のハザードマップを必ず確認しましょう。

千葉県の地盤が弱い地域

次は、千葉県内の地盤が弱い地域を紹介します。
SI増幅率の目安として、1.5を超えると要注意で、2.0以上になると強い揺れへの備えが必要とされています。

市町村SI増幅率
浦安市1.65~
市川市南部1.65~
香取市北部1.65~
栄市1.65~
旭市1.45~1.65
横芝光町1.45~1.65
九十九里町1.45~1.65
白子町1.45~1.65
(中央部は1.65~)
富里市1.35~1.45
八街市1.35~1.45
柏市1.35~1.45
(北部は1.65~)
我孫子市1.35~1.45
(北部は1.65~)
(参考:平成26・27年度千葉県地震被害想定調査報告書

千葉県でもっとも地盤が弱い(SI増幅率が大きい)のは、浦安市という結果になりました。
浦安市は埋立地のため、地盤が脆弱な傾向にあります。2011年に発生した東日本大震災では、液状化が起こったことでも有名です。
また千葉県の北部エリアでは、県境に近付くほどSI増幅率が高くなっています。



千葉県の土地の特徴を地域別に解説

千葉県およびその周辺地域では、過去に発生した地震の履歴から、首都直下地震などの大規模な地震が起こる可能性が指摘されています。

また戦後急速に埋め立て事業が進んだ臨海地域の造成地では、災害時における液状化や地盤沈下の危険性も指摘されています。

強固な地盤の「北総台地(ほくそうだいち)」

千葉県有数の農業地帯である北部地域は、北総台地と呼ばれる広大な台地上に位置しており、平坦な地形が特徴です。関東平野の中で活断層がなく、岩盤が強固とされることから、宅地開発事業も盛んに行われています。

中でも鎌ヶ谷市は東葛・京葉地域の中で比較的揺れにくいとされ、実際に同市で震度5弱を観測した東日本大震災でも、人的被害をはじめ道路や下水道などの公共施設の被害はなく、ガスや電気などのライフラインも影響を受けませんでした。

また鎌ヶ谷市は首都直下型地震などの大規模災害発生時に、全国から千葉県に駈け付ける支援部隊が集結し災害救援機能を果たす、広域防災拠点にも指定されています。

埋め立て造成地が広がる「東京湾岸地域」

東京湾を取り囲む千葉県の湾岸地域は、東京・埼玉に接するベッドタウンとして人気の高いエリアです。

しかしその土地のほとんどは戦後に造成された埋立地で、以前から地盤の弱さや災害時の液状化を指摘されていました。

それが現実となったのが東日本大震災です。震災当時、道路がきしみ、ひび割れ、地面から噴水のように水が噴き出して至る所に泥水が広がるなど、浦安市の約8割で液状化現象に伴う被害が発生したと言われています。

同様の被害は千葉市、市川市、船橋市、習志野市など湾岸地域全体で報告されています。

太平洋に臨む広大な「九十九里平野」

千葉県の九十九里平野は房総半島北東部、九十九里浜の背後に広がる平野です。

旭市、匝瑳市、山武郡横芝光町、山武市、東金市、九十九里町、大網白里市、茂原市、長生郡白子町、長生村、長南町、睦沢町、一宮町の6市6町1村に跨り、面積は約900平方キロメートルで、千葉県の約20パーセントを占めます。

釣りやサーフィンなどマリンアクティビティを楽しむ人たちで通年人気のある九十九里ですが、太平洋に面した形状からわかるように、地震発生時における津波の被害がこれまでに何度も報告されています。また浦安市などと同様に、液状化や地盤沈下の危険性も指摘されています。

千葉県に頻発する地震と液状化現象

千葉県に地震が頻発する理由

千葉県は北米プレートと呼ばれる地塊の上に乗っています。房総半島沖から千葉県下にかけての領域は、北米プレートの下に南からフィリピン海プレートが北西向きに沈み込み、さらにその下に東から太平洋プレートが西向きに沈み込む、「二重沈み込み領域」という世界でも珍しい複雑な地下構造をしています。

これらのプレートは互いにぶつかり合いながら動いているため、プレートの境界あるいはそれぞれのプレート内には、長い時間をかけてひずみがたまっていきます。プレートを形成する岩石が蓄積したひずみに耐えきれなくなると、破壊が生じて地震が発生するのです。

液状化の発生原因

砂が堆積した地層や人工的に造った埋立地などでは、砂粒同士が間に水を含んだ状態で支えあっています。

ここに強い衝撃を与えると、砂粒同士は互いに詰まって接触しようとするため、間にある水が地上に流出します。水と一緒に砂粒が浮き上がり自由に動き回れるようになると、地盤は流動化し、もはや地盤としての強さを失ってしまいます。これが液状化のメカニズムです。

東日本大震災では浦安市や幕張などで液状化の被害が多数発生しましたが、実は湾岸地域だけでなく、我孫子市や市川市、香取市など千葉県内陸部でも同様の被害が起こっています。

その理由は北部を流れる利根川です。利根川流域の市や町の多くは、湾岸地域と同じく低地を埋め立てて造成されています。そのため大きな地震によって液状化現象が発生したのです。

まとめ

千葉県には地盤が安定したエリアがある一方、埋立地などの地盤が脆弱な地域もあります。また太平洋に面した沿岸部では、地震発生時の津波の危険性が指摘されています。

地盤の弱い土地に家を建てる場合は、地盤改良工事を行い強度を上げるとより安心です。また土地選びの際は、専門業者に地盤調査を依頼しても良いでしょう。
今回の記事が土地探しの参考になれば幸いです。

▼地盤改良工事や地盤調査を詳しく知りたい方はこちら

▼各エリアの地盤強度や地震リスク