宮城県の地盤の強いところと弱いところはどこ? 地震など災害リスクについて解説

地盤 地震 宮城県 2024.03.27

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家を建てる、土地を探すとなった際、地盤の強弱を考慮する方は少なくありません。

地震や大雨など自然災害の多い日本では、地盤の質によって被害に大きな差が出ます。地盤強度はぜひ知っておきたいところです。
今回は宮城県の地盤についてご紹介します。宮城県で家を建てようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。


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地盤とは? 災害時のリスクを考えよう

地盤とは、建物から深さ約100mまでの部分を指します。住宅や施設といった建造物をつくる際に使われる言葉です。
地盤は地震の危険度を表す際にも使われます。
地震の揺れは固い岩盤からやわらかい岩盤へ伝わる際に大きくなるため、地盤がやわらかい(弱い)と地震の揺れが増幅し、震度6強以上の揺れが発生するリスクがあるのです。

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「火災保険・地震保険」をしっかりと検討し、備えましょう

どれだけ地震に対して耐久性を持つ家を設計しても、全ての災害から自分を守ることは難しいでしょう。
地震の影響について考えるとき、建物が倒壊することへの関心が集中することが多いですが、重要なのは被災したらどれだけ早く日常生活に戻れるかです。
家族の命を守ってくれる強さを持つ住宅を建てることはもちろん大切ですが、万が一に備え準備をしておくことは必須項目となっています。

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宮城県の地形

宮城県は、県西側の境界は東北地方を南北に貫く奥羽山脈にあたり、東北部には北方より北上山脈が延長、沿岸部は半島や岬が鋭角に突き出して、細長い湾や入江を複雑に形成するリアス式海岸の様相を呈しています。

山地

各種岩盤類が基盤を形成し、その上に粘性土や岩盤類由来の風化土砂が被覆しています。宅地利用に際しては、造成による地盤状態の改変を考慮し、自然地盤の状態と人工的な盛土部分とのバランスに配慮した慎重な対応が必要です。

丘陵地

固結度の比較的進んだ軟岩系の泥岩、砂岩および凝灰岩を基盤とし、一様に安定した地盤が形成されています。ただし火山地山麓(丘陵地)一帯には火山性岩石が広く分布しているため、整地困難な場合もあります。

低地

主要河川の中~下流域に発達する内陸性の沖積低地には、軟弱な地盤が形成されています。そのため基礎形式の選定には慎重な対応が必要です。ただし旧河川流域(旧河道)や自然堤防地帯、砂丘帯は、浅い深度より締まった砂や礫層が分布し良好な地盤といえます。

宮城県の地震活動の特徴

宮城県に被害をおよぼす地震は、主に太平洋沖合の太平洋プレートの沈み込みに伴って発生する地震、陸域の浅い地震です。

「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震<東日本大震災>」では、県内で死者10,567名、行方不明者1,217名、負傷者4,148名、住家全壊83,005棟など、多大な被害が生じました (令和3年3月1日現在、消防庁調べ)。

宮城県では、周辺地域で発生する地震や北海道から関東地方にかけての三陸沖北部、房総半島沖の太平洋側沖合で発生する地震によっても被害を受けることがあります。また1960年の「チリ地震津波」のような外国の地震によっても、津波被害を受けることがあります。

そのため県内の全市町村が「日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震防災対策推進地域」に指定されています。

宮城県の地震危険度ランキング

2021年3月に国立研究開発法人 防災科学技術研究所(NIED)より、全国地震動予測地図2020年版が公表されました。

それを基に、宮城県で今後30年間に震度6強以上の地震に見舞われる確率が高い地域をランキング形式でまとめました。数字は発生確率(%)です。

ランキングは「震度6強以上」の発生確率が高い順で示し、数値が同じ場合は「震度6弱以下」で順位分けしています。

順位地域6強以上6弱以上
1気仙沼市12.653.8
2登米市11.653.7
3仙台市太白区10.050.4
4伊具郡丸森町9.951.3
5角田市9.951.0
6石巻市9.950.9
7東松島市8.947.8
8名取市8.346.1
9岩沼市7.243.0
10黒川郡大和町7.242.5
11亘理郡亘理町7.142.9
11遠田郡涌谷町7.042.2
13宮城郡松島町6.840.6
14加美郡加美町6.440.5
15本吉郡南三陸町6.440.3

震度6強以上の地震が発生する確率が最も高いのは、気仙沼市という結果になりました。

なお、ランキング最下位(表外)、確率が最も低いのは牡鹿郡女川町(6強以上0.0、6弱以上2.2)です。

しかし、これは地震が発生する確率ではなく「震度6強以上になる確率」です。地震が発生しやすくても、地盤のいいところであれば被災のリスクは低くなりますし、その逆もありえます。また、沿岸部は地震に伴う津波の危険性も併せて考慮しなければなりません。

確率の高い地域に家を建てる場合、地盤の強さや津波のリスクも確認しておきましょう。

仙台市の造成宅地で地盤災害が発生

仙台市では、2011年3月の東日本大震災で甚大な被害を被っただけでなく、それから11年後に発生した2022年3月の地震(福島沖地震・最大震度6強)でも、建物の擁壁が崩れたり大きな地割れが発生したりと深刻な地盤災害が発生しました。

出展:仙台防災ナビ

被害は仙台市内全域におよび、特に太白区の八木山地区や青葉区の折立地区など、丘陵地を中心に約300か所報告されています。一方、海側の宮城野区や若林区ではほぼ被害が見られませんでした。

もともと仙台市は非常に強い地盤の上に市街地が形成されているため地震に強く、あれほど大きな揺れだった東日本大震災でも、倒壊したビルは一つもありませんでした。また、かねてから地震対策がなされていたことで全体的な被害が少なく、電気・水道などのインフラの復旧も早く進みました。

にもかかわらず、その仙台市で地盤災害が発生しています。

被害が多かったのは、1960年代から70年代にかけて仙台市郊外の丘陵地に造成された古い団地の周辺、特に盛り土になっている部分に集中していたといいます。

盛り土とは、沼地や田畑など低い地盤や斜面がある土地を平らにするために、土砂を盛って整地する方法のことです。十分に締め固めておかないと地盤が軟弱になるほか、建物が斜めに傾いて沈む不同沈下や、地震や盛り土の自重による地滑りが起こりやすくなります。

仙台市で起きた地盤災害も、震災の影響で地盤がゆるくなっていたところにたびたび繰り返される地震によってダメージが蓄積され、引き起こされたものと見られています。

地盤のよしあしは一般の人が判断するのは難しく、住宅関係者も把握しきれていないのが現状です。しかし、単に盛り土だから安全性が低いということではありません。どんな土で作られたのかなどさまざまな要因が関係するので、それぞれの土地を個別に見る必要があります。

家を建てる際はまず土地の履歴を調べたり、不動産会社や住宅会社にきちんと納得できる説明を求めたりなど、地盤についてじっくり検討してから決めましょう。

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  • ①希望する地域を選択
  • ②家族構成や希望の間取りを選択
  • ③家に関する要望を記入

③の要望に関しては、後から「イメージと違った…」ということを防ぐためにも、なるべく詳しく記入しましょう。

【要望の記入例】
所有している土地の有無や広さ、家族構成、駐車・駐輪スペースの要否、採光に関する要望、検討中の間取り、必要な部屋と位置(和室が欲しい・リビングは1階など)、その他重視したいこと(プライバシーを重視したいなど)

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まとめ

宮城県は先の震災で大きな被害を受け、10年以上経ち大きく復興を遂げた今もなお、その爪痕が残る場所があります。

宮城県に限らず、自然災害の多い日本という国に暮らすなら、住宅を建てるその土地の性質を知ることが安全確保の第一歩です。

起こりうる危険を把握し、少しでも被害を軽減できるよう日頃からしっかりと備えておきましょう。

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