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注文住宅が予算オーバーしてしまう原因とコスト削減のコツ10選まとめ!

2022.04.27

設計や設備を自由に決められる注文住宅は、どうしても「予算オーバー」になりがちです。
住宅会社から見積りをもらったものの、思っていた以上の額になってしまった! という方も少なくありません。
気を付けていても予算オーバーになってしまうのはなぜなのか、その原因と、オーバーしてしまった際の対策についてまとめました。

注文住宅が予算オーバーしてしまう主な原因3つ

注文住宅が予算オーバーしてしまう原因は、具体的にどんなものでしょうか。
主な原因を3つ紹介します。

設備や設計の要望が多すぎる

注文住宅を建てるとなると、どうしても間取り内装設備にこだわりたくなります。
しかし既存の規格にさまざまな変更を加えたり、オプションとして高グレードのものを導入したりすると、予算オーバーまではあっという間です。また外から見たときの外観・外構にも気をつかうとなると、いよいよ金額がかさむことに。
設計や設備のこだわりすぎは、予算オーバーの大きな原因となります。せっかくの注文住宅だからとよくばりすぎず、自分たちの要望に優先順位をつけて整理するなど、予算を守る工夫を試みましょう。

床面積を広くしすぎ

施工費・材料費の算出方法は住宅会社によって異なりますが、多くの場合は延床面積に比例して金額が高くなっていきます。
延床面積とは、すべての階の面積の合計です。たとえば1階の面積が50平方メートルで2階が30平方メートルの家なら、延床面積は合計で80平方メートルになります。廊下や階段は延床面積に含まれますが、吹き抜け、ロフトなどは延床面積に入りません。
2階建て3階建てというように延床面積を広くしていくと、当然その分の費用も増えていくので、広さを求める際は費用との兼ね合いも意識しましょう。

地盤改良にコストがかかってしまった

予算オーバーの原因の定番が、地盤改良費です。
地盤改良とは、住宅建設地の地盤が弱かった場合、建物を安全に支えるために地盤補強を行い、適切な状態にする工事のことです。専門会社が地盤調査を行い、そのデータをもとに、どのような改良が必要かを判断します。
地盤改良の方法にもよりますが、改良工事費用の相場は一坪あたり約3〜5万円です。
この費用を失念していると、後から追加費用としてかなりの額が増えることになるので、土地取得と同時に考えておくようにしましょう。

予算オーバーしてしまったら設備などの優先順位を決める

予算がオーバーしてしまったら、どこかで調整しなければなりません。そのために考えておきたいのが、家づくりにおける「優先順位」です。
地盤改良費や各種申請費など削れない部分以外、たとえば間取りや設備、内装、外観などに対し、あらかじめ「どうしてもゆずれないもの」「代替または削除してもいいもの」というように優先順位をつけておくと、予算オーバーの際の調整に役立ちます。
自分たちにとって何が一番大切かを、前もって家族で相談しておきましょう。

注文住宅のコストを削減するコツ10選

予算をオーバーさせずに希望どおりの家を建てるには、上手なコスト削減が不可欠です。ただ削るだけでなく、満足度や快適性を保ちつつ調整するにはどうしたらいいか、そのためのコツをご紹介します。

床面積を小さくする

建築費用は延床面積に比例して高くなるため、延床面積を小さくすれば、当然その分の費用が削減できます。家事動線やライフスタイルなどをふまえ、暮らしにどれくらいの広さが必要なのかを改めて見直してみるといいでしょう。
また延床面積が同じ100平方メートルの家でも、1階が70平方メートルで2階が30平方メートルの家より、1、2階とも50平方メートルの家のほうが割安になります。これは1階を広くするとその分の基礎工事面積が広くなるのに加え、上下階の床面積が違うと屋根工事などが複雑になるからです。

部屋数を少なくする

部屋数が多くなると、その分壁材やクロス、ドアなどの建材が増え費用がかさみます。そのため部屋数をなるべく少なくしたり、間仕切りなどをなくしてシンプルでオープンな構造にしたりというのも、コスト削減の方法のひとつです。
たとえば子ども部屋は、将来的には不要になる可能性があります。子どもの人数分の部屋をつくるより、一つの大き目な部屋を本棚などの家具で分けて使うなど、建築費を抑えつつ部屋を有効に使う工夫を考えてみるといいでしょう。

和室は作らない

実は、洋室より和室のほうがつくる際の費用が高い傾向にあります。和室は洋室に比べて造作が多く、畳やふすまといったもののほかに、特殊な建材を必要とする場合も。また洋室よりメンテナンスの手間と費用がかかるため、ランニングコストの面でも割高となります。
どうしても和室が欲しいというこだわりがないのであれば、和室をやめるだけでかなりの費用が削減でき、予算オーバーを回避できるケースも少なくありません。用途や全体のバランスをみて、和室をつくるかどうか検討しましょう。

屋根や外観をシンプルなデザインにする

家は、凝ったデザインよりシンプルなつくりのほうが、建築費用を抑えられます。構造的にも、凸凹が多い家だとその分施工面積が多くなったり補強が必要になったりするので、シンプルな四角いつくりのほうが低コストで建てられるのです。
1階と2階の面積や形状を統一させる「総二階」で建てると、基礎や柱などの構造部と屋根の工事が最小限で済むため、大幅なコストダウンにつながります。総二階の家は凹凸の多い家より耐震性にも優れているため、防災の面で見てもお得です。

優先順位の低い設備は既製品にする

せっかくの注文住宅だからと、建物だけでなく設備にもこだわってハイグレードのものを揃えたり、住宅会社の標準仕様以外のものを導入すると、予算オーバーを引き起こす原因となります。コスト削減を考えるのであれば、設備品の見直しも視野に入れましょう。
たとえばお風呂やキッチンなどは、同じメーカーやシリーズのものでも、配置のタイプや機能などによって価格が変わります。どうしてもゆずれない、こだわりたいという部分以外では、グレードを落としたり規格を変えたりして調整してみるといいでしょう。

水回りの位置をまとめる

1階にお風呂、2階にキッチン、各階にトイレというように水回りを分散する設計にすると、その分配管が伸びて工事費がかさみます。水回り設備はなるべく隣接させるなど、まとめておいたほうがコスト削減になるほか、家事動線が楽になると覚えておきましょう。
ただし水回りを1か所に集めると、朝の時間帯は家族の出かける準備で混雑しやすくなります。なるべくスムーズに動けるよう、トイレや洗面脱衣所など各設備間をぐるりと回れる回遊動線にしておくのがおすすめです。

収納スペースを減らす

家の中をスッキリ見せたいからと各部屋に収納をつくると、その分だけ棚や扉を取り付ける必要があり、コスト高となります。
収納をあちこちにつくるより、ウォークインクローゼットのように大型の収納をつくって1か所に集約したほうが、部屋が広々と使えて費用も抑えられます。足りない分をタンスや収納ボックスなどで補うといいでしょう。
ただし、大型収納は間取りと同じように後から調整するのが難しいので、なるべく設計の初期段階から検討する必要があると覚えておきましょう。

窓の数を減らす

窓の数を減らす、または小さくするのも、コスト削減の有効な方法です。窓の数が多いと設置費がかかり、サイズが大きければその分コストもかかります。また窓は冷暖房の効率にも影響するので、気密性・断熱性を上げて光熱費を抑えるためにも、数やサイズを慎重に考える必要があります。
日差しの強すぎる西側やあまり日の当たらない北側は、窓の数を減らしたり換気用の窓として小さくしたりすると、それだけで十分なコスト削減になります。日当たりや通風を考慮して配置するといいでしょう。

仕上げ材を見直す

天井や壁、床の仕上げ材は部屋ごとに変えずに統一し、種類を少なくすることがコスト削減の定石です。一部分は塗り壁、一部分はクロスにするなど仕上げ材を統一しないと、それぞれに専門の職人が必要になり、人件費がかさんでかえってコスト高になってしまいます。
また、素材の種類が増えれば半端材が多く出ることになるので、無駄な費用が増えてしまうことにもなります。
天井と壁の仕上げ材で安いのはクロス仕上げです。クロスだと工期も短く済みますし、経年で劣化した場合のリフォームも、安価で手軽になります。

照明やエアコンは自分たちで用意する

家を新しくするにあたって家具や家電も新調するという場合、エアコン照明などは住宅会社に依頼するのではなく、自分たちで手配するとコストが抑えられます。家電量販店などでまとめて購入すれば、その分のポイントも付与されるので、コスト削減+お得になるといえるでしょう。
ただしエアコンは夏の繁忙期と重なると、設置手配が間に合わなくなる可能性があります。また気に入った商品の在庫がない場合、取り寄せで時間ががかることも。入居と同時に設置できるよう、なるべく余裕を持って手配しましょう。

予算オーバーでも削らない方がいいところ

費用を抑えるためにあれもこれもと削ってしまうと、住宅の性能や住み心地に影響を与えてしまう恐れがあります。
予算オーバーでも削らないほうがいいところ、慎重に検討すべきところをご紹介します。

外壁

毎日雨風や直射日光、気温差にさらされる外壁は劣化が早いため、安価な外壁材でつくると色褪せやひび割れ、シロアリ被害などであっという間に傷んでしまいます。
メンテナンスの頻度が上がると、それだけ修繕費用もかかることになるので、コスト削減のためとはいえ外壁の質は安易に下げないほうが賢明です。
最初に丈夫で機能性の高い材質でつくっておいたほうが、長い目で見たときにコストダウンとなります。また外壁・外観は家の第一印象ともなるので、なるべく美しく保てるようにしておきましょう。

セキュリティ

安心して暮らすためには、セキュリティ機能を充実させることも重要です。外構に費用をかけたくないからと、フェンスや門を作らなかったり安価なもので済ませたりすると、部外者の侵入を容易くしてしまう原因になります。
外構工事の費用は最初にしっかり予算配分し、あまり削りすぎないようにしましょう。加えて窓を防犯ガラスにする外から目につきにくい部分の窓には面格子を付けるなど、防犯対策も講じておくと安心です。訪問者がわかる画面付きインターフォンの設置も検討してください。

断熱材

高い断熱性能は、家の快適さを保つために必要不可欠であり、優先順位の高い機能といえます。断熱材を安価なものにすると、夏暑く・冬寒い家になってしまうため、ここでコスト削減を図るのは得策といえません。
断熱性能が低いと光熱費がかかるだけでなく、結露やカビによる健康被害の恐れや、家自体の傷みがひどくなる可能性もあります。また安価な断熱材は耐久性も低いため、メンテナンス費用のことを考えても、最初にしっかりとした品質のものを選んだほうが確実です。

耐震性

地震の多い日本で耐震性に関わる部分を削るのは、災害時に大きな被害をもたらす可能性があるためとても危険です。耐震性を高めることは、住まいと家族の安全のために欠かせない最優先事項といえます。
建築基準法により、どの住宅会社も耐震規定を満たした家を提案していますが、最低限の備えで災害時にどれだけ耐えられるかは未確定です。耐震性に関する部分は削らないだけでなく、なるべく高水準の備えをしておくようにしましょう。

まとめ

注文住宅のプランニングは、誰もがわくわくすると同時に、予算との兼ね合いで悩むところでもあります。コスト削減は予算を守るために必要な方法ではありますが、あまり意識しすぎて家づくりが楽しくなくなってしまったら本末転倒です。
自分たちの理想と現実の金額を照らし合わせながら、上手に調整してみてください。

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