注文住宅の後悔や失敗!理想の家づくりのポイントを解説

後悔ポイント 間取り 2024.04.06

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注文住宅 失敗 後悔

「家を建てる」ということは、人生の中でも最も大きな投資の一つであり、家族が幸せな時間を過ごす場所として理想の家をつくりたいと思いますよね。

しかし注文住宅を建てた後に、イメージと違った、実際に暮らしてみたら不便なところがある、ライフステージの変化に対応できなかった、など後悔や失敗をしたと思う人は数多く存在します。

後悔のない家づくりのためにも、よくある失敗例を知っておくことが大切です。

そこで、本記事では実際に注文住宅を建てた方の後悔や失敗例とアドバイスを元に、失敗せずに理想の家づくりを達成するポイントをご紹介します。

注文住宅をお考えの方はぜひこの記事を参考にして、家づくりに役立ててください。

間取りの後悔や失敗例

  • 洗濯機置き場が1階で物干し場が2階なので、干す際に苦労する
  • キッチンが2階にあるので、お米など重い食材を運ぶのが辛い
  • 子供部屋が足りなくなった

デザインを重視した結果、実際に住んでみると使いにくいと感じるケースも多くあります。

「良かれと思って作ったものの、住んでみたら実は必要なかった…」という声や、「部屋数が多すぎた」「バルコニーを2つ作ったけど全く使わない」といった具体的な例もあります。

また水回りに関連して後悔の声も多く聞かれます。

こうした後悔を避けるためには、各シーンごとに自身がどのように動き、その部屋でどのような活動を行うのかを考え、一連の流れがスムーズになるように配慮しましょう。現在の生活から、自身が便利だと感じる要素を取り入れることも有益です。

間取りは浴室・脱衣所・洗面室・トイレなどの水回りをまとめたので、お風呂へ行く前のトイレや、トイレ後の手洗いがスムーズ。キッチンも近くにしたので、料理をする合間にお風呂の準備ができるのが良いです。脱衣所と洗面室を分けたのもこだわりです。

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リビングの後悔や失敗例

リビングは家族が長時間過ごす場所であり、後悔の原因となる要素も多く存在します。
「もう少し広くしておけばよかった」「日当たりが強くて夏は暑い」「リビングに吹き抜けを設けたため冬は寒い」「玄関からリビングが丸見えで来客時に困る」といった声もよく聞かれます。

  • 天井を吹き抜けにしたら寒かった
  • 床暖房を入れるべきだった
  • 窓の面積を広くしすぎたため、テレビや家具の置き場が限定されてしまった

リビングの後悔を避けるためには、家族構成に合わせて広さを考慮し、快適な室温を保てるような間取りを設計することが重要です。

さらに、コンセントの位置にも注意が必要です。リビングではゲーム機や扇風機、暖房器具、掃除機など、多くの電気製品を使用することがあります。
将来的な家電の導入や配置の変更にも備えて、コンセントの配置と数に気を配りましょう。

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キッチンの後悔や失敗例

  • IHにしたが火力が物足りなかった
  • キッチンの高さと身長が合わなかった
  • スペースが足りず、水切りかごや電気ケトルを置けなかった

キッチン周りでも、間取りや動線の失敗がしばしば見受けられます。自分がキッチンで料理をする際の動線を想像してみることが重要であり、日常的に使っている動線や、「こんな配置だったらもっと使いやすい」と思う点を考慮して、間取りを決めるべきです。

また、キッチンの広さや高さも重要な要素です。収納スペースが不足していたり、キッチンの高さが自分に合っていない場合もあります。
キッチンに必要なアイテムをリストアップし、必要な広さを確保しましょう(冷蔵庫、電子レンジ、食器洗浄機、ケトル、炊飯器、水切りラック、ゴミ箱など)。
キッチン台の高さにおいては、適切な高さでないと家事がしにくくなるだけでなく、腰痛の原因にもなります。
キッチン台の高さは一般的に「身長÷2+5cm」(例えば身長が160cmの場合、「85cm」)が使いやすいと言われています。選んだキッチン台が自分に合っているか、確認することが重要です。

玄関の後悔や失敗例

  • 収納が足りず、物があふれてしまった
  • 玄関ドアから照明のスイッチが遠く、夜の帰宅時に不便
  • 土間面積が小さくベビーカーを置けない

シンプルな玄関の設計のため、靴や傘を収納するスペースが足りず、玄関が物で溢れてしまうことがあります。
靴を収納できるシューズクロークや、コートやバッグを立ったまま掛けられるコートクロークを事前に設計しておけば良かったと後から気付くケースが多いようです。

また、家を建てた後に照明の位置に問題を感じることがあります。例えば、光が人の真上や玄関から入ってくる人の背後に当たるような位置に照明を配置してしまうと、靴を脱ぐ際に陰になって転倒しやすくなったり、来客の顔が暗く見えてしまったりすることがあります。

これらは細かな点ですが、設計段階で照明の位置や配置について検討し、問題がないかを確認しておくことが重要です。

浴室の後悔や失敗例

  • 浴室のテレビはいらなかった
  • 脱衣所と洗面所は分けるべきだった
  • 浴室乾燥機をつけるべきだった

浴室にテレビを設置しても、実際には全く使用しないため後悔することがあるようです。テレビを観る頻度や環境によっては、浴室内に設置する意味がないと判断されることが多いです。

また、脱衣所と洗面所は分けて設けるべきであったとの声があります。
このようにすることで、同時利用がしやすくなったり、プライバシーも保護されるメリットがあるため、子どもが大きくなってきた場合や朝の身支度時には特におすすめです。

トイレの後悔や失敗例

  • トイレがリビングに近く、音や臭いが気になる
  • 各階にトイレを設置するべきだった
  • トイレ内に手洗い器をつけるべきだった

リビングエリアの近くにあるトイレは使い勝手が良くないようです。音や臭いが広がり、来客や食事中の家族が不快に感じてしまうこともあるため、リビングから離れた設計が望ましいでしょう。

意外と盲点なのが、トイレ内の手洗い器です。トイレのあとは必ず手を洗う必要がありますから、トイレ内に手洗い器を設置しておくと家族の健康のためにも良いですよね。

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収納の後悔や失敗例

収納は家づくりにおいて悩みの種となる要素の一つです。多くの失敗事例から見られる後悔ポイントは、「思っていたよりも収納が少なかった」ということです。リビングやキッチンなどの収納スペースが不足しており、家具を追加したり自作したりして対応する必要があるという声もあります。

  • リビングにもクローゼットを作ればよかった
  • パントリーを作ればよかった
  • 収納スペースの奥行が深すぎで物の出し入れが大変
  • 屋根裏収納のハシゴでの上り下りが大変

収納は十分あるのに使いづらい

収納があるにも関わらず使いにくい理由の一つは、動線の問題です。収納場所が動線上になく、物をすぐにしまえないことがストレスの原因となってしまうという声が寄せられています。

また収納スペースは確保されているものの、奥行きが深すぎるために物が取り出しにくく、不便を感じる場合があります。
特に小物や洋服などを収納する場合は、奥行きを40〜60cm程度に設計すると取り出しやすくなります。

屋根裏収納を設置して後悔

屋根裏収納には階段が設置できないため、ハシゴでの上り下りとなります。重い荷物を屋根裏収納に運ぶのは大変で、危ないです。また小さいお子様がいる家庭は、ハシゴからの転落も考えられるため、勝手に入ることがないように工夫が必要です。

こういったことから屋根裏収納を活用できないと、結局使わないスペースになってしまいます。家族の生活スタイルや必要な物の量を考慮して適切な収納スペースを計画することが重要です。

屋外の後悔や失敗例

  • 駐車場が小さかった
  • 自転車置き場を作るべきだった
  • 外壁の色や玄関ドアのデザインを派手にしすぎた

外壁の色をサンプルだけで選んでしまうと、実際に建てた時にイメージと異なる場合や、外壁の色が周囲と調和しないため違和感を感じることがあります。

このような失敗を避けるためには、選んだ色で施工されているモデルハウスなどを実際に見て確認することが重要です。
駐車場には自家用車の縦横よりも1m以上の余裕を確保することが望ましいとされています。
将来的な車の買い替えを予定している場合は、今の車の大きさだけでなく、将来的な大きな車に対応できるスペースを設計段階で考慮することが重要です。

設備の後悔や失敗例

設備面では、コンセントや水道の数、窓シャッターについての失敗談があります。

  • コンセントが少なく、家具で隠れてしまい使い勝手が悪かった
  • ベランダに水道をつけなかったため、掃除が大変
  • 電動の窓シャッターをつけるべきだった

コンセントは、後から家具などで隠れてアクセス不可になってしまうこともあり、生活スペースや家具レイアウトを考慮し、十分な数のコンセントを設置しておくことが大切です。

また、ベランダは洗濯物や植物の手入れ、掃除などに利用する場所ですが、水道がないとその作業が困難です。こうした作業をスムーズに行えるよう、ベランダに水道を設置することは非常におすすめです。

電動窓シャッターには防犯の役割もありますが、近年は台風による被害が深刻化していますから、窓シャッターを電動にしておくと安心です。

お子さんがいるご家庭は収納を多く作るのがいいと思います。また、玄関を広くするのが個人的にはオススメ。ベビーカーを畳まなくても邪魔にならない広さがあると煩わしくないし、玄関が広いと家の印象も良くなると思います。

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注文住宅で後悔や失敗しないためのポイント

注文住宅で後悔や失敗しないためには、以下のポイントに注意することが重要です。

  • 資金計画をたてる
  • 将来を見据えた間取りにする
  • 住宅会社は慎重に選ぶ
  • 担当者とのコミュニケーション

これらのポイントを意識しながら、計画段階から工事の進行、引き渡しまでの過程を丁寧に進めることで、後悔や失敗を最小限に抑えた満足のいく注文住宅を実現することができます。

資金計画をたてる

注文住宅は、建売住宅に比べてカスタマイズや設計の自由度が高くなるため、費用がかさむ傾向があり、予算をオーバーしないように注意が必要です。

また、注文住宅は建売住宅と比べて建築プロセスが長くなるため、支払いのタイミングも異なります。

頭金や工事中の支払い、引き渡し時の支払いなど、段階的に支払いが行われます。適切な資金計画を立てておかないと、支払い期限に間に合わない場合や予期せぬ出費が重なる場合に、支払いが困難になる可能性があります。

将来を見据えた間取りにする

家族構成は時間とともに変化することがあります。結婚や出産、子供の成長などにより、家族の人数やニーズが変わることがあります。
将来的に追加の部屋やスペースが必要になる可能性を考慮し、柔軟な間取りを計画することが重要です。

例えば、将来的に子供部屋やホームオフィスが必要になるかもしれません。間取りを将来の変化に対応できるようにすることで、長期的に快適に暮らすことができます。

住宅会社は慎重に選ぶ

注文住宅を建てる際には、ハウスメーカー、工務店、設計事務所といった住宅会社の種類を理解し、自身のニーズに合った業者を選ぶことが重要です。

なぜなら、それぞれの会社には得意なことや提供できるサービス、アフターメンテナンスの範囲や対応地域などが異なるからです。

特徴                 メリットデメリット
ハウスメーカー         全国展開をしており主要都市にモデルハウスや営業所を構える・施工エリアが広い
・工期が短い
・仕上がりが均一
・倒産のリスクが低くアフターメンテナンスも安心                
・工務店と比べて費用が高い           
・プランの自由度が低い
工務店中規模または地域密着の小規模で営業・費用が安い
・プランの自由度が高い
・アフターサービスが手厚い
・工期が長い
・施工の精度に当たりはずれがある              
・工務店によってアフターサービスに差がある                    
設計事務所建築家(設計士)が在籍し、依頼者のオーダーに沿って住宅を設計する・個性的な住宅を建てられる    
・工事監理が徹底しており手抜き工事のリスクが低い                  
・予算に合わせて間取りや部材の調整を考えてくれる
・設計や監理の費用が高額
・希望の住宅を得意とする設計者を探すのに苦労する                       
・工期が非常に長い

ハウスメーカー

大手ハウスメーカーは、全国的に展開しており、主要都市や地域にモデルハウスや営業所を構えています。

これにより、実際に見学や相談ができる場所が近くにあるため、建築プロセスのイメージを持ちやすくなります。

また、モデルハウスを見学することで、デザインや間取りの参考にすることができます。ハウスメーカーは多くの住宅ラインナップを持っており、これらの住宅をベースにして建てることが一般的です。既存の設計に基づいて施工されるため、設計の安定感があります。

プロの設計チームによって作られた住宅プランは、機能的で使いやすく、住環境の基本的な要素を網羅しています。

工務店

工務店は、ハウスメーカーと比較して中規模または地域密着の小規模な営業スタイルを取っています。

これにより、顧客とのコミュニケーションがスムーズであり、個別の要望に柔軟に対応することが可能です。

また、工務店は地域の建築事情や風土に精通している場合が多く、地域に合った住宅建築を行うことができます。

独自のデザイン性や工法を持つ工務店もあり、個性的な住宅を実現することができます。また、工務店は伝統的な工法や技術にも精通している場合があり、木造や和風建築など特定のスタイルやテイストを重視する方にとって適しています。

設計事務所

設計事務所は、建築家や設計士が在籍しており、建築設計やプランニングに特化した専門的な会社です。

建築家はデザインや空間計画において専門知識と経験を持ち、依頼者の要望やライフスタイルを踏まえながら、個性的でオリジナルな住宅を設計します。

建築家のアイデアや創造性により、他の住宅とは異なる独自の家づくりが可能です。自分たちの個性やセンスを反映させた住まいを実現したい方にとっては最適な選択肢と言えます。

【口コミ体験談・アドバイス】

大きい会社ではないので、どうしてもちょっと人手不足な面があるというか、メールの返信や確認事項への回答など、レスポンスの遅さが気になる点ではありましたね。
小規模工務店に依頼する以上、向こうからのアクションを待つだけでなく自分でも動かなければ物事がスムーズに進んでいかない、というのは理解しておいたほうがいいかもしれません。
家づくりに関して自分たちで積極的に動けるのか、住宅会社主導で進めたいのかによっても、選ぶべき住宅会社が変わってくると思います。

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担当者とのコミュニケーション

依頼したハウスメーカーや工務店の担当者とのコミュニケーションが重要ですが、これが円滑に行われなかったり、思うような設計ができなかったというケースも存在します。それには、以下のような理由によるものが考えられます。

  • 意思疎通が不十分だった
  • もっともこだわりたいところを伝えきれなかった
  • 急かされて納得できないまま進めてしまった
  • 提案が少なく満足のいく家にならなかった

意思疎通が不十分だった

担当者との意思疎通が不十分なまま施工が進んでしまうと、設計の認識の相違や要望の漏れが生じる可能性があります。

その結果、後になって施工のやり直しが必要となったり、余分な費用がかかることがあります。

もっともこだわりたいところを伝えきれなかった

担当者の提案に従いすぎて自身のこだわりを伝えきれなかった場合、完成した住宅に満足できないことがあります。

家づくりでは自身の要望や好みをしっかり伝えることが重要です。

急かされて納得できないまま進めてしまった

担当者によるプレッシャーや急かしにより、自身が納得できないまま設計が進められてしまうケースもあります。重要な判断は慎重に行う必要があります。

提案が少なく満足のいく家にならなかった

担当者からの提案が少なく、自身の期待や要望に対して十分なアドバイスが得られなかった場合、後になって後悔することがあります。

家づくりは一生に一度の大きな投資ですので、納得のいく提案を求めることが重要です。

設計士さんは私たちの希望通りにしてくれましたが、もう少しメリットデメリットを教えてほしかったです。シューズクロークをウォークスルーにしたのですが、それによって廊下が少し曲がってしまって。
設計士さんはこれまでたくさん設計されてきたと思うので細かな部分を教えてほしかったなと。

匿名

設計士さんは私たちの希望通りにしてくれましたが、もう少しメリットデメリットを教えてほしかったです。シューズクロークをウォークスルーにしたのですが、それによって廊下が少し曲がってしまって。
設計士さんはこれまでたくさん設計されてきたと思うので細かな部分を教えてほしかったなと。

sosukemama_house

【口コミ体験談・アドバイス】

住宅会社を選ぶ際、優秀なハウスメーカーや工務店であればなおさらですが、品質や技術面で比較検討するのは正直難しいと思います。でもやはり、ある程度は知識を蓄えておいたほうが選びやすくなるのは確かです。なので多少なりとも会社ごとの特徴などを調べておき、その上で自分たちの好みに合うか、信頼できるかを判断するといいと思います。

nnya_myhome.mylife

注文住宅で失敗しないために建てた後の暮らしをイメージすることが大切

注文住宅で後悔した例や失敗しないために気をつけるべき点について解説しました。

注文住宅を建てる前には、実際に購入した人たちの失敗事例を学び、そこから得た知識を活用することも大切です。

また、資金計画や施工会社の選び方、担当者とのコミュニケーションなども注文住宅で後悔しないためには押さえておくべき要点です。

そして、最も大切なのは、建てた後の暮らしをイメージすること。家族のライフスタイルに合った注文住宅を建てることが、後悔しないためのカギとなります。

ご自身の生活スタイルやニーズに合わせた間取りや設備の選択、専門家の助言を活用しながら、理想の住まいを実現しましょう。

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住宅ジャンル別での後悔ポイントをまとめた記事も作成しています。建てようと思っている住宅ジャンルに当てはまるものがあればぜひご参考ください。