
一生ものの買い物である注文住宅。後悔も失敗もない家づくりにしたいと誰もが思うのではないでしょうか。
しかし、建てた後に気付く失敗例は数多く存在します。
完成した家がイメージと違っていた。
実際に生活をしてみて、間取りや収納・家の設備など、ライフスタイルに合わないものを選んで暮らしに不便を感じる。
長年暮らして、ライフステージの変化に対応できなかった…
このように後悔した事例はさまざまあります。
そこでこの記事では注文住宅でありがちな失敗例と実際に家を建てた方のアドバイスをご紹介します。
どんな点に注意すればよいのか事前のチェックし、後悔しない家づくりに役立てください。
失敗例から学ぶ5つのポイント
後悔のない家づくりのために、よくある失敗例を把握することは大切なことです。
実際に家づくりの失敗に多いのは以下の5つです。
- ・間取り(動線)
- ・収納
- ・設備
- ・外構、外壁
- ・住宅会社選び
これらに関するや失敗例や、実際に注文住宅を建てた方々の体験談・失敗しないためのアドバイスなどもご紹介します。
もっとこうすればよかった…という後悔ポイントをチェックし、同じような失敗をしないようにしていきましょう。
間取り(動線)

間取りは快適な生活をする上で重要ポイント。間取りを考える上で家事動線を考慮するのは必須事項と言えます。使いづらい間取りはストレスになり、家の居心地を悪くしてしまうこともあります。
イメージしていた暮らしや動作が実際と違った
デザインを重視したため、実際に住んでみると使いにくいと感じた人も多くいます。特に水回りに関する後悔の声を多く見受けられます。
- 水回りをワンフロアにまとめればよかった
- リビングが1階なのに浴室が2階だから移動が大変
- 洗濯機が1階・ベランダが2階だから干すのに一苦労
など
間取りは浴室・脱衣所・洗面室・トイレなどの水回りをまとめたので、お風呂へ行く前のトイレや、トイレ後の手洗いがスムーズ。キッチンも近くにしたので、料理をする合間にお風呂の準備ができるのが良いです。脱衣所と洗面室を分けたのもこだわりです。
良かれと思って作ったものの「住んでみたらいらなかった…」という声も多く見受けられます。
「部屋数が多かった」「バルコニーを2つ作ったけど全く使わない」など、イメージしていた暮らしや動作が実際と違ったことが原因のようです。
各シーンごとでどのように動いているか、その部屋では何をするのか、一連の流れがスムーズになるように考えてみましょう。今の暮らしからあったら便利だと思うものを取り入れるのもいいでしょう。
間取りについては「朝起きてから」「帰宅したら」「お風呂入るとき」「洗濯するとき」「洗濯物をしまうとき」などを各シーンを想像して、生活に直結した動線を確認するのがオススメです。あわせて、照明のスイッチの場所も考えるといいと思います。
間取りは動線を意識しました。玄関にコートやバッグなどをすぐにしまえるようにクローゼットを作り、そこからリビングへも洗面所へも行けるようにしました。キッチン横に洗面室を設置したので、手を洗ってすぐに食事の準備ができるのでラクです。
帰宅後一番に手洗いできるように玄関に洗面台、すぐに上着をかけられるようにクロークはLDKに。ストレスなく洗濯できるように脱衣所・浴室・ランドリールーム・洗濯機は2階に集約しました。テレワークできる1.7帖の書斎にはスーツをかけられるように背面にハンガーポールを設置しました。
先々を見据えた間取りにしなかった
部屋に関しては数が少ないor多いは定番ですが、意外にも多いのが先々を見据えた間取りにしなかったこと。
将来の家族構成や使い方に合わせて仕切ったりリノベーションしたりできるように、フレキシブルにしなかったことを後悔する声が挙がっています。
先々を考えてフリースペースを設けたオーナーさんもいました。将来的にはこうなるかもしれない、といったことを考えておくと数年先の後悔が減らせると思います。
何十年も住むので間取りにもこだわりました。2階にある約20帖のフリースペースは先々を考えてのものです。将来子どもが増えても部屋を作ったり、そのときに最適な間取りを作ったりすることを想定して今はあえてフリーにしています。
キッチン周りの後悔

キッチン周りでも動線が悪くて使いづらいという失敗があります。
冷蔵庫の位置がコンロやシンクと離れていたり、冷蔵庫の配置を間違えたりすると片面ドアが邪魔になって「食器や食材を取る」「調理する」「片づける」といった動きに無駄が生じます。
そのキッチンで料理している自分をイメージしてみましょう。普段慣れている動線やもっとこうだったらいいのに…と思っていることから間取りを考えてみて下さい。
キッチンの広さや高さの失敗
物を置くスペースが足りない、高さが合っていないことも失敗談にありました。
キッチンを狭くしてしまうと、必要なものが入らず使い勝手が悪くなってしまいます。キッチンに置くものをリストアップし、広さを確保しましょう。(冷蔵庫・電子レンジ・食器洗浄機・ケトル・炊飯器・水切りラック・ゴミ箱など)
キッチン台の高さがあっていないと家事がしにくくなり、腰痛の原因にもなります。台の高さは「身長÷2+5cm」(160cmの人であれば「85cm」)の高さが利用しやすいと言われています。
選んだキッチン台が自分に合っているかしっかり確認しましょう。
トイレ・お風呂での後悔
トイレ・お風呂の間取りでありがちな失敗の例は次の3つです。
(1)トイレの位置がリビングに近い
リビング近くに配置してしまうと音やにおいが気になります。トイレは来客も使うので人が集まるリビングと近すぎると、気まずい思いをさせてしまう可能性があります。
(2)トイレを2箇所作ればよかった
トイレを1箇所だけにした場合、家族が増えてトイレの利用頻度が増えた際に不便です。また、足腰が弱って2階の寝室から1階のトイレに向かうのがつらくなった時に後悔しがちです。
(3)脱衣所と洗面所が同じ
脱衣所と洗面所の場所が同じだと、浴槽やシャワーを使いたい人と、顔や手を洗いたい人が別々にスペースを使うことができず、家族が多いと混雑してしまいます。
吹き抜け天井の後悔

人気の天井が吹き抜けになったリビングですが、住宅の性能によって暖かい空気が部屋の上に上がってしまい「思ったよりも寒かった」という実例があります。
住む地域や住宅性能によって感じ方は変わるので、本当に吹き抜けでも問題ないか検討していきましょう。
窓の後悔
ミニークのインタビューでもよく耳にするのが窓の失敗です。図面では良かれとは思っていても、実際に出来上がったものを見てみると後悔の声が多くあがっています。
- 思ったよりも窓が小さいor大きい
- 数が少ないor多い
- 窓の位置が高すぎた
- 窓を設けなかったので明るさが足りない
など
住んでみると窓の大きさや子ども部屋のサイズなど、もう少し考えればよかったなと。住んでみないとわからないことが多いなと思いました。

開放感のある空間しようと窓を大きく取りすぎると、夏は日が当たりすぎて暑く、冬は防寒しづらく寒い、あるいは眩しすぎて日中リビングで過ごしづらくなってしまうことも。
また、二重窓やサッシをもっとこうすればよかった…という後悔の声もあります。
「子どもの泣き声が外に漏れてしまう」「冬は冷えるからサッシのグレードを上げれば良かった…」などの失敗事例を見受けられます。
窓で失敗する原因としては、設計士に任せっぱなしだったことが多いようです。また「窓に対して設計士からアドバイスがなかった」いうケースもありました。
自分から設計士に質問したり、後悔ポイントで失敗例を見ながら研究したりするのがおすすめです。
玄関の後悔
玄関での後悔で多かったのが収納や照明です。
収納が足りない・シューズクロークやコートクロークがほしい
玄関をシンプルに設計したため、靴や傘を収納するスペースが足りず玄関が物であふれてしまうこともあります。
靴を収納できるシューズクロークや、コートやカバンを立ったまま掛けられるコートクロークを設計しておけばよかったと後から気付くケースもあります。
お子さんがいるご家庭は収納を多く作るのがいいと思います。また、玄関を広くするのが個人的にはオススメ。ベビーカーを畳まなくても邪魔にならない広さがあると煩わしくないし、玄関が広いと家の印象も良くなると思います。
照明の位置
家を建ててから照明位置に後悔するケースも少なくありません。
光が人の真上や玄関から入って来た人の背後に当たるような位置に照明を配置してしまうと、靴を脱ぐとき陰になって転倒しやすくなったり、来客の顔が暗く見えてしまったりします。
細かいところですが、その位置につけて問題ないかは確認しておきたいところです。
色のイメージ違い
床材・天井・壁紙などの色がイメージと違ったという後悔も多いです。
家づくりには決めなくてはいけない事柄が多いので、どうしても抜け落ちてしまうことや、確認があいまいになってしまうことが出てきます。うちの場合、それが和室の畳でした。畳の色をどうするかというときに、あまり深く考えずに選んでしまい、実際に組み込んでみたらちょっとイメージと違ってしまって(笑)。我が家で唯一残念だったのはそこですね。
細かいところも含めて、もっと事前によく下調べをしてから判断すればよかったと思っています。
面積が多いところで取り入れるものはサンプルだけで判断すると失敗につながるので、事例を見てみることをおすすめします。
インスタグラムで商品名や品番をハッシュタグにして検索すると、そのアイテムを使った写真が投稿されていることがあるので、決める前にチェックしてみてください。
収納

収納も家づくりでは頭を抱える一つです。
後悔ポイントで多い失敗事例が「思っていたよりも収納が少なかった」こと。リビングやキッチンの収納が足りず、家具を買い足したり自分で後から作ったりして対応しているという投稿もあります。
たくさん収納はあるのに使いにくい理由は動線です。動線上に作らなかったため、すぐにしまえないことでストレスを感じてしまうという声がありました。
ウォークスルークローゼットのように移動しながら取り出せる収納もあるので、時短したい人や作業効率を上げたい人は、事例を参考にしてみてください。
収納サイズで後悔
収納の大きさが合っていなかったことを後悔することもあります。大きさは変更するのが難しいので、よく考えて決めることが大切です。
収納棚の規格は調べておいたほうがいいと思います。住み始めてから、洗面所の棚の奥行きが狭いとわかって。収納は高さや幅、奥行き、棚板の種類など確認して、あらかじめ何をどこに置くのかを考えるのがいいかと思います。
ウォークインクローゼットが意外と狭くて入らない
ウォークインクローゼットは内部に人が入れる空間があるクローゼットです。壁面収納と違い、中に人が入ってL字型かコの字型に収納するので、スペースを取る割には収納スペースが狭く、物や服が入らないこともあります。
必要な分がちゃんと収納できるか確認して広さを決めていきましょう。
奥行がありすぎて奥の物が見えない、取り出しにくい
収納スペースを確保したものの、奥行きがありすぎて物が取り出しづらく不便だったというケースもあります。小物や洋服を収納する場合の奥行きは40~60cmまでに設計しておきましょう。
屋根裏収納で後悔
収納スペースの代表格である屋根裏部屋の収納の失敗例として、「階段ではなくハシゴで上がるタイプにしたため不便を感じて使用しなくなった」「窓をつけなかったため換気が上手くできなかった」といったことがあげられています。
夏場は屋根裏が想像以上に暑くなります。換気が上手くできず収納に苦労することもあります。
使わないものを保管しておけて便利な屋根裏収納ですが、使わなければせっかく作ったスペースがもったい無いですよね。
行き来のしやすさや室温・湿度調整などができるようにするなど、使い勝手の良さも考えて作っていきましょう。
どこに収納があると便利か、どんなタイプの収納にするといいのかなど、自分の生活スタイルと照らし合わせながら、体験談などを参考にして考えていきましょう。
家づくりでやっておいて良かったことは、玄関スペースとリビングに収納を作ったことと、子ども部屋の狭さを解消するために収納の扉をなくしたこと。
リビング、キッチン、お風呂といった主要なものに加え1階にランドリールームをつくったのですが、これが大正解! 子どもの着替えなどいちいち2階の寝室に上がらずに対応できて、本当に便利です。家族分の衣類を収納するなら、ファミリークローゼットを設置してもいいかもしれません。
設備

コンセントで後悔
配線もが家づくりで悩むと言っても過言でないのがコンセントです。特に注文住宅を建てる際には悩みに悩む部分。考え抜いて位置を決めたつもりでも失敗した人は多いようです。
「数が足りなかった」「必要な場所に設置しなかった」「設置した高さが微妙だった」といった声が多く挙がっています。
(1)コンセントが少ない
「コンセントをもう少しつけておけば良かった」という声は多いです。特に家電が多いキッチンや、パソコン周辺機器などを使用する部屋には多めにコンセントをつけておくと、もっと必要だったという後悔を防げます。
(2)微妙に届かない位置で延長ケーブルが必要
配置した家電に届かない場合、延長ケーブルでつなぐ手間がかかってしまいます。「家全体を掃除機で掃除して回る際、どこから電源を取ればよいか」と考えた場合、数メートルごとにコンセントを配置する必要があります。
(3)家具を置くと隠れてしまう
家具の置き場所を具体的に決める前にコンセントの場所を決めてしまうと、家具を実際に配置した後にコンセントが隠れて使えなくなってしまいます。
コンセントは生活になくてはならないものですが、一度その位置にすると変更・追加は簡単にはできません。部屋ごとに使用する家電を、間取りにはめ込んでコンセント設置場所を考えてみて下さい。
また、コンセントといってもいくつか種類があるので、設置場所に応じた使い分けがおすすめ。
一般的な二口コンセントも縦型と横型がありますし、LANケーブルなどもつなげられる情報コンセント、USBコンセントなどがあります。どんな機器をどこで使うのかを明確にしておけばミスチョイスを防げますよ。
コンセント選びでは色も注意したいところ。一般的には白が多いですが、内装のテイストによっては浮いてしまうことも。コンセントのカラーバリエーションは豊富にあるので、色にもこだわってみましょう。
コンセントの設置場所で後悔が多いのがテレビやエアコン、冷蔵庫、洗面室です。
思っていたよりも目立ってしまったり、位置が微妙なため使いにくかったりと嘆く声が多く挙がっています。
意外に盲点になりがちなのが収納のコンセントです。収納内で掃除機など充電をする人はお忘れなく。
【関連記事】新築・注文住宅のおすすめなコンセントの位置とは?
床暖房設備で後悔
足元から体を温める床暖房は設置する場所によっては失敗することも。よくある失敗例を2つ紹介します。
(1)リビングには必要なかった
床暖房を設置しても、リビングでは主にソファーや椅子に座って過ごし、床に直接座ることがないので必要なかったというケースもあります。
もちろんそうでない場合はあった方がいいので、自分たちの生活スタイルから必要かどうか決めてください。
(2)キッチンに入れればよかった
長い時間、水回りの作業が多く立って料理をするキッチンは足元が冷えやすいため、床暖房が効果を発揮します。料理中に体が冷えることが多く、後からキッチンに床暖房を入れておけばよかったと後悔するケースも多くあります。
床暖房がどれだけ必要かは住む人によってさまざまです。家全体に床暖房を設置してよかったという方もいました。
床暖房はトイレ・浴室・クローゼットにまであって、最初は過剰なのでは?と思いましたが、春のような自然な暖かさです。住宅展示場で体験して、その心地良さに感動しました。
体験できる展示場があれば実際にどのような感じか確かめてみましょう。
また今の生活で寒いと感じる所には、取り入れる価値が十分にあるはずです。
設備に関することは「盲点」となる部分もいくつかあります。そんなところ考えつかなった…というような失敗もあるので、実際に建てた方の口コミをたくさんチェックしてください。
設計図を考えているとき、盲点になるのが高さなのでここは注意するといいです。コンセントでもベッドの近くだとちょうどいい高さは変わるし、指定しないと目立つ場所に換気扇がついてノイズになったりするので、細かいですけど細部まで考えたほうがいいと思います。
室外機や電気メーターの位置も実は大切で、よく考えないと悪目立ちするなと痛感しました。
完成後、家の真正面に電気メーターが設置されているのを見たときはショックでした。そういった設備の位置は変えられないので、家づくりの際には外観全体も意識することをおすすめします。
外構・外壁

外構については「仕上がりが雑」「工期が大幅に遅れた」などの理由で、業者選びをもっと慎重にすれば良かったとの声が多くありました。業者とのイメージの共有ができていなかったことも失敗の原因にあげられます。
外構は家よりもイメージがしにくかったり伝わらなかったりするので、間取りや内装と同じように画像を集めるなど情報収集に注力するといいでしょう。
外構は打ち合わせ終盤で決めたり、考えるのを後回しにしてしまったりすることが多く、考えることにに疲れてしまい適当に決めてしまう人も少なくないようです。その結果「イメージと全く違った」という声を多く見受けられます。
予算内に収めるために外構費用を抑えた結果「家は気に入っているけど外構がちゃっちい…差がありすぎる」といった声も挙がっていました。
また、費用を抑えるために外構を自分でやる人も多いようですが、やはりなかなか難しいようです。
「自分で選んで敷いた石だけど、風で飛んでいく」「真砂土にしたら雑草が盛りだくさん」といった声がありました。
マイホームは家だけでなく外構も重視すべしと考えて、業者任せにしないようにしましょう。
駐車場で後悔
駐車場の後悔はスペースの広さによるものが多いです。車の出し入れや買い替えを予定している場合はもし大きな車にしたら…といったことも考えておきたいポイントです。
駐車場のスペースが足りないと余裕をもって車の出入りができず、乗り降りにも苦労することになります。自家用車の縦横よりも1m以上の余裕を持たせたいところです。
住宅を建てた当初は軽自動車だったものの、大きめの車に乗り換えたため広い駐車場スペースが必要になった、というケースもあります。
買い替え予定があるなら、今の車の大きさだけでなく大きい車にしても大丈夫か、ということも設計の際に考慮しておくと後々不便になりません。
ウッドデッキ(テラス)で後悔
開放的な空間を生み出せることで人気のウッドデッキを設置した場合の失敗例を2つ紹介します。
(1)外から丸見えで使いにくい
ウッドデッキは庭よりも一段高い所に設置するため、デッキに乗って過ごしていると柵や壁の外から様子が丸見えになってしまうことがあります。
通行人や近所の視線が気になって使いにくくなることもあるので、高さや場所が適しているかをしっかり検討しましょう。
(2)庭が狭くなった
ウッドステッキを設置したら庭のほとんどを占めてしまい、ガーデニングや子供が遊ぶスペースがなくなってしまったということもあります。庭の用途を考えてウッドステッキに必要な面積を確認しましょう。
外壁で後悔
意外と多いのが外壁のイメージや色に関する失敗例です。
サンプルだけで外壁の色を選んでしまうと、「実際に建てたときイメージと違った」「外壁の色が合っておらず違和感がある」という失敗例もよくあります。
選んだ色で施工されているモデルハウスがあれば、実際に目で見て確認してみてください。
また、メンテナンス費が割高になってしまったという失敗談もあります。外壁に安い塗料を選ぶと塗料の寿命が短いため、後々のランニングコストを考えると高品質な塗料を選んだ方が費用が安く済みます。
【口コミ体験談・アドバイス】
造っておけばよかったのは自転車置き場。いずれ子どもが使うようになるだろうし、子どもが増えたときのことも考えると、スペースが必要だったなと。自転車のみならず、子どもの遊具が置ける場所は設けたほうがいいと思います。
建築後に気づいたのですが、樋(屋根面を流れる雨水を集めて排水させる筒状の建材)の位置に後悔しています。確認をしてくれなかったので、確認してくれたらこんなことにならなかったのにと思います。
外構は建物の2割くらいの金額をかけると建物と釣り合うと言われますが、実際に外構がしっかりしていない家を見ると見栄えが惜しいと思ったので、手を抜かないほうがいいと思いました。土地代・建物代とは別に外構のお金を用意しておくといいと思います。家づくりでは外構の金額も用意したほうがいいです。
住宅会社選び

ハウスメーカーや工務店の選び方で後悔
ハウスメーカー、工務店、設計事務所の違いを理解してニーズに合った業者を選びましょう。
住宅会社の種類でもそれぞれできること・得意なこと、アフターメンテナンスの範囲や住宅を建てる地域への対応範囲などが異なります。
・ハウスメーカー
大手ハウスメーカーは全国展開をしており主要都市にモデルハウスや営業所を構えています。
ハウスメーカーのラインナップにある住宅をベースに住宅を建てるため、細かなカスタマイズはしづらいものの安定感のある設計が可能です。
・工務店
工務店の多くはハウスメーカーと違い、中規模または地域密着の小規模で営業をしています。
注文住宅にかかる費用はハウスメーカーよりも割高ですが、素材や外観、内装については依頼者の希望をかなえやすいのが特徴です。
それぞれが得意とするデザインや工法に沿った住宅建築を行います。
・設計事務所
建築家(設計士)が在籍し、依頼者のオーダーに沿って住宅を設計するのが大きな特徴です。
ハウスメーカーや工務店よりも間取りや外観についての希望を反映しやすく、個性的な家づくりをしたい人に向いています。
会社によってはハウスメーカーのように対応できる工務店、工務店のように柔軟に対応してくれるハウスメーカー、一貫して施工まで請け負う設計事務所など様々です。
ただ会社選びをする際に全ての会社を見ているとキリがありません。ある程度自分の希望と照らし合わせて会社タイプを絞っておくのも早く自分に合った住宅会社を探し出すポイントです。
【口コミ体験談・アドバイス】
大きい会社ではないので、どうしてもちょっと人手不足な面があるというか、メールの返信や確認事項への回答など、レスポンスの遅さが気になる点ではありましたね。
小規模工務店に依頼する以上、向こうからのアクションを待つだけでなく自分でも動かなければ物事がスムーズに進んでいかない、というのは理解しておいたほうがいいかもしれません。
家づくりに関して自分たちで積極的に動けるのか、住宅会社主導で進めたいのかによっても、選ぶべき住宅会社が変わってくると思います。
【関連記事】理想の注文住宅を建てるためのハウスメーカーや工務店の選び方
担当者とのコミュニケーションで後悔
依頼したハウスメーカーや工務店の担当者とコミュニケーションがうまくいかず、思うような設計ができなかったというケースもあります。
意思疎通が不十分だった
担当者との意思疎通が不十分で、設計オーダーの認識が異なったまま施工が始まってしまうと、施工のやり直しに余分な費用がかかることがあります。
もっともこだわりたいところを伝えきれなかった
「プロの言うことだから」と担当者の提案に従うだけで、外観や内装などのこだわりを伝えきれず、住宅が完成してから後悔するケースもあります。
家づくりでは妥協せず、自分の要望を伝えることが重要です。
急かされて納得できないまま進めてしまった
担当者に判断を急かされて、納得できないまま提案の通りに設計を進めてしまうケースもあります。担当者に押し切られそうになっても大事な判断は慎重に行う心構えでいましょう。
提案が少なく満足のいく家にならなかった
ちゃんとプロとして提案してもらい良い家づくりになった人もいる一方、もっとこうした方がいいといったアドバイスがあったらよかったのに…と後悔する方もいました。
設計士さんは私たちの希望通りにしてくれましたが、もう少しメリットデメリットを教えてほしかったです。シューズクロークをウォークスルーにしたのですが、それによって廊下が少し曲がってしまって。
設計士さんはこれまでたくさん設計されてきたと思うので細かな部分を教えてほしかったなと。
設計士さんは私たちの希望通りにしてくれましたが、もう少しメリットデメリットを教えてほしかったです。シューズクロークをウォークスルーにしたのですが、それによって廊下が少し曲がってしまって。
設計士さんはこれまでたくさん設計されてきたと思うので細かな部分を教えてほしかったなと。
【口コミ体験談・アドバイス】
住宅会社を選ぶ際、優秀なハウスメーカーや工務店であればなおさらですが、品質や技術面で比較検討するのは正直難しいと思います。でもやはり、ある程度は知識を蓄えておいたほうが選びやすくなるのは確かです。なので多少なりとも会社ごとの特徴などを調べておき、その上で自分たちの好みに合うか、信頼できるかを判断するといいと思います。
注文住宅で失敗しないために建てた後の暮らしをイメージすることが大切
家づくりは自分たちの理想を実現しようと細かな設計を見逃してしまいがちです。
家を建てた後の暮らしをイメージして焦らず冷静に家づくりを進め、子供の誕生や老後の暮らしなど、ライフステージの変化などを見越した設計を行いましょう。
【関連記事】
住宅ジャンル別での後悔ポイントをまとめた記事も作成しています。建てようと思っている住宅ジャンルに当てはまるものがあればぜひご参考ください。
利⽤ユーザーの感想
満⾜度には個⼈差があるので流して⾒る程度かもしれません、、😅 ⼈が集まって作っていくものなので相性や信頼関係は千差万別ではないかと思います🤔 しかし、評価が低いと気になります。
2021/06/15
ハウスメーカーについては、2ちゃんねるのような無法地帯のようなサイトで好き放題評価されている情報が多かった。
酷評しているものが多く、本当の評価がよくわからなかった。
きちんと精査された情報サイトはありがたい。
2021/06/03
ステマが多い世の中になっているので、高い買い物だからこそ真実が知りたい
2021/05/19
やはり自分たちと同じような人たちがどれくらいいるのか、どのくらいの予算・場所・建てた会社は気になるし口コミ、書き込みは少なからず参考になると思います。
いいレビューなら、良かったと思いますし、あまり良くないレビューなら、やっぱりな。となりますし💦それで失敗しない家づくりを進める事ができればそれが一番だと思います。
2021/05/10
これから長いお付き合いとなるハウスメーカーや工務店のリアルな口コミを詳しく知ることができるため、利用したい🙆♂️また家族構成や建てた時の年齢なども自分と比べる時に役に立ちそう👍
2021/04/28
やはりレビューや口コミは、生のお客様の声なのでとても参考になる✨
表向きはいいことを発していても、蓋を開けたら違った!ということが少しでも減るのであれば、ぜひこういったサイトを活用した方がいいと思う...
2021/04/12
大体の世帯年収が書かれているとどの程度の年収であればどのくらいの価格の住宅を購入できるのか参考になる😃
2021/04/06
マイホームを立てる時、何も勉強しなかったので、建ったあとでInstagramなどを見て、あー!!こんなんすれば良かった!!って思う事が多々ありました😂😂😂
身近にこういう情報が見れるサイトがなかったものですから😂
2021/03/18
会社選びの参考とホームメーカー各社の比較検討の材料として、施主様のリアルな評価だけではなく、一人一人の家づくりストーリーが1つのコンテンツに込められているので、家づくりにおいて自分達は何を重視すべきかが確認でき、家づくりの参考になると思いました。
また施主の細かい情報(建設地・坪数・年齢・建物費用など)がきちんと書かれているので、自身の希望条件に合わせた情報が得られ、分かりやすくて良いと思います。
2021/03/07
家づくりでInstagramはかなり参考にしたのですが、その方々の細かい家づくりの話などにはすごく興味があったので、まとめられていると助かります🥰
2021/03/02