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注文住宅は自由度が高く、同じ坪数でもかかる建築費用は住宅会社や住宅商品によってさまざまです。それでもいくらかかるのか、予算の目安として相場は知っておきたいものですよね。
住宅会社を選ぶ際に、費用相場より高ければ何にコストがかかっているのか、それは他の会社なら費用が変わるのかなど考えることができます。
また30坪ならどんな家づくりができるのかも疑問点として多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、30坪の注文住宅を建てる上で知っておきたい相場や間取りの実例、住宅会社を選ぶポイントなどをご紹介します。
目次
30坪の注文住宅の費用相場
30坪の費用相場は平均延床面積と建築費の平均をもとに算出できます。
2022年度の住宅金融支援機構「フラット35利用調査」によると、注文住宅の建設費平均は3,717万円、施工面積の全国平均は約37坪(122.8㎡)です。
これを計算式に当てはめると全国の平均坪単価は約100万円、30坪の建設費用平均は約3,000万円となります。
3717万円 ÷ 37坪 = 約100万円/坪
100万円 × 30坪 = 3,000万円
30坪のローコスト住宅も可能
同じ30坪でも住宅会社や住宅商品によって相場は異なります。注文住宅は、選ぶハウスメーカーや工務店、こだわりをどこまで反映させるかによって1,000万円以上の幅がでてきます。
30坪の相場として算出される3,000万円という数字はあくまで目安となります。相場を大きく超えてしまうこともあれば、1,000万円台〜2,000万円台で家を建てられた実例も多くあります。
予算の都合上、本体価格をなるべく抑えたい方には坪単価30~50万円で建てられるローコスト住宅メーカーがおすすめです。1,000万円台の住宅や、エリアや住宅仕様によって1,000万円未満で建てることも可能です。
【住宅会社タイプ別・坪単価の相場と30坪の注文住宅を建てた場合の総額】
会社種別 | 坪単価と30坪の注文住宅を建てた場合の総額 |
---|---|
ローコスト 住宅メーカー | 【坪単価】30万円~50万円 【総額】900万円〜1,500万円 |
高級住宅 ハウスメーカー | 【坪単価】70万円~100万円 【総額】2,100万円〜3,000万円 |
工務店 | 【坪単価】50万円~60万円 【総額】1,500万円〜1,800万円 |
建築事務所 | 【坪単価】70万円~90万円 【総額】2,100万円〜2,700万円 |
坪単価で見てみるとおおよそ平均額と同等、もしくは平均よりもを抑えて家を建てられます。
ここで注意しておきたいのが坪単価に含まれているもので、坪単価の算定は各会社によって異なります。坪単価が30万円となっていても全体の工事費用が含まれていないこともあります。また延床面積か施工面積かで、算出される坪単価も異なります。
また注文住宅を建てる際には建築費以外にも土地代や諸経費などもかかります。予算はこれらの費用も合わせて検討してみてください。
ローコスト住宅は標準仕様を要チェック
ローコスト住宅は建材・設備を一括仕入れや同じ業者から取り入れたり、またシンプルなデザインで無駄のない工程にすることで価格を抑えています。仮に同じ家を大手ハウスメーカーで建てるとなると、2〜3割高くなると言われています。
ただしローコスト住宅を選んだつもりが、実際に建ててみたら結局ローコストではなくなってしまったという事例もあります。標準仕様ではローコストでも、デザインや建材にこだわった結果、オプションとして追加されれば建築費用は高くなります。
その住宅商品の標準仕様が自分たちにとって満足できるものなのかは要チェックです。自分たちの希望の家づくりのためにその住宅商品で問題ないのか、オプションが必要になるのか知ることが大切です。
気になる住宅会社があれば、希望を伝えて概算見積りを出してもうことをおすすめします。
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自分の予算だとどの会社が当てはまるのか知りたい方はLIFULL HOME’Sでチェックできます。
LIFULL HOME’Sでは月々の支払い予算や世帯人数、建築地を選んで条件に合う住宅会社を絞り込んでカタログを取り寄せることができます。
どこの会社が良いのか悩んでいる方、自分たちの予算で建てられる会社があるのか、そこではどんな家が建てられるのか知りたい方はまず資料請求から始めてみてください。いろいろな会社のカタログを見て理想の家づくりができる会社を見つけていきましょう。
30坪の間取りを実例で紹介
30坪は約100㎡(畳数では約60畳)で、間取りは2LDK〜4LDKが目安です。
全国の注文住宅の平均延床面積は約37坪(122.8㎡)なので、30坪は平均的な広さよりは狭い住宅となります。ですが、家族構成によっては十分な広さがあり、間取りの工夫で住みやすい理想の家を叶えることができます。
ここでは30坪の注文住宅でどんな間取りができるのか、また採用されている工法や延床面積、どれくらいの費用になるのかを実例を交えながらご紹介します。
1,200万円(29.1坪)・2LDKの注文住宅
外観にはメンテナンスの手間が少ないガルバリウム鋼板を採用。そこに味わい深い木調の玄関ドアを付けた飽きのこないデザインです。
内装は白とナチュラルカラーのウッドを基調にしています。それだけではシンプルになりがちですが、化粧梁・開口部・勾配天井・アクセントクロスを取り入れてリズムのあるこなれたデザインに仕上げています。
<概要>
本体価格:1,200万円
坪単価:41.2万円
延床面積:96.49㎡(29.1坪)
工法:木造軸組
出典:SUUMO
1,590万円(35.5坪)・4LDK+小屋裏+屋上の注文住宅
箱を2つ組み合わせたような外観はすっきりしたモダンな佇まい。実は屋上もあるとは一目ではわからない意外性も魅力です。
吹き抜け・縦長の大きな窓によって開放的で明るい空間となったリビングダイニング。内装はナチュラルカラーで統一したことで木の優しくあたたかみある風合いが際立ちますね。スケルトンのリビイングイン階段で全体の印象を軽やかに演出しています。
<概要>
本体価格:1,590万円
坪単価:44.8万円
延床面積:117.57㎡(35.5坪)
工法:木造軸組
出典:SUUMO
1,880万円(約32.8坪)・2LDKの注文住宅
緩やかな傾斜屋根と2種類の外壁を使った外観はシックな佇まい。太陽光発電も搭載しているので環境にもお財布にも優しい住まいです。
内装は濃いブラウンとのコントラストで落ち着きある雰囲気を演出しています。キッチンは対面式にしてリビング・ダイニング全体を見渡せる空間に。視界を妨げるものがないフラットな空間はより広く見せる視覚効果があります。
さりげなく格子状の柱でリビングとダイニングをゾーニングした憎い小ワザによって洗練された印象に。採光性抜群なので白さが際立っています。
<概要>
本体価格:1,880万円
坪単価:32.8万円
延床面積:108.68㎡(32.8坪)
工法:木造軸組
出典:SUUMO
2,269万円(約31.3坪)・3LDK+小屋裏収納の注文住宅
マットな質感がクールな外観はサイディングを採用。耐久性や断熱性に優れています。所々に白を取り入れた白がオシャレ度を上げていますね。
LDKは帰ってきたら家族それぞれが家事に専念したり自分の時間を楽しめたりしながらもコミュニケーションがとれるつながりがある空間に。今流行りの小上がりを和室しました。
対面キッチンの目の前が小上がりなので、和風ダイニングバーのように晩酌を楽しむこともできますね。
<概要>
本体価格:2,269万円
坪単価:72.4万円
延床面積:103.68㎡(31.3坪)
工法:木造軸組
出典:SUUMO
2,740万円(約36.8坪)・2LDKの注文住宅
白一色・キューブ型と究極のシンプルな外観は目を引きます。
これぞザ・シンプルモダンなリビング。シンプルが好み、インテリアで自分仕様にしたい方にもぴったりです。
縦長の窓によって採光・通風ともに抜群。陽光が空間を輝かせるアクセントになります。
モデルルームのように見せているのが段差です。ちょっとした高低差をつけることで格上げされた空間に演出できます。
<概要>
本体価格:2,740万円
坪単価:74.5万円
延床面積:121.74㎡(36.8坪)
工法:木造軸組
出典:SUUMO
「自分たちに合った間取りや詳細な見積もりが知りたい」という人には、「タウンライフ家づくり」のサービスがおすすめです。
ハウスメーカー・工務店を選ぶ際のポイント
注文住宅を建てる際、ハウスメーカーと工務店のどちらを選ぶのが良いのでしょうか。選び方のポイントを紹介します。
希望が叶う住宅かどうか要チェック
ローコスト住宅は費用を抑えられるものの、設計の自由度が低かったり、デフォルトの住宅仕様では満足いくものではなく、オプションを付ける必要があることも少なくありません。
設計を大きく変えたりオプションをたくさん付けることで、最終的に割高になってしまうケースもあります。
高級住宅ハウスメーカーは安定した品質とアフターメンテナンスが万全であることがほとんどです。また性能や仕様などグレードの高いものが採用されています。
しかし高額な費用をかけても、実際に住んでみるとこの設備は要らなかった、このグレードの仕様でなくても良かったということもあります。住宅の内容が自分たちに合っていてその金額を払う価値があるかどうかは要検討しましょう。
初期コストが安くても後々メンテナンス費用が高くなることがあり、その逆も然りです。後々かかるコストも踏まえて、その注文住宅が自分たちにとって妥当な費用か考える必要があります。
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自由度が高いほうがいいなら工務店、建築事務所
「画一的な家はイヤ」「設計やデザインはこだわりたい!」、そんな方は自由度が高い工務店や建築事務所がおすすめです。
大手ハウスメーカーやローコスト住宅メーカーは一定水準を保つために商品を規格化していることが多く、建材やデザインの自由度が低いことが多いからです。そのため「思っていたよりも制約があった」ということは珍しくありません。
工務店は比較的設計の自由度が高く大手ハウスメーカーに比べると費用を安く抑えられます。また地域密着なので土地選びからの相談も得意としているところが多いです。
モデルハウスを持っていない工務店も多く、事前にイメージがつかみにくい場合もあります。実例見学会などを開催しているところもあるので、気になる工務店があればそういったイベントは逃さないようにしましょう。
建築事務所は設計やデザインの自由度の高さがあります。徹底して自分好みの家にしたい方は合っていると思います。こちらもモデルハウスを用意しているところは少ないので、その事務所が手がけた事例は要チェックです。気になる間取りやデザインがあれば相談してみましょう。
自分が何を重視して家づくりをしたいのかを明確にして、メリット・デメリットと照らし合わせて選んでみてください。
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30坪の注文住宅の費用相場|まとめ
30坪の注文住宅の平均費用は総額3,000万円。しかし選ぶ住宅会社や取り扱っている住宅商品によって費用は大きく変わってきます。
平均費用は3,000万円であるものの、ローコストで1,000万円台に抑えられたり、2,000万円台で家を建てられた方の実例も多くありました。
最初は安く抑えてもランニングコストがかかってしまうことも。坪単価だけでなく後々かかる費用やデザインなどを見比べて、住宅会社を選ぶことが後悔のない家づくりの一歩です。
自分たちにとってどんな家が理想の家かよく考え、その理想を叶えてくれる住宅会社をぜひ見つけてください。
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利⽤ユーザーの感想
満⾜度には個⼈差があるので流して⾒る程度かもしれません、、😅 ⼈が集まって作っていくものなので相性や信頼関係は千差万別ではないかと思います🤔 しかし、評価が低いと気になります。
2021/06/15
ハウスメーカーについては、2ちゃんねるのような無法地帯のようなサイトで好き放題評価されている情報が多かった。
酷評しているものが多く、本当の評価がよくわからなかった。
きちんと精査された情報サイトはありがたい。
2021/06/03
ステマが多い世の中になっているので、高い買い物だからこそ真実が知りたい
2021/05/19
やはり自分たちと同じような人たちがどれくらいいるのか、どのくらいの予算・場所・建てた会社は気になるし口コミ、書き込みは少なからず参考になると思います。
いいレビューなら、良かったと思いますし、あまり良くないレビューなら、やっぱりな。となりますし💦それで失敗しない家づくりを進める事ができればそれが一番だと思います。
2021/05/10
これから長いお付き合いとなるハウスメーカーや工務店のリアルな口コミを詳しく知ることができるため、利用したい🙆♂️また家族構成や建てた時の年齢なども自分と比べる時に役に立ちそう👍
2021/04/28
やはりレビューや口コミは、生のお客様の声なのでとても参考になる✨
表向きはいいことを発していても、蓋を開けたら違った!ということが少しでも減るのであれば、ぜひこういったサイトを活用した方がいいと思う...
2021/04/12
大体の世帯年収が書かれているとどの程度の年収であればどのくらいの価格の住宅を購入できるのか参考になる😃
2021/04/06
マイホームを立てる時、何も勉強しなかったので、建ったあとでInstagramなどを見て、あー!!こんなんすれば良かった!!って思う事が多々ありました😂😂😂
身近にこういう情報が見れるサイトがなかったものですから😂
2021/03/18
会社選びの参考とホームメーカー各社の比較検討の材料として、施主様のリアルな評価だけではなく、一人一人の家づくりストーリーが1つのコンテンツに込められているので、家づくりにおいて自分達は何を重視すべきかが確認でき、家づくりの参考になると思いました。
また施主の細かい情報(建設地・坪数・年齢・建物費用など)がきちんと書かれているので、自身の希望条件に合わせた情報が得られ、分かりやすくて良いと思います。
2021/03/07
家づくりでInstagramはかなり参考にしたのですが、その方々の細かい家づくりの話などにはすごく興味があったので、まとめられていると助かります🥰
2021/03/02