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【2022年度最新版】ZEH住宅って何?補助金は?ZEH住宅をわかりやすく解説 

ZEH 2022.09.22

MINIQUEのオーナーインタビューでもよく耳にするZHE(ゼッチ)住宅。
近年、快適性や補助金を活用できるなどメリットを考慮してZEH住宅を選ぶ人が増えています。

「ZEH」という言葉は聞いたことがあるものの、よくわからない人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ZEH住宅をわかりやすくご説明します。

記事を読む前に…
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ZEH(ゼッチ)とは

ZEH(ゼッチ)とは、Net・Zero・Energy・House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略で、断熱・省エネ・創エネの3つの性能によって電気設備のエネルギー(電気・ガス)消費ゼロを目指している住宅のことを指します。

  • ・高断熱な外皮、高性能な設備によって室内環境の質を維持
  • ・大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入
  • ・年間の一次エネルギー消費量の収支が正味ゼロを目指す

なぜZEH(ゼッチ)住宅が普及しているの?

近年注目を集めているZEH住宅ですが、その理由は2015年9月に国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)。
地球環境を守り、温暖化対策によって自然災害を食い止める手段として、住宅の省エネルギー化を推進しています。

2019年に政府が決定したSDGsのアクションプランでは気候変動対策や省エネ・再エネ・循環型社会の形成を掲げました。ZEH化等による住宅における低炭素化促進です。

【政府が掲げたZEHの普及・目標】

  • ・2020年までにハウスメーカー等が新築する注文住宅の半数以上でZEH住宅を実現
  • ・2030年までに新築住宅におけるZEHの平均化を目指す

ZEH住宅を普及させるために政府が行っている主な取り組みが補助金です。補助金については後ほど詳しくお伝えします。

ZEH(ゼッチ)住宅の要件

ZEH住宅には断熱・省エネ・創エネの観点から4つの判断基準が設けられています。

強化外皮基準

強化外皮基準とは、建物の外皮の断熱性能を判断する基準のこと。

「高い断熱性能=エネルギーを無駄づかいしない」と考えられていいます。
断熱性能を判断するのがUA値。この値は壁・床または基礎・天井または屋根に入っている断熱材の厚さ・性能、窓のサイズ・性能から算出されます。

UA値が低いほど断熱性が高いとされ、ZEH住宅と認められるUA値は0.4〜0.6
UA値は地域区分があり、エリアによって異なります。

一次エネルギー消費量20%以上削減

一次エネルギーとは石油・石炭・天然ガス・水力等の自然界から得られるエネルギーのこと。電気は二次エネルギーとなります。

省エネの観点から評価対象はエネルギー消費量が大きい照明・暖冷房・換気・給湯です。
ZEH住宅ではエネルギー効率の高い設備が必須。前述した断熱性も欠かせない要素です。

再生可能エネルギーの導入

再生可能エネルギーとは自然界からなくならない太陽光・水力・風力・地熱を指します。

これらの特徴はCO2などの温室効果ガスを排出・増加させないこと。再生可能エネルギーによって創エネできることが重要な点となります。

代表格なのが太陽光発電です。生産量については特に基準は設けられていませんが、わずかでもですが創出できなければなりません。

再生可能エネルギーから一次エネルギー消費量を差し引いて正味ゼロに

「ゼロ・エネルギー」というとエネルギー消費がゼロと思ってしまいがちですが、そうではありません。

年間エネルギー消費量と創エネルギー量の差し引きがゼロになることを目指します。

ZEH住宅の緩和策

ZEH住宅とは少し違いますが、緩和策として「Nearly ZEH」や「ZEH Oriented」の家もあります。詳しく見ていきましょう。

Nearly ZEH(ニアリーゼッチ)とは

ZEH住宅ではないものの近しいものをNearly ZEH(ニアリーゼッチ)と言います。
Nearly ・Net・Zero・Energy・House(ニアリー・ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略で、エネルギー消費から創エネルギー量を差し引いた数値が、正味75%以上100%未満の住宅を指します。

Nearly ZEHは都心部などで家を建てる際、狭小地だったり日照時間が確保できなかったりなどで、ZEH住宅の要となる太陽光発電を設置できない環境向けの緩和策です。

ZEH Oriented(ゼッチオリエンティッド)とは

Nearly ZEHよりもさらに緩和されたのがZEH Oriented(ゼッチオリエンティッド)です。

ZEH Orientedは都市部狭小地及び多雪地域に建設された住宅に限っていて、一次エネルギー消費量を20%以上削減できるのが条件となっています。

ZEH(ゼッチ)住宅が建てられるのは認定ビルダー/プランナーだけ!

ZEH住宅の普及を目指して作られたのが「ZEHビルダー/プランナー登録制度」(旧ZEHビルダー登録制度)

ZHEビルダーとはZEH住宅を建てることを認められた工務店・ハウスメーカーのことを指し、ZEHプランナーは設計事務所のことです。
登録されているビルダー/プランナーで建てた家しかZEH住宅とは認められません。ZEHビルダー/プランナー登録業者は一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)が管理しています。

ZEH住宅を扱うビルダー/プランナーを比較検討するには

ZEH住宅を扱うビルダーやプランナーを比較検討するには、資料一括請求サービスが便利です。気になるビルダー・プランナーのZEH住宅の情報が一度に集められるので、家づくりを効率よく進めることができます。

ZEH(ゼッチ)住宅のメリット・デメリット

ZEH住宅を建てるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。デメリットとあわせてご紹介します。

ZEH(ゼッチ)住宅の導入メリット

光熱費ゼロも夢じゃない!?光熱費・消費エネルギーを抑えられる

ZEH住宅は優れた断熱性やエネルギー効率が高い設備を搭載するため、冷暖房を使用せずとも家の中の温度を一定に保つことができ、快適に暮らせます。

冷暖房の使用時間が減ることで、自然と省エネになります。

シェルター代わりにも!?災害時でもそのまま暮らせる

太陽光発電があれば、それまで蓄電した電気を非常用コンセントから使用できますし、オール電化であればガス漏れの心配もありません。

災害時にも電気が使用でき、火災リスクを抑えられます。

資産価値が高まる

ZEH住宅は将来資産価値が高まる可能性があるのも魅力の一つ。

2016年、国は資産価値を表す指標に新たに「BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)」を設けました。これは第三者機関が住宅のエネルギー性能を評価するもので、ランク分けは星1〜5つ。 

ZEH住宅は4~5つ星の評価を受けられ、ランクとしては最上位になるのです。先々の売却においてもZEH住宅はメリットがあります。

ZEH(ゼッチ)住宅の導入デメリット

通常の住宅よりも初期費用(設備費)が高い

ZEH住宅は、前述したように高い断熱性や省エネ・創エネを可能とする高性能設備を取り入れます。また設計も複雑なので、建築コストが高くなります

先々の光熱費を抑えたり資産価値が高まったりするなどのメリットを得られる分、初期費用は高くなってしまいます。

太陽光発電の売電価格が下落傾向

ZEH住宅は、創出したエネルギーを売ることができます。その代表格が太陽光発電ですが、太陽光発電の売電価格は年々下落しており、収益を上げるのは難しいでしょう。

しかし、「FIT(固定価格買取制度)」があるので一定期間の収益は望めます。(FITとは、電力会社が一定期間買い取ることを義務化した制度のこと)

住宅用太陽光発電なら10年間、産業用太陽光発電なら20年間買い取ってくれます。
FITを導入した年の売電価格で売電することができるので、収支バランスの長期的な計画や予測は立てやすいといえます。

間取り、外観に制約が出る

ZEH住宅は住宅性能を重視する分、部屋を狭くしたり太陽光発電パネルを設置するために片流れ屋根に限定されたりなど、間取りや外観に制約が出てしまいます。

注文住宅といえど、通常の注文住宅と比べると自由度が低くなってしまう可能性大です。

エネルギー性能・効率や資産価値が高まる分、金額が高くなったりデザインに制約がでたりするのがZEH住宅。

新築時に何を優先するかでZEH住宅にするかどうかが変わってきます。

気になるZEH(ゼッチ)住宅の費用はどれくらい?

最も気になるのがZEH住宅の費用ではないでしょうか。

断熱性能や高性能設備を取り入れるため、一般的な注文住宅と比べて250〜300万円高くなると言われています。
コストがかさむ要因は設備費用によるものです。

坪単価にすると、一般的な工法と比べた住宅の坪単価は約40〜60万円に対し、ZEH住宅は約80万円。

しかし、ZEH住宅でも設備のグレードを変更できるため、住宅会社と相談しながらコストバランスを工夫する余地はあると言えます。

ZEH(ゼッチ)住宅の補助金について

冒頭でご説明したように、ZEH住宅は補助金を活用できます。

条件は以下の2つです。

  • (1)ZEHビルダー/プランナーによる住宅であること
  • (2)新築住宅がZEH住宅の基準を満たしていること

ZEH住宅補助金はグレードごとに分かれている!

ZEH住宅にはグレードがあり、補助金もそれによって異なります。

【ZEHのグレード】

  • ・ZEH(ゼッチ)
  • ・ZEH+(ゼッチプラス)
  • ・次世代ZEH+(ジセダイゼッチプラス)

ZEH+とは、ZEHよりもさらに高性能であり、再生可能エネルギーの自家消費が拡大したもの。
次世代ZEH+はZEH+のさらに上をいくものです。

各グレードのZEH(ゼッチ)の補助金(2021年度)

ZEH補助金の基本となるものです。

【補助額】(対象物件:ZEH、Nearly ZEH、ZEH Oriented)

60万円 / 戸
蓄電システムを取り入れた場合は2万円/kWh、補助対象経費の1/3又は20万円のいずれか低い額

ZEH+(ゼッチプラス)の補助金

【補助額】(対象物件:ZEH+、Nearly ZEH+)

105万円 / 戸
蓄電システムを取り入れた場合は2万円/kWh、補助対象経費の1/3又は20万円のいずれか低い額

ZEH補助金との違いは、基本的なZEHの基準に加えてさらに下記を満たすことが必要となります。

Ⅰ.更なる省エネルギーの実現 (省エネ基準から25%以上の一次エネルギー消費量削減)
Ⅱ.以下の再生可能エネルギーの自家消費拡大措置のうち2つ以上を導入
1.外皮性能の更なる強化
2.高度エネルギーマネジメント
3.電気自動車(PHV車を含む)を活用した自家消費の拡大措置のための充電設備又は充放電設備

蓄電システムについては、先進的再エネ熱等導入支援事業の併願で補助が可能となります。
また、先進的再エネ熱等導入支援事業はZEHでも併願可能です。

先進的再エネ熱等導入支援事業の詳細

下記のいずれかを導入した場合に補助されます。

  • ・CLT(直交集成版):定額90万円/戸
  • ・地中熱ヒートポンプシステム:定額90万円/戸
  • ・PVTシステム (太陽光発電パネルと太陽熱集熱器が一体化したもの):65~90万円/戸
  • ・液体集熱式太陽熱利用システム:12万円/戸 もしくは 15万円/戸
  • ・蓄電システム(ZEH+の補助対象住宅に導入する場合に限る):2万円/kWh、補助対象経費の1/3又は 20万円のいずれか低い額

次世代ZEH+(ジセダイゼッチプラス)の補助金

【補助額】(対象物件:ZEH+、Nearly ZEH+)

105万円 / 戸
蓄電システムを取り入れた場合は2万円/kWh、補助対象経費の1/3又は20万円のいずれか低い額

次世代ZEH+の条件は、ZEHの基準に加えて下記のいずれかを1つ以上導入することが必要となります。

  • ・蓄電システム
  • ・燃料電池
  • ・V2H充電設備(充放電設備)
  • ・太陽熱利用温水システム

2022年のZEH(ゼッチ)補助金について

気になるのが2022年の新築住宅のZEH補助金。2022年から本格始動する「こどもみらい住宅支援事業」にZEH補助金について述べられています。

こどもみらい住宅支援事業は住宅を取得する子育て家庭または若者夫婦世帯が対象。こう聞くと、年代が限られそうですが、18歳未満の子どもがいれば40代や50代でも対象となります。

詳細は下記の通りです。

【補助額】(対象物件:ZEH、Nearly ZEH、ZEH Ready、ZEH Oriented)

100万円 / 戸

ZEH Ready(ゼッチレディ)とは、創エネが必須ではなく、一次エネルギー消費を50%以上削減する住宅のこと。

今後、太陽光パネルや蓄電池の価格は下がり、性能は上がるであろうという考えのもと、新築時に設備を取り付ける必要はなく、後付けでいい・それよりも住宅本体の性能を上げて一次エネルギーを50%削減しようという考えのもと生まれました。

2022年以降はZEH住宅補助金がさらに強化されると言えます。

ZEH住宅を建てた人の口コミ

実際にZEH住宅を建てた方の口コミも参考にしてみてください。

住宅性能の一つである「MGEO-N」という制震装置が気に入りました。家の揺れを大幅にカットするので地震・台風どちらにも強いことは安心できるなと。ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)住宅を建てられて補助金を受給できるのもいいなと思いました。(中略)やりたいことを実現することに加え、安全性など機能面も非常に充実しました。さまざまな補助金などをうまく活用して理想のプランができました。(ミサワホーム/匿名さん)

https://minique.info/rev/1418/

家は建てたら終わりではなくそこから始まるものなので、長く安心して住める家として長期優良住宅にしようとか、日々の光熱費や冷暖房効率を考えてZEH+(ゼッチプラス)を導入しようとか。当然その分の費用は増えましたが、今後のメンテナンス費やランニングコストを考えたら、決して高くないと思っています。(住友林業/sachi_matt_5_9さん)

https://minique.info/rev/1335/

家を建てるとなると、つい外観とか間取りとかのデザイン性に凝りたくなると思いますが、やっぱり大事なのは家の性能です。高性能な長期優良住宅はどうしてもちょっと費用が高くなってしまうのですが、それだけの価値がありますし、長い目で見れば決して損にはならないと思います。(ネスト/junko__721さん)

https://minique.info/rev/358/

初期費用はかかっても長期的に見てお得だという声が多かったです。

まとめ

今回の記事ではZEH住宅全般についてと、今後のZEH補助金についてご紹介しました。

これから新築住宅を建てる予定でZEH住宅を考えていなかった人も、視野に入れてみてはいかがでしょうか。今回の記事が参考になりましたなら幸いです。