2000万円台の間取り実例まとめ!土地抜き・建坪別にどんな家が建てられているかを紹介

間取り 2024.03.14

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「予算2000万円だと注文住宅でどんな家が建てられる?」 「2000万円の注文住宅はどんな間取りになるの?」
希望の予算内で建てようとすると、いろいろと悩んでしまいますよね。同じ予算でも建物の構造や間取りは家の面積によって変わってきます。面積ごとの事例を見ればイメージが湧きやすいですよ。

そこで今回の記事では、予算2000万円台で建てられた注文住宅の間取りを延床面積(建坪)別事例とともにご紹介します。また、建てる際の注意点やコツについてもご紹介するので、イメージが湧きやすくなり、家づくりを始められやすくなるはず。ぜひ参考にしてみてください。

2000万円台で建てた注文住宅の間取り実例

延床面積別に30坪以下、30~35坪、35~40坪、40坪以上、それぞれの実例をご紹介します。

30坪以下で建てられた事例

大開口&吹き抜けで開放感に溢れた家

間取りは3LDK+ロフト。両隣りに家がある縦長の土地を活用した事例です。

1階は居室と水まわり、2階は広さを確保したLDKに書斎が配置されています。2階のリビングイン階段を上がると広々ロフトがあります。

外観は白の塗り壁とガルバリウム鋼板の片流れ屋根。木製ルーバーが温かみあるアクセントに。LDKは白と高級感あるチーク材のコントラストが美しい空間です。

キッチン兼食事用カウンターのシステムキッチンは省スペースにも◯。

1階の洋室は将来の子ども部屋にする予定で、間仕切りをすれば2部屋になる融通が利く間取りです。その時々に合わせて使えるフレキシブルなスペースは子どもが小さいファミリー世帯に人気です。

<概要>
本体価格:2200万円~2299万円
坪単価:85.9万円~89.8万円
延床面積:84.69㎡(25.6坪)
工法:独自認定工法等、スーパーウォール工法
建築会社:八幡

出典:SUUMO

木に囲まれた安らぎ空間を狭小地で実現

ロッジが好きな施主が自然素材・セルロースファイバー断熱にこだわった住宅事例です。

白い外観にアクセントになっているのが小窓とフェンス。シンプルながらも遊び心を感じられます。

1階は広々としたLDK。床材は無垢アカマツ、壁・天井には無垢スギを使用。レモン色のキッチンが爽やかなアクセントになっています。

2階にはゆとりある大きなウォークインクローゼットを設置。こちらには家事室としても使えるように造作カウンターをが作られています。寝室と直結しているので起きてすぐにその日の服を選べるのが便利ですね。

<概要>
本体価格:2000万円~2499万円
坪単価:85.4万円~106.8万円
延床面積:77.42㎡(23.4坪)
工法:木造軸組
建築会社:夢工房

出典:SUUMO

30~35坪で建てられた事例

中庭から光を取り込んだシームレス空間

長細い土地を活かした採光の確保に工夫がされている事例です。

中庭をコの字に囲んだことで自然光を家中に広げています。リビングから玄関まで一続きになった空間はより広く見せる視覚効果があります。

キッチンとダイニングテーブルをつなげれば見た目にも良く、作業もスムーズ。デザイン性・使い勝手どちらも実現した欲張りキッチンです。

ガルバリウム・塗り壁・無垢で織りなす外観は品格を感じます。細長い敷地だからこそできた奥行きあるアプローチにうっとり。家に帰るのが楽しみになりますね。

<概要>
本体価格:2410万円
坪単価:75.6万円
延床面積:105.5㎡(31.9坪)
工法:木造軸組
建築会社:リグスタイルカンパニー

出典:SUUMO

コンクリートテラスを囲んだ明るいモダン住宅

日当たりの良さとキッチンから全体を見渡せる家を希望され、見事叶えられた住宅事例です。

1階には水回りとLDK、そしてゲストルーム、2階は洋室2室と寝室を配置しています。

 一切の無駄がないシンプルモダンな外観に、控えめな間口はプライバシーを配慮した設計です。

LDKはコンクリートテラスを囲むように設計されています。キッチンから全体を見渡せ、空間に抜け感が生まれています。

リビングの隣にあるゲストルームは、普段は子どものプレイルームとしても活用できる便利なスペース。引き戸を開けていればリビングとつながります。

<概要>
本体価格:2026万円
坪単価:58.4万円
延床面積:114.7㎡(34.6坪)
工法:木造軸組(PSメタル工法)
建築会社:アーキテックプランニング

出典:SUUMO

35~40坪で建てられた事例

将来を見据えたフレキシブルな家

子どもの成長や家族構成・ライフステージの変化を見据えた間取りにしたい人も多いはず。こちらの事例はまさにそれを叶えた家です。

2階は建てた時は2部屋でしたが、現在は子ども部屋1室に間仕切りを入れて2部屋3部屋にされているそうです。

1階はLDKとバルコニー。吹き抜け階段を南側に設け、高窓から光を導くことでLDK全体が明るくなる間取りになっています。

窓はLow-Eペアガラス、玄関ドアはドアは鉄板をチーク材の間に施し、換気・断熱性にも注力されています。階段のスライドドアは冷暖房効率に配慮して設置し、閉めても光がちゃんと届くようにアクリル製を使用しています。

<概要>
本体価格:2100万円
坪単価:58.4万円
延床面積:119.04㎡(36坪)
工法:木造軸組
建築会社:アトラクト設計工務(ATTRACT)

出典:SUUMO

40坪以上で建てられた事例

白さが映える無駄のない総二階建て住宅

モダンな白い外観が映える総二階の住宅事例です。

LDKには小上がりを作ってゲストスペースを確保。小上がりはスペースの有効活用に◯。段差をつけることでまた違ったテイストにすることもできます。

内装も白を基調に、優しいトーンの木材が軽やかさを演出しています。

吹き抜けを設けたリビングは上から光が降り注ぎ室内を明るくしてくれます。ダイニングキッチンは幅広のクローズタイプの収納を設置。キッチン背面に設置し、ハイドアにしたことにですっきりとした印象を与えます。

<概要>
本体価格:2000万円~2499万円
坪単価:43.9万円~54.8万円
延床面積:150.93㎡(45.6坪)
工法:木造軸組
建築会社:アーキテックプランニング

出典:SUUMO

木材の良さを感じられる和モダン平屋

素材・色にこだわり、上質な安らぎを感じられる住宅事例です。

間口の広い外観が堂々とした印象を与えています。玄関横に配置した土間は無垢杉貼りで、土間とは思えない重厚感が漂います。

LDKの床材は国産檜の無垢材、キッチン頭上からリビングに並べられた梁は天然塗料で古木風にした杉の無垢材を使用。大きな掃き出し窓のサッシ・ブラインドも色を揃えて、洗練された空間に仕上げられています。

<概要>
本体価格:2500万円~2999万円
坪単価:61.7万円~74万円
延床面積:134.15㎡(40.5坪)
工法:木造軸組
建築会社:幸木之家 前川建設

出典:SUUMO

これまでいくつかの事例をご紹介しましたが、「自分たちに合った間取りや詳細な見積もりが知りたい」という人には、ハウスメーカー・工務店が間取りプランを無料で作成してくれる「タウンライフ家づくり」のサービスがおすすめです。
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土地込みで2000万円台の予算の場合

ここまでご紹介した事例は建物本体価格が2000万円台のものです。土地代込みで2000万円台で家を建てる際にはここまで建物に費用はかけられないかもしれません。

例として、土地代が1000万円、坪単価45万円の住宅会社で30坪の注文住宅を建てる場合のシミュレーションは下記になります。

建物にかかる費用は「建物工事費+付帯工事費+その他諸経費」で考えます。建物工事費を基にして付帯工事費は20%、その他諸経費は10%程度として計算します。

・建物工事費:30坪×45万円=1350万円
・付帯工事費:1350万円×20%=270万円
・諸費用:1350万円×10%=135万円
合計:1755万円(税込1930万円)

土地代1000万円の場合、仲介手数料は速算法を利用すると簡便に算出できます。速算法は「売買金額×3%+6万円」です。諸経費も含めて算出すると下記になります。

・土地代:1000万円
・仲介料:36万円
・諸経費:25万円
合計:1061万円

先ほどの建物費用を足すと2991万円になるので2000万円台で建てることが可能です。

この場合、建物本体は1000万円台に抑える必要があります。

1000万台の注文住宅と比較

1000万円台の注文住宅は間取り・外観ともに長方形や正方形など四角いシンプルな家が多いです。屋根は山形の切妻屋根、片流れ屋根が多いことも特徴です。間取りは凝ったものではなく、床材や壁も自然素材などの手のかかるものは使われない傾向にあります。
シンプルだからこそインテリアでさまざまなテイストを楽しめるのが魅力と言えます。

2000万円台の注文住宅は1000万円台と比べると余裕があり、こだわりたいところに費用をかけることができます。しかし、希望を詰め込みすぎると予算オーバーになってしまう可能性も。例えば内装は抑えて設備をアップグレードするなど、優先順位を決めて考えていきましょう。
建物自体の費用は抑えて家具にお金をかけて自分好みのインテリアにして楽しむこともできます。

2000万円台の注文住宅を建てるためにすべきこと

1000万円台より2000万円台の方がこだわりを取り入れやすいですが、注文住宅の平均相場は3000万円台のため、工夫が必要になることも。予算オーバーしてしまう時は以下のポイントを見直してみてください。

オプションを必要最低限にする

注文住宅でありがちなのが、いつの間にかオプションが増えて高くなっていること。標準仕様と思っていたものが、実はオプションだったというケースです。

何が標準仕様で、何を追加・変更するとオプションになるのかをしっかり確認しましょう。

オプションは優先順位をつけることが大切です。特に注力したい部分を決めて、絶対に外せないものを明確にしていきましょう。

▼オプションについて詳しく知りたい方はこちら

家の外観をシンプルにする

家の形に凹凸が多くなると外壁量も多くなり、材料費、工事費も高くなります。また、凹凸の部分には補強が必要な場合もあります。特に形にこだわりがなく、間取りやライフスタイルに支障がなければ、シンプルな形状が長方形や正方形などシンプルな四角などにしたほうが費用を抑えられて◯。

また、屋根も切妻屋根や片流れなどの定番にしたり、傾斜を緩やかにするだけでも変わってきます。

総二階にする

総二階とは、一階と二階のつくりと床面積がほぼ同じであるつくりのことです。

総二階は土地代も抑えられるのもメリットの一つで、家づくりの全体的なコストダウンにもなります。
部分二階は二階よりも一階が大きいため土地代も高くなります。土地が小さくても建てられるので、土地選びの選択肢も増えます。

▼さらに注文住宅のコストダウン方法を詳しく知りたい方はこちら

複数の住宅会社の間取りプランを比較する

ひとくちに2000万円台の家といっても、間取りやデザインは住宅会社によって大きく異なります。
予算内で満足のいく家づくりを行うには、ハウスメーカー・工務店選びが何より重要です。

住宅会社を比較・検討する際には、ハウスメーカー・工務店の資料を一括で請求できるサービスを利用するのがおすすめです。
LIFULL HOME’Sでは月々の支払額・世帯人数・建築予定地といった条件で該当する住宅会社を絞って探すことができます。気になる会社があればカタログや見積りを取り寄せてみてください。

2000万円で注文住宅を建てる際の注意点

注文住宅を2000万円で建てようとする際にはいくつか気を付けるポイントがあります。ここでは大きく2つに分けて解説します。

延床面積が同じなら二階建てよりも平屋のほうが高い

同じ延床面積で二階建てと平屋を比べると、平屋の方が費用が高くなりやすいです。平屋のほうが基礎・屋根の面積が広くなるため、建築費が10%ほど高くなると言われています。

例えば30坪に総二階建てを建てた場合、基礎・屋根の面積は15坪ほどですが、平屋ではそれぞれ30坪分が必要になるので2倍かかってしまいます。

この場合、固定資産税も平屋の方が高くなってしまう傾向にあるため、先々にかかる費用も考慮していきましょう。

間取りの工夫や仕様によって費用を抑えることは可能です。どんな住宅を建てたいかを明確にして、費用をかけるところを考えることが大切です。

建築費や土地代以外にも費用がかかる

注文住宅を建てる際には建設費・土地代以外にも下記の諸経費がかかります。

不動産登記費用印紙代
住宅ローン手続き費用外構工事費
火災、地震保険費用家財購入費
屋外の給排水工事費仮住まい費用
地鎮祭等の行事費用引越し費用

これらは一般的に建築費の約20%かかると言われています。

2000万円の予算を組む際には家に丸々2000万円をかけるのか、それとも2000万円で全て収めたいのかによって変わってきます。2000万円の家を建てるなら、別途400万円程度かかるとして総額予算を2400万円を見積もる必要があります。2000万円で全て収めたいなら建築費は1600万円、別途400万円と考えておいてください。

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まとめ

それぞれ施主のこだわりが感じられる、2000万円台で建てられた注文住宅の実例をご紹介しました。自分たちが考える家づくりに、取り入れられそうなものがあればぜひ参考にしてみてください。

今回ご紹介した事例は建物本体価格が2000万円台のものです。土地代などを含めて予算2000万円台の場合、建物の価格は1000万円台を検討しなくてはならないかもしれません。
どこにどれだけの予算をかけるかも考えてみてください。

予算オーバーになってしまう場合、オプションをたくさんつけているなら優先順位を決めて外せるものは無くしていきましょう。形が複雑になっているならシンプルにすることでコストダウンできる可能性も十分にあります。

事例ではなく、自分に合った間取りプランがほしいという方はタウンライフ家づくりで間取りを作ってもらうのがおすすめです。

こういったサービスも活用して、2000万円台の家づくりを叶えていきましょう。