1000万円台でどんな家が建てられる?注文住宅の間取り実例と注意点

間取り 2024.03.13

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できる限り少ない費用で注文住宅を建てられるのが、1000万円台のローコスト住宅です。ローコスト住宅だとどんな家が建てられるのか、間取りや広さはどれくらいなのか疑問に思う人もいると思います。

全て希望通りとはいかないかもしれませんが、1000万円台でも会社選びや間取りの工夫でおしゃれな家を建てることはできます。

この記事では、1000万円台また1000万円以下で建てられた注文住宅の間取りをご紹介しますので、間取りのイメージがつかない人はぜひ参考にしてみてください。
また予算オーバーにならないために、ローコスト住宅を選ぶ際の注意点についても解説していきます。

1000万円以下の注文住宅の間取り実例

本体価格1000万円以下で建てられた3つの住宅をご紹介します。どの住宅も狭小地に建てられていますが、間取りの工夫や施主のこだわりが随所に感じられる素敵な住宅です。

事例①:淡いレモンイエローの外壁が映えるかわいいお家

外観をレモンイエローのサイディングでスパニッシュ風に仕上げられた住宅事例です。

味わいある木製ドアやバルコニーの外壁がアクセントになってかわいらしい雰囲気を演出しています。
狭小地ながらも駐車場や子どもたちが遊べるスペースを確保し、淡いタイルで作った入り口までの道がワクワクとした気持ちにしてくれます。

玄関を入ると、直線状に収納・トイレ・洗面脱衣・浴室が配置され、反対側にはLDKと和室を設けて広々とした空間になっています。

木の色味・風合いが映えるLDKは柔らかいモダンテイストに。コミュニケーションをとりやすい対面式キッチンを取り入れ、仕上げは色違いのヘリンボーンを使い、LDKのアクセントになっています。

<概要>
本体価格:980万円
坪単価:36.3万円
延床面積:89.27㎡(27坪)
工法:木造軸組
建築会社:テック千里・近畿ハイム

出典:SUUMO

事例②:国産木材・梁にこだわった家

木にこだわり、外構・ウッドデッキには国産材の宮崎杉を使用した住宅事例です。

縦長の土地を活かして1階2階ともに左に廊下・収納やトイレを配置し、右側に部屋を寄せています。
1階と2階にトイレがありますが、この事例のように位置を同じにすることで、全く別の場所にするよりも工事費が少なく済みます。

外装内装ともにブラウンと白を使ったシンプルながらもアットホームなデザインです。外観は暗くなるとフワッと光るライトでムードある雰囲気に。

LDKはナチュラルカラーの床と天井の梁がコントラストをつけています。しっかりとした梁がロッジのような雰囲気を醸し出しています。

主寝室は広さ・クローゼットともにゆとりを確保した設計です。
玄関サイドに収納スペースを設け、4人家族でも十分なスペースが確保されています。

<概要>
本体価格:980万円
坪単価:36.3万円
延床面積:89.26㎡(27坪)
工法:木造軸組
建築会社:テック千里・近畿ハイム

出典:SUUMO

事例③:2人住まいのコンパクトな平屋

コンパクトながらもゆとりある2LDK平屋を叶えた住宅事例です。

廊下をほぼ中央に配置したことによってどこにでもアクセスが可能。動きやすい間取りになっています。

ウッドデッキから庭を眺められるのでほのぼのとした時間を過ごせますね。庭づくりが好きな施主も存分に楽しめる広さにされています。

ビビッドな赤が際立つLDKは、間仕切りを開けると隣り合う和室と一続きになり、開放的な空間に変身! 採光抜群の和室は仏壇・収納に引き戸をつけて隠せるようにしています。

<概要>
本体価格:800万円
坪単価:48.4万円
延床面積:54.66㎡(16.5坪)
工法:木造軸組
建築会社:アッシュホーム

出典:SUUMO

1000万円台の注文住宅の間取り実例

続いて本体価格1000万円台で建てられた住宅事例をご紹介します。

事例①:に建てられたエッヂの効いたロフト付き2階建て 

開放的な間取りが印象のロフト付き2階建ての住宅事例です。

1階に寝室・トイレ・洗面室・浴室を配置し、2階は贅沢に使ってゆったりしたLDKになっています。

白を基調にしたLDKは、大きな掃き出し窓から入ってくる光と吹き抜けによって、開放的な空間に仕上がっています。ロフトへ続く階段下のスペースを活用して作った収納が利便性をアップさせています。

1階から2階への階段部の仕切りをはあえてカットしています。こうすることで玄関に入った時の印象を開放的に演出。また、玄関入って左側にはニッチを設置しています。思い出の写真やお気に入りの小物を置いて楽しめますね。

外観はガルバリウム鋼板・シャープな片流れ屋根にはっきりとした赤いドアにしてクールな印象に。

<概要>
本体価格:1400万円
坪単価:63.8万円
延床面積:72.61㎡(21.9坪)
工法:木造軸組
建築会社:バウハウス(一級建築士事務所)

出典:SUUMO

事例②:ボルタリングができる!インナーガレージ付き3階建て

車好きなら憧れるインナーガレージ付き3階建て住宅事例です。

間取りは1階はインナーガレージがメイン。ガレージの隣にはホビールームを作り、趣味時間に没頭できます。

2階にLDKと水回りをまとめて家事がスムーズに行えるように。LDKの隣に寝室があるので、慌ただしい日でもすぐに寝られるのがいいですね。

3階には子ども部屋と寝室、バルコニーを設置。寝室には大容量のウォークインクロゼットを設けたので収納も申し分ありません。

外観はダークカラーを基調に、差し色を加えたことでシックですが重たすぎない印象になっています。

2階から3階は吹き抜けなので開放感ある印象に。また、吹き抜けを活かしてボルタリングを作ったので運動不足も解消できますね。カラフルな石はリビングダイニングを彩ります。

<概要>
本体価格:1480万円
坪単価:40.6万円
延床面積:120.74㎡(36.5坪)
工法:木造軸組
建築会社:イシンホーム三郷 松井産業

出典:SUUMO

事例③: ハンモックを楽しめる開放的なブラック平屋

玄関をほぼ中心に配置して左右に展開した3LDKの平屋住宅事例です。

外観はブラックで統一し、目を引く大きな三角屋根と木目調サイディングでスタイリッシュな雰囲気に。

内装は白を基調にしていますが、LDKにはブラックの梁を見せ、全体を引き締めてスタイリッシュに。梁を隠さないことで、天井が高くなり解放感が出ています。この梁を使ってハンモックを楽しめるのもこちらの家の醍醐味です。

キッチンは対面式なのでいつでも声をかけられます。昼間は電気いらずの明るい空間です。

<概要>
本体価格:~1,499万円
坪単価:~51.2万円
延床面積:96.88㎡(29.3坪)
工法:木造軸組
建築会社:ミラクルホーム

出典:SUUMO

事例④:テラスを楽しめる大開口リビングが魅力

リビングを介して各所に行ける生活動線を意識した3LDK平屋の住宅事例です。

こちらの魅力はなんといってもテラスを楽しめる大開口リビング! テラスと段差を設けずにフラットにし、まるで外とつながっているように見えます。リゾート地で味わえるような開放感です。

外観は白を基調に黒の窓枠などでアクセントを。木目のドアが温かさを演出しています。

内装は白を基調にしていますが、木目やアクセントカラーを取り入れてメリハリをつけています。部分的に変化を取り入れると表情が出て、それだけで上質な空間に仕上がりますね。

<概要>
本体価格:1500万円
坪単価:48.2万円
延床面積:103.09㎡(31.1坪)
工法:木造軸組
建築会社:ランディック(座間)

出典:SUUMO

事例⑤: 1000万円台でできたデザイナーズ住宅

コスパの高いデザイナーズ住宅事例です。

1階に水回りとゆったりしたLDKとウッドデッキ、2階は寝室とホビールームを配置した間取りです。

外観は白を基調にしたスタイリッシュなモダンテイスト。採光抜群のLDKは色をミックスした床・壁がカフェのような雰囲気を演出しています。窓の隣には対面式キッチンを設置。作業をしながら部屋全体を見渡しながら作業できるので家族とのコミュニケーションが難なくとれます。

寝室・子ども部屋ともに広いクローゼットが設けられています。子どもが大きくなってもたっぷり物をしまえるので散らかる心配もないですね。リビングと同様に色違いの木を使った床によっておしゃれな空間になりました。

<概要>
本体価格:1700万円
坪単価:69.1万円
延床面積:81.44㎡(24.6坪)
工法:木造軸組
建築会社:エスクリエイト

出典:SUUMO

事例⑥:スタイリッシュなアイランドキッチンを介して家族が集まる家

1階は全てLDKにして2階に洋室と納戸、水回りを配置した広々2SLDKの住宅事例です。

黒一色の外観はスクエアを組み合わせたフォルムでシャープに。ちらりと見える軒天の木目が遊び心を感じさせます。

アイランドキッチンを取り入れ、見た目のデザイン性も申し分ないですが、リビングダイニングどこからもアクセスできるので利便性も抜群。中央に設置したことで家族とのコミュニケーションがとりやすいというメリットもあります。
また、全体的にトーンが明るい色を使用していますが、アイランドキッチンをダークカラーにすることで全体が引き締まるのもポイントです。

主寝室は落ち着きあるグレーのクロスを採用。白との柔らかいコントラストと間接照明でリラックスできる空間に仕上げました。

<概要>
本体価格:1850万円
坪単価:63.7万円
延床面積:96.03㎡(29坪)
工法:木造軸組
建築会社:ランディック(座間)

出典:SUUMO

これまでいくつかの事例をご紹介しましたが、「自分たちに合った間取りや詳細な見積もりが知りたい」という人には、「タウンライフ家づくり」のサービスがおすすめです。
間取りを作成してもらうことで、マイホームのイメージが具体的になっていきますよ。

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予算を抑えるためのポイント

1000万円台でも家を建てるには安いですが、ここではさらに予算を抑えるためのポイントを3つご紹介します。

家の作り(外観・間取り)をシンプルにする

複雑な形状の家ほど建築費が高くなりやすいため、外観や間取りをシンプルにすることで材料・建築費、メンテナンス費などを抑えられます。

シンプルな箱型にすると外壁の表面積を少なくなるため、下地材や仕上げ材などの材料や工事の手間も減らせます。片流れ屋根や切妻屋根など単純なデザインだったり傾斜を緩やかにすることでもコスト削減になります。

間取りは部屋数やドアの数を減らすと◯。収納スペースもファミリークローゼットのように大きな収納に一つにまとめるといいですよ。

延床面積を小さくする

延床面積の大きさに比例して建築費用も高くなるため、小さくすればその分費用は安くなります。

家が大きいと部屋数も増えるので建築費用はもちろん、入居後の光熱費などランニングコストや先々のメンテナンス費用も高くなります。

建物の大きさが本当に自分たちにとって必要かを考え、必要最低限の広さで家づくりをすることも費用を抑える方法の一つです。

水回りをまとめる

実はキッチンや浴室・トイレなど、水回りをまとめると費用を抑えられます。隣接させることで給排水管を短くできるため、材料費や施工費を抑えられます。

水回りをまとめると使い勝手が良くなり時短にもなるのでオススメです。ついでに、洗濯物も干せるような室内干しスペースを設けてるなど工夫すると洗濯が格段に便利になりますよ。

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コストダウンばかり注力すると、後から不満が出てくる可能性もあります。自分たちが住みやすい家がどんな形なのかを考えながら、どこを削減できるか住宅会社と相談していきましょう。

1,000万円台のローコスト住宅で気を付けることは?

ローコスト住宅を建てた後の住み心地はどうなのか、不安になっている人も多いかもしれません。建てる前に注意点を確認し、対策をしましょう。

ローコスト住宅でよくある後悔・失敗は以下のことがあります。

・質の低い素材で安っぽく見える
・耐震性や断熱性など住宅性能が低い
・メンテナンス費用がかかる
・予定よりも建築費用が高くなった

これらは事前にしっかり確認することで後悔を防げます。

1,000万円台、特に1,000万円以下の注文住宅は完全オーダーメイドの住宅ではなく、あらかじめ決められた型がある規格住宅であることが多いです。

規格住宅はいくつかのパターンから希望の間取り・デザインを選び、オプションを追加して自分好みにアレンジしていきます。デザインも工数が少ないようにシンプルなものが主流です。
設備や建築部材もコストを抑えるため、ローコスト住宅用のモデルや型落ちなどが使われることもあります。

標準仕様で満足できない場合はオプションを付けてアレンジできますが、追加料金がかかります。また変更するのが難しいこともあります。

希望を叶えるためにオプションが多くなると、ローコストではなくなり最終的には予算オーバーになってしまう可能性があります。

提示されている金額がどのような仕様になっているか、その仕様で問題ないかの確認が必須です。

壁紙やフローリングなどはその素材を使ったモデルハウスや実例見学があれば実際に見学してみてください。
耐震性は問題ないか、冬でも寒くならないか、各設備や素材のメンテナンスがどの程度で必要になるのか、住宅会社が提供している構造や保証、アフター対応なども確認しておきましょう。

複数の住宅会社を比較、価格の明細をしっかり確認したり、コストをトータルで考える必要があります。気になる会社があればカタログや見積りを取り寄せてみてください。

「コミコミ1,000万円の家」には何が含まれているか確認

住宅商品には「コミコミ価格」と表記されていることもあります。この「コミコミ」という表記は、住宅会社によって含まれている費用が異なるため注意が必要です。

地盤調査や改良工事、外構工事といった付帯工事費や、事務手数料や税金といった諸費用は含まれていないことがあります。住宅会社によっては付帯工事の一部は組み込まれていることも多いですが、必要な工事全てではないかもしれません。

また提示されている金額に消費税が含まれていなければ、その分も後から追加されます。1000万円であれば100万円が追加されます。住宅費用が大きい金額のため総額から見ると多少かもしれませんが、100万円プラスになると大きいですよね。

建物本体以外にかかる費用がどれだけ含まれているか、含まれていない分どれだけかかるのか、その上で予算に収まるのかは確認が必須です。

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まとめ

 1000万円台のローコスト住宅でもさまざまな間取りがありました。
少し狭いかなと思う延床面積でも間取りの工夫で開放的な空間にすることができます。
費用を抑えつつも素材にこだわった家づくりが可能です。
リビングを広くしたり庭を広くとったり、生活スタイルに合わせてどこにどれだけの広さを確保するかというのも間取りを考える上で必要です。

間取りや外観のつくりを工夫、延床面積を最小限にすることで、さらに費用を抑えることも可能です。しかし安くしようと躍起になってやりすぎるのも良くありません。自分たちが満足できる住宅かどうかよく考えて決めていきましょう。

初期費用は高くなってしまうものの、設備や建築素材によってはグレードを上げた方が後々のメンテナンス費用がかからないかもしれませんし、住んでみてからの満足度も変わります。
安いからといってすぐに契約せず、本当にその仕様で問題ないか、提案されている内容を吟味してみてください。

注文住宅はローコストとは言え、安い買い物ではなく、やり直しが難しいものです。今回紹介した事例や予算を抑えるポイント・注意点を参考に、よく考えて自分にぴったりの家を建ててくださいね。

ミニークでは1000万台のローコスト住宅を建てられるハウスメーカーや工務店を都道府県別で紹介しています。ぜひこちらも住宅会社を選ぶ際に参考にしてみてください。