建築条件付宅地分譲とは?メリットやデメリット、失敗しないための注意点まとめ

2024.07.04

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建築条件付宅地分譲は土地と建物を別に検討するより業者を探す手間を省くことができ、建売住宅に比べればある程度の自由度もあります。

なかなか聞き慣れない「建築条件付宅地分譲」ですが、家を建てる前に知っておいて損はありません。今回は建築条件付宅地分譲のメリットとデメリット、注意点をご紹介します。

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建築条件付宅地分譲とは

建築条件付宅地分譲とは、一定の期間内に売主や売主が指定した人との間で、その土地に建物を建てる請負契約を結ぶことを条件とした上で宅地分譲をすることです。

もっと簡単に言うと、「購入後、決まった期間内に、売主が指定した業者と家を建てる契約をしなければならない土地」ということです。期間は3か月以内が平均となっています。

土地を売った後で家を建てることから、俗に「売建住宅」とも言われます。

建売住宅との違いは?

「売建住宅」は、字面が似ているせいか「建売住宅」と混同されがちです。しかし、両者には大きな違いがあります。

建売住宅は、すでに建っている住宅を土地と建物をセットで購入するもの。(まだ建っていない場合もありますが、どのような家が建つかは決まっている)

建築条件付き分譲(売建住宅)は、まずは「土地のみを購入」し、その後指定された業者で家を建てるというものです。

両社とも最終的には土地と家を購入しますが、建築条件付き分譲(売建住宅)の場合、どのような家が建つか決まっていない分、設計などがある程度自由に行えます

建築条件付宅地分譲は「場所を優先する人」に向いている

建築条件付宅地分譲で家を建てたオーナーさんは、「建築条件付を探してそこに建てた」というより「希望の場所が建築条件付きだった」という方が多いです。

家探しの当初検討していた土地から一駅違うエリアで探したら、土地価格が1,000万円ほど安く、治安も良いしスーパーや病院なども近く住みやすかったので決めることに。建築条件付きだったので自動的にダイワハウスになりました。

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ハウスメーカーの何社かと比較検討しましたが、やっと探して見つけた土地が積水ハウスでの建築条件付だったのでお願いすることにしました。

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希望のエリアの土地価格だと予算内に収らない…という場合に、建築条件付きの土地がないか探してみるのも一つの手だと言えます。

希望していたエリアの土地が高かったので、建築条件付きならいい土地があるかもしれないと思い、探して見つかったのが現在の場所です。なので、自動的に住宅会社はBLISSさんでした。

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住宅会社はスーモカウンターから何社か紹介してもらいました。家づくりは土地ありきで、海が近くて交通の便が良い場所を探していました。この土地は三井ホームさんの分譲地。建築条件付きだったので、そのまま家も三井ホームさんで建てることになりました。

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建築条件付宅地分譲のメリットとデメリット

では、建築条件付宅地分譲のメリットを詳しく見ていきましょう。

住宅会社探しの手間が省ける

注文住宅を検討する場合、住宅会社を自分で探さなくてはいけません。しかし建築条件付宅地分譲で購入した場合、建築業者が決まっているのでその必要はありません。

家を建てる計画全てをゼロから行う必要もなく、その会社ができる範囲内の要望で事足りるのであれば、手間も費用も少なく済む手軽な手段と言えます。

建売住宅と比べると自由度が上がる

建売も建築条件付分譲も「その土地に家を建てる」という点においては同じですが、建売は既に出来上がっている家を購入するものなので、後から「やっぱりこうしたい」というのは難しいところです。

建築条件付であれば、住宅は土地を買ってから家を建てるため、間取りや仕上げなどをある程度選択することができ、自分達の希望が叶いやすいというメリットがあります。

一方で、建築条件付宅地分譲にはデメリットもあります。

思うような住宅が建てられない場合も

建築条件付宅地分譲は、家を建てる期間や建築会社が指定されています。そのため、自分が思い描く理想の家が作れない場合もあります。例えば、実際にミニークに寄せられた口コミの中にはこのような声がありました。

これは私の知人の話ですが、値段の安さで建築条件付きの土地を購入契約したものの、思っていた以上に間取りや仕様変更に制限があってガッカリという例もあります。私たちは信頼できる住宅会社にめぐり会えて大満足の家が建てられましたが、中にはこういったこともあるので、金額だけで判断せず住宅会社の建築実例をちゃんと確認することも大事です。

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建売より自由な家が建てやすいとはいえ、条件があるのも事実です。

条件の範囲外になると応えてくれない場合もあるので、ゆずれないこだわりが叶わなそうであれば再度検討する必要があります。

建築条件付分譲で失敗しないための注意点・コツ

建築条件付分譲で失敗しないためには、どのような点に注意したら良いのでしょうか。

契約内容について確認しておく

デメリットの項目でも触れましたが、建築条件付分譲では「土地売買契約」と「建築請負契約」を同時に結んでしまい白紙に戻せなくなった、など契約に関するトラブルが多いです。

一般的にはまず「土地売買契約」を結んで土地を購入し、その後2〜3ヶ月以内に「建築請負契約」を締結することが条件となっています。

こうしたことを知らないと、最悪の場合建物が気に入らないのに費用を払うことにもなりかねません。

「大抵の方はこのように契約をおこないます」などと言いくるめて、こちらに不利な契約をさせようとする悪質業者もいますので、契約内容に関してはしっかり中身を確認しましょう。

施工会社や家づくりの期間が自分たちに合っているか

土地の費用を安く抑えることはもちろん大切なことです。ですが、それだけで満足のいく家は建てられません。予算と併せて希望をどれだけ叶えてくれるか、自分たちに合った住宅会社かどうか見極める必要があります。

また「一定期間に建てる」という条件もあるので、注文住宅のプランニングにあまり時間をかけていられません。

この会社で建てたい!というハウスメーカーや工務店に希望のある場合や、じっくり検討しながら家づくりを行いたい(時間をたっぷりかけたい)、という人にはあまり向いていない土地とも言えます。

住宅イベントを利用してプロに相談

契約に関する知識はWEBで補強できますが、実際の土地や建物を見る目はWEB上ではなかなか育ちません。

そこで住宅会社などが行っているイベントに積極的に参加してみましょう。
土地を選ぶポイントや施工の良し悪しなど、プロにアドバイスを受けながら現場で見ることができれば、自分自身が欲しい家のイメージは大きく成長するはずです。

自分自身の希望を明確にし、そこに近づくにはどうしたらよいかという目線で、時間や手間暇を惜しまず積極的にプロのアドバイスを受けましょう。