性能と仕様

公開日 2019/04/23

更新日 2019/10/14

スマートハウスにしてみる?メリットとデメリットを知ろう

住まいとITを組み合わせた「スマートハウス」。
家電や住宅設備などをITで制御し、エネルギーを賢く使う家のことを言います。
そんな賢い家にもメリット・デメリットがあるので、家を建てる際にはしっかり理解して検討しましょう。

スマートハウスの高い効率性と利便性、費用とセキュリティ問題

スマートハウスはエネルギー消費を抑える「省エネ」、家庭内でエネルギーをつくる「創エネ」、エネルギーをためる「蓄エネ」、それらを集中コントロールする「HEMS(ヘムス)」という機器の組み合わせで成立する、まさに「smart(賢い)」な家です。
高い効率性や利便性がある中、費用やセキュリティ面で課題が残されているのが現状です。

生活の質を向上させる新しい住宅スタイル

国や企業がスマートハウスの実用化に取り組むようになったのは2000年頃。当時の主な目的は温暖化対策でしたが、その後エネルギー管理ができるものへと発展しました。

当初は消費者からあまり注目されていなかったスマートハウスですが、東日本大震災による電力需給のひっ迫により状況が変化。一気に関心が高まり、本格的な展開が始まりました。

スマートハウスの設備には、省エネ・創エネ・蓄エネのための太陽光パネルや蓄電池など高額なものが多く、初期費用の高さから導入を躊躇する人も少なくありません。

長期的にみればきちんと回収できるのですが、どれほどの期間で回収できるか、またコスト以上の利便性を感じられるかは人それぞれなので、そこに足踏みの理由があるようです。

より便利に、より快適に暮らすという観点

スマートハウスでは、電気代の安い深夜に食洗器や洗濯機を稼働させたり、逆に電気代の高い日中に空調の設定温度を自動的に設定したりと、効果的な節電が可能です。また、自家発電した電力で余った分は蓄電池に溜めておけますし、電力会社に売ることもできます。

生活の質を向上させるさまざまな仕組みが備わっているのが魅力といえるでしょう。

技術を活用して社会全体のスマート化にも貢献

現在、スマートハウスの考え方を地域全体に広げていく「スマートコミュニティー」にも注目が集まっています。

これは情報通信技術を活用して電力、水、交通、医療、生活情報など、あらゆるインフラの統合的な管理・最適制御を実現し、社会全体のスマート化を目指すという社会システムのこと。今後の展開が期待されている取り組みです。

ホームセキュリティや家電の遠隔操作・管理も可能

外出先から家のセキュリティを守る

家電や住宅設備をITで制御するスマートハウスは、ホームセキュリティの遠隔操作が可能です。
ウェブカメラを使って家の外からでも室内のチェックやができたり、スマートフォンなどの電子機器を通じた鍵の解錠・施錠、また緊急時には提携の警備会社への通報もできるようになっています。

ペットのいる家であれば、留守番しているペットの様子を見れるのは安心ですよね。
また、外出先でも家の防犯に気を配れるのは大きな安心材料といえるでしょう。

家電の遠隔操作で暮らしがさらに「スマート」に

便利で快適、未来的な生活を実現するスマートハウスですが、住む人のライフスタイルや家族構成、世代などによってはそのメリットを十分にいかせない場合もあります。

導入を検討する際は家族の生活サイクルや暮らしに求めている機能などをよく考慮し、設備の仕様やシステムについてきちんと理解したうえで考えるようにしましょう。

家族のライフスタイルと照らし合わせてみよう

便利で快適、未来的な生活を実現するスマートハウスですが、住む人のライフスタイルや家族構成、世代などによってはそのメリットを十分にいかせない場合もあります。

導入を検討する際は家族の生活サイクルや暮らしに求めている機能などをよく考慮し、設備の仕様やシステムについてきちんと理解したうえで考えるようにしましょう。

導入にあたって一番の課題は初期費用の高さ

スマートハウスの設備には、省エネ・創エネ・蓄エネのための太陽光パネルや蓄電池など高額なものが多く、初期費用の高さから導入を躊躇する人も少なくありません。

長期的にみればきちんと回収できるのですが、どれほどの期間で回収できるか、またコスト以上の利便性を感じられるかは人それぞれなので、そこに足踏みの理由があるようです。

スマートハウスの設備にかかる費用は導入する機器によって変わるため、一概にいくらとはいえません。比較的安価なものであれば数万円程度ですが、ソーラーパネルなど大型の機器を導入するのであれば、百万円を超える場合もあります。

自治体の中には補助金を出しているところもあるので、自分の住む町に補助金制度があるか確認してみましょう。

IoTだからこそ生まれるサイバー攻撃の危険性

スマートハウスのデメリットとしてもう一つ挙げられるのが、セキュリティ面の問題です。家電や住宅設備がITでつながっている以上、そこには常に他者からのサイバー攻撃の危険性が潜んでいます。

もちろん必ずしも被害にあうとは限りませんが、どんなシステムにも必ず「穴」はあるもの。その点をきちんと理解し、意識しておくことが重要です。

合わせて知っておきたい豆知識

スマートハウスが本格的に発展していくのはこれから

主導は大手ハウスメーカー、工務店も順次参入

スマートハウスの実用化が始まったのは2000年頃ですが、本格的な展開は2011年の東日本大震災後から。今では工務店など小中規模の住宅会社での扱いも増えていますが、積極的に取り入れているのは主に大手ハウスメーカーです。
とはいえ本格的な展開が始まってまだ10年弱ということもあり、どこの住宅会社もまだ発展途上といえます。

スマートハウスには今後の発展が期待されている

スマートハウスの技術は最先端なものであるため、場合によっては消費者の理解を超えてしまう可能性があり、それらに対応する専門家もまだ数少ない状態です。
しかし研究や普及が進めばこうした諸問題も徐々に解消され、さらなる市場発展が望めます。セミナーや勉強会を活用し、最新の技術や展開状況などスマートハウスの知識を蓄えておきましょう。

より詳しく知る

スマートハウスについては業者も勉強中

一般向けの住宅イベントに多いのは見学会です。スマートハウスを積極的に取り入れている大手ハウスメーカーを中心に、住み心地を疑似体験できたり実際にスマートハウスに住んでいるオーナーに話を聞けたりと、内容もさまざま。

設備の使い心地や費用のことなど、スマートハウスの具体的な面を知る機会なので、なるべく活用してみましょう。

情報収集+見学+体験でスマートハウスを理解しよう

スマートハウスの本格的な展開が始まったのはここ10年。少しずつ浸透してきてはいるものの、全体的な認知度はまだ低く、取り扱いも大手ハウスメーカーが中心です。工務店など小中規模の住宅会社は、導入と並行してノウハウを学んでいる状態といえます。
住宅イベントにも一般向けと企業向けがあるので、間違わないようにしましょう。

最先端のIT技術を用いたスマートハウスは、便利な反面少々わかりにくいのが難点。しかし最近ではハウスメーカーをはじめ設備会社やインフラ企業、自治体がスマートハウスの情報をインターネットなどに開示しています。
見学会など住宅イベントに参加する際は、基本情報などを事前に下調べをしてから臨むと理解しやすいです。

今後スマートハウスは大手ハウスメーカーだけでなく、さまざまな住宅会社が扱うようになります。また、機器を含め技術もさらに発展していくでしょう。

進化していくスマートハウスを正確に理解するには、インターネットなどの情報だけでなく、実際に見たり触れたりできる住宅イベントを利用するほうが、わかりやすくて確実です。

見学会でイメージを集めて、相談会で具体化

見学会で自分の暮らしにあてはめてみる

スマートハウスの見学会では、自分たちの暮らしと家の機能がどうフィットするかをイメージしてみましょう。各機能の使い勝手はどうか、IoTの生活は家族のライフスタイルに合うか、現在だけでなく将来も含めたシミュレーションが重要です。

また、機器のメンテナンスや交換など、先々に発生する費用についても確認しておくといいでしょう。

相談会で個々の導入パターンを明確にしよう

費用や設備については、個別に対応してもらえる相談会がおすすめです。スマートハウスは導入する機器によって費用が異なります。また、ライフスタイルによってはメリットを感じにくいケースもあるため、イメージがそのまま現実のものとなるとは限りません。

スマートハウスの詳しい知識を持つ担当者に相談し、具体的な話を進めましょう。

ここ数年、それまで大手ハウスメーカーが中心だったスマートハウス市場に、工務店など小中規模の住宅会社が次々と参入してきています。スマートハウスを扱う住宅会社が増えるにつれ、関連のイベントも数多く開催されるようになるでしょう。

ぜひさまざまな住宅会社のイベントに参加して、自分に合うスマートハウスを見つけてください。

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