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環境共生住宅とは?自然と調和し快適な生活を考えた家

家づくり 情報収集 省エネ 2022.01.05

環境共生住宅とは、自然環境と調和しつつ快適な生活ができる住宅のことです。環境問題を考え、資源・廃棄物処理などに配慮しながら、その地域特有の環境も大事にしていくことを重要視しています。

これからの家づくりの参考に、快適な住まいと環境のことを考えた環境共生住宅のことをご紹介していきたいと思います。

環境共生住宅とは

自然、環境、地域に融合した上で、快適性も犠牲にしないという考え方であり、環境問題の解決のカギとしても注目されています。

環境共生住宅の3つの理念

今までの住宅は人間にとって暮らしやすい環境を作る方向に考えられたものが多かったのですが、環境共生住宅は環境問題の解決にアプローチして、以下のようなことを追求しています。

  • ・地球にやさしい(ロー・インパクト)
  • ・周辺環境に親しむ(ハイ・コンタクト)
  • ・健康で快適な暮らし(ヘルス&アメニティ)

この3つが環境共生住宅の大きな理念となっています。

地球環境に負担をかける暮らしは長く持続できません。
周囲の環境を無視して家づくりをすることもよくありません。
地球や環境を大切にしていても、そこに住む人たちが健康でなければ意味がありません。

こういった考えからつくられたものが環境共生住宅です。

周辺の自然環境によって住み心地が大きく変化

環境共生住宅はその地域ごとに既に存在する環境に馴染むことを重要視しています。
その地域の「生態系」「循環性」「文化」などに調和していくことが大きなコンセプトと言えるでしょう。

その土地の自然環境にできるだけ人間が合わせていくということですので、場所ごとに住み心地が変わります。

自然環境に配慮し、省エネを行いつつ、生物多様性や地域の風土とのバランスを取りながらも快適に暮らすというのがその目的ですから、人間の住環境の快適性のみに特化して作られてきた家とは違いがあります。

環境共生住宅のメリットとデメリット

暮らしと風土のバランスをしっかり考えるためにも、環境共生住宅のメリットとデメリットを知ることが大切です。

メリット

環境共生住宅のメリットは、自然環境に優しく省エネ効果も期待できる点です。

コンセプトの一つに「長期にわたって持続可能であること」があります。
そのため太陽光発電システムや高断熱構造を積極的に採用し、資源消費を抑え省エネルギーを目指しています。それは地球環境にやさしいだけでなく、住む人にとってサイフに優しいという大きなメリットにもなります。

自治体によっては補助金が支給される

環境共生住宅を建てると、自治体による公的支援制度があります。その制度は建築基準のようなものではなく、下記の項目によって分けられています。

  • ・環境に配慮した住宅づくり
  • ・省エネ・断熱性の向上
  • ・自然エネルギーの利用

保全する自然環境や風土なども地域によって違いがありますから、補助金の額は場所ごとに異なっています。

内容を確認したい場合は「環境共生住宅推進協議会」に問い合わせたり、地域行政に確認したりしてみましょう。
建築を依頼するハウスメーカーが決まっていれば、制度についての知識も補助してくれるはずです。

住宅金融支援機構では、省エネルギーを考慮した住宅建築に対して比較的低い金利での融資を行っています。

  • ・基準金利適用住宅に対する基本融資
  • ・環境共生住宅割り増し融資制度
  • ・地方公共団体施策住宅特別加算制度

これらは環境共生を推奨するための制度ですから、積極的に活用して賢く家を建てましょう。

デメリット

環境共生住宅の制度の範囲内で作るものであるため、性能に限界があること、ハウスメーカーの規格をベースにしているので単独の住宅会社や建築家の設計には採用しにくいという点がデメリットとしてあげられます。

また「環境共生」は「バリアフリー」とは矛盾することがあり、完全に思想として統一できていないという面もあります。

ハウスメーカーとしては、家づくりに際して「バリアフリー」に配慮した設計を行うことは既に外せない要素になっています。
一方、環境共生を追求すれば昔の日本家屋のような建物に近づいていきますから、バリアフリーの観点からは外れていきます。

この矛盾に対しては、基本的に快適性、安全性を優先した設計が行われています。

環境に調和して省エネの恩恵も

自然エネルギーで発電

環境共生住宅はエネルギー消費の削減や有効利用を目的として、自然エネルギーの利用に積極的に取り組んでいます。

代表的なものは太陽光発電です。
化石燃料は限りがあるだけでなく、それを電気に変換する際に大量の熱を発生します。また物体としての輸送の必要から環境負荷がありますが、太陽光発電はその負荷が少ないという特徴があります。

高断熱構造で冷暖房を効率よく利用

日本には四季がありますから、暑さにも寒さにも備える必要があります。最近までは高出力の冷暖房器具を置く方向に世の中が進んでいましたが、それは際限なく電気を使い、地球に負荷をかけることです。

環境共生住宅はそれを踏まえて、高断熱構造をとり入れています。できるだけ少ない冷暖房器具の使用で済むことがその目的です。

経済負担軽減と地球環境の保全

建築の際に窓ガラスを断熱性の高いものにする、壁の断熱材を厚くするなどの配慮をすればそれなりの初期費用がかかることはあります。

しかし、それによって冷暖房の使用を減らすことができ、省エネ効果が得られれば、経済的負担は結果的に少なくできます。さらに不要な熱廃棄、二酸化炭素排出を押さえられれば地球環境の保全にも貢献できます。

環境共生住宅で希望が叶うか把握する

環境共生住宅は「自然環境、省エネルギーなどを考慮しつつ快適性を求める」というコンセプトを大前提としています。そのため従来の人間中心の快適性を求める家とは少し異なります。

また、ハウスメーカーの「商品」の枠内で作られるので、完全に環境共生に特化した家というわけにもいかず、バリアフリーなどの設計思想が優先されます。

コンセプトと設計枠の制限の範囲内で満足できる方にとっては、補助金が給付される場合もあり、良い選択となります。

しかし、単純に名前の響きの良さや補助金目当てで決めてしまうと、建ててしまってから「通常の住宅の方が良かった」と後悔することもあり得ます。

しっかりと内容を理解して購入を検討しましょう。

環境共生住宅をより詳しく知る

各住宅会社のホームページなどで環境共生住宅に関する情報を公開しており、それぞれの設計コンセプトや仕様を見ることも出来ます。
とはいえ、WEB情報だけで全てを理解するにはやはり限界があります。メーカー側も納得した上での購入を望んでいますから、セミナーや相談会、見学会やモデルハウス展示といったことを積極的に行っています。

環境共生住宅の概念やコンセプトは、WEB上の情報だけでは実感しにくいことが多いのが現実です。また時代とともに変化していくこともあります。

ナチュラル思考の方にとっては環境共生にもっと踏み込んだ設計を期待する、ということもあるでしょう。
イメージで考えるのではなく、しっかりとモデルハウスを見学し、ハウスメーカーの担当者や設計者と話して自分が欲しい家なのかを見極めることが大切です。

モデルハウスに行けば実際にどの程度環境に配慮しているのか、快適性がどの程度得られるのか、ということを実感することができます。文字情報だけでなく、実物を見るとそこに住むイメージが得やすいはずです。