性能と仕様

公開日 2019/11/17

更新日 2019/11/17

注文住宅を「標準仕様」で決める前に確認すること

基本的に商品としての住宅には標準仕様というものが存在します。

窓やドアの形状・材質、キッチンやトイレ、風呂などの設備、床材、外装の材質や仕上げなどは住宅会社が用意した仕様で構成されています。色や形状などを選択できる場合もありますが、その多くはあらかじめ用意された中から選ぶ形になっています。

標準仕様は各社によって異なります。標準仕様で家を選ぶ際のチェックポイントを知っておきましょう。

標準仕様住宅の選び方

標準仕様は、その住宅がどんな目線で設計されているかで異なります。
何が基準である住宅商品かを確認し、何が含まれていて何を含んでいないのかしっかり理解することが大切です。

住宅商品の押し出しているこだわりによって変化する標準仕様

その住宅が「商品」として何に特化しているかで「標準仕様」は変化します。

例えば「自然素材」がキーワードであれば床材や柱に無垢の木材を使用し、
「エネルギー効率」であれば断熱性や太陽光、「耐震」であれば頑丈さにこだわった工法、といった具合です。
高機能を売りにしている場合はそれらがミックスされていることもあります。

要るもの・要らないものを洗い出す

基本的に「標準仕様」は住宅メーカーや、その「商品としての住宅」のコンセプトによって含まれているものが異なります。
そのため、検討する物件については、そこに何が含まれていて何が含まれていないのかを丁寧に調べる必要があります。
仕様書を元に、そのメーカーの人に質問するなどして、要るもの、要らないものを吟味しましょう。

標準仕様に対するオプション

「オプション」は、「標準仕様」より自由度を持たせるために用意された「仕様の一部」です。

例えば壁のクロスの素材を変えることでより華やかな見た目にしたり、システムバスやシステムキッチンを大きいものや高機能のタイプを変えたり、「標準仕様」ではついていない食器洗浄乾燥機などを追加したり、といったものが一般的です。

オプションを含めた予算をベースにする

「坪単価」は「標準仕様」で提示される場合がほとんどですから、予算とのすり合わせをする際には、欲しいと思う仕様は標準の範囲なのか、あるいはオプションなのか、オプションの場合いくらなのか、を知っておく必要があります。

「オプションと標準の勘違い」は意外に少なくありませんから、充分確認して、それらを含めた予算を組みましょう。

「標準仕様」と「オプション」の境目が分かっていないと、見積もりの段階になって予算を大きく超えていて、内容をほとんどイチから見直した、などということもあり得ます。
手に入ると思ったものを予算の都合で妥協したり諦めたりするのは誰にとっても楽しいことではありませんので、注文住宅においてはその範囲を明確にすることが重要です。

合わせて知っておきたい豆知識

自由度やこだわりを大切にするならコスト削減も考慮する

ゆずれない部分は優先順位をつける

予算はもちろん重要ですが、安くすることにばかりに着目していては、自分自身が欲しい家にはなりません。
特にこだわりが無く、標準の中で満足するのであれば、建売住宅を買うのとあまり差が無いかもしれません。
せっかく「注文住宅」というスタイルを選ぶのであれば、やはり自分ならではのゆずれない部分を見失わないようにしたいものです。

こだわりを増やす分だけコスト削減ポイントも増やす

こだわりをどんどん付加して行けば、当然価格は上がります。ですが、家の中の全てにこだわりがある、という人も実際にはあまりいません。
例えばキッチンにはこだわるけれど、風呂やトイレは最低限で良い、というようにポイントを明確にしていけば、ある部分のコストを下げた分、欲しい仕様を妥協しない、ということも可能になります。

細かい所までできるだけ自分の目で確かめ、自分が理想とする家に必要なものは何か、と考える姿勢を持ち続けましょう。
大きな費用とたくさんの時間をかけて購入するものですから、可能な限り満足に近づける、という強い意思を持ちましょう。不要なところはできるだけ削り、その分の費用をこだわりのある個所に集中する、それが満足へ近道です。

納得できる妥協点を探す

予算、あきらめたくないポイント、特にこだわりが無いポイント、その3つを常に意識して検討を重ねていけば、満足が行く注文住宅に一歩ずつ近づいていくはずです。

細かい所でもしっかり丁寧に見極めましょう。「もっと考えるべきだった」と後悔しないように、妥協するとしても納得の上で、という気持ちを忘れないようにしましょう。

より詳しく知る

モデルハウス見学の際は標準仕様とオプションを質問

モデルハウスの多くはオプションをフルに活用している認識を

基本的にモデルハウスは購買意欲をそそるために存在するものです。そのため、良いものに見える工夫がされています。

具体的には有償のオプションをフルに使用していたり、きれいに見える家具や装飾品を置いていたりします。それを踏まえていなければ、購入してから「イメージと違う」ということが起こる可能性があります。

モデルハウスで多用されるオプションの種類とは

住宅会社によって違いはありますが、以下のようなところにオプションが使用されていることが多いようです。

  • ・壁紙、家具
  • ・玄関やドアなどの建具
  • ・システムキッチン、トイレ、浴室
  • ・食洗器などの設備
  • ・出窓、ペアガラスの窓
  • ・床暖房、床材
  • ・免振装置

また、意図的に小さい家具を置いて部屋を広く見せる工夫なども行われている場合もあります。

モデルハウスではさまざまなオプションが使われているケースがありますから、どこまでが「標準仕様」でどこからが「オプション」なのか、しっかり確認する必要があります
住宅会社はどこまでが標準仕様で、どの部分がオプションなのかということは、質問すれば丁寧に答えてくれます。

中には標準仕様のままの場合もあるので、気になるところは一つ一つ確認していきましょう。

気になる物件には何度も足を運び、比較検討する

気に入ったモデルハウスには何度でも足を運びましょう。
2回、3回と見ることでより冷静に見られるはずです。

全体の印象が気に入った場合、細かい所が見えていないことがあります。逆に細部で気に入った部分がある場合、全体像が把握できていないかもしれません。何度見ても住宅会社側に不都合はありませんので、納得いくまで見学しましょう。

気に入った住宅があっても、必ず複数のモデルハウスを見て比較検討を行いましょう。

各住宅会社はそれぞれに工夫をしていますから、どのモデルハウスにも見るべき部分はあるはずです。

結果的に最初に気に入ったところで注文するとしても、複数の箇所を見ていればオプションの選び方もより自分自身の希望を具体的にできます。

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