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狭小地・変形地に家を建てるには?間取りや建築事例を紹介

2022.07.15

狭小地・変形地は、家を建てる際避けられがちです。しかし、土地について理解し、設計士と綿密な相談を行えば、住み心地を犠牲にしない家を建てることができます。
狭小地・変形地は最近では欠点だけでなく利点も注目され、人気になっています。
今回は狭小地・変形地のメリットやデメリット間取り例を解説します。注文住宅の土地を探している方はぜひ参考にしてみてください。



狭小地・変形地とは?

まず、狭小地と変形地についておさらいしましょう。

狭小地とは

狭小地とは、都心など土地価格が高いエリアにある狭い宅地のこと。広さの明確な定義はありませんが、一般的に15坪~20坪ほどの家を建てられる宅地を指します。
狭小地に建てられる家を「狭小住宅」と呼び、限られた広さを有効に活用できるよう、普通の家よりも間取りやデザインの工夫が求められる傾向にあります。

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変形地とは

変形地とは、分譲地のような整形された土地とは異なり、いびつな形をした土地のことです。具体的には、以下の変形地がよく見られます。

  • 傾斜地:斜めに傾いている土地。傾きが30度を超えると「急傾斜地」と呼ばれる
  • 三角地:三角形の土地。家の設計に制限が多く、家具の配置に悩みやすい
  • 旗竿地:L字型の土地。公道に面した場所までが通路になっている
  • 無道路地(袋地):公道に面している部分がないため、工事の全てにおいて他人の土地を通る必要がある

狭小地かつ変形地という土地も少なくありません。

狭小地・変形地の家づくりのメリット

一般的に避けられがちな狭小地や変形地ですが、メリットももちろんあります。狭小地・変形地で家づくりをするメリットを見ていきましょう。

(1)土地が安い

狭小地(一般的に15坪~20坪程度)や変形地(三角地など)はその狭さや形状によって一般的な設計の住宅を建てるのが難しい場合があります。ほとんどの場合、規格に乗った住宅を作ることを優先するハウスメーカーはこのような土地を敬遠しがちです。

そのため、当然需要が少なくなり、結果的に安い坪単価で販売されることが多くなります。また、固定資産税が安くなるというメリットもあります。

(2)普通の土地より競争率が下がる

狭小地や変形地は低価格なだけでなく、もう一つ利点があります。それは一般的な住宅を建てにくいことから、購入希望者もそれほど多くないということです。つまり競争率が高くないというメリットがあるわけです。

もちろん駅や商業施設に近いなどの立地で状況は変わりますが、すぐに売れる心配がなければ購入前に家づくりのプランをじっくり考えることができます。

(3)無駄を省くことができる

狭小地に家を建てる場合、とにかく無駄なスペースを省いていくことが重要です。

もともと狭いことは承知の上ですので、そこに従来の感覚に縛られた家を建てても快適に暮らすことは難しいでしょう。部屋の間の仕切りや壁を大胆に無くしたり、収納スペースも扉をつけずに解放するなど、自由な発想が空間確保につながります。

立地の関係もありますが、結果的に個性的で面白い家になる、という観点から狭小地や変形地は以前よりも購入希望者は増えている傾向があります。

住宅に対する固定観念がなくなり、自分らしさを追求するユーザーが増えていることもその理由と言えるでしょう。狭小地や変形地に巡り合ったら遊び心を持った家づくりができます。

狭小地・変形地の家づくりのデメリット

狭小地や変形地に家を建てるなら、デメリットをしっかり把握しておく必要があります。狭小地・変形地のデメリットを見ていきましょう。

(1)建築費用が高くなりがち

狭小地や変形地は土地が安い、ということに着目して購入を検討される方も多いと思いますが、ひとつ注意点があります。
それは規格住宅を建てるのが難しいということ。

規格住宅を建てられないということは、設計段階からカスタムメイドになるため、坪当たりの建築費用は高くなる傾向があります。それを考慮していないと、価格面での土地の安さという狭小地・変形地のメリットが相殺されてしまいますから注意が必要です。

工事に着手した後にも問題が出てくる可能性があります。
狭小地や変形地はその場所までの道も狭いことが多く、工事に必要なトラックや重機が近くまで入れないことがありえます。

家の近くに設置できれば小さなクレーンで済むのに、その場所が無いため離れた場所に巨大なクレーンを置いて工事をするとなると、工事に掛かる費用も上がります。
材料が運び込みにくいなどの状況であれば、工事に掛かる人件費が増える可能性もあります。

法的制限で家づくりが規制される

家を建てるには建ぺい率、容積率といった法的な決まりが付きまといます。

建ぺい率はその土地の用途などで数値は変わりますが、最大でも80%と定められており(地域によって緩和措置もあります)、多くの場合その土地の全てを住宅として使用することはできません。

ただでさえ狭くて居住空間が確保しにくい場所で、建ぺい率の制約で60%しか建物が建てられないとなれば非常に暮らしにくい家しかできないかもしれません。

狭小地や変形地を買ってから困らないように、事前にしっかりと情報収集をしてから購入に踏み切ることをお勧めします。

また狭小地は周囲の家が既に密集して建っている可能性があります。
新たに建てる側としては法的に許容される面積を最大限に使いたいところですが、住み始めてから近所から騒音などで苦情が来るなどのトラブルも考えられます。

建物間のスペースを大きくとれば居住空間は狭くなりますから、防音性を高めるなどの配慮が必要になります。

狭小地・変形地の住宅間取り例

では、狭小地や変形地にはどのような家を建てられるのでしょうか。
ここからは、狭小地や変形地の住宅間取り例をご紹介します。

狭小地の住宅間取り例

狭小地に間取りや外観を見てみましょう。

①約12坪の狭小住宅

引用:SUUMO

約12坪の狭小地の建築事例です。
天井を高くし、階段をスケルトンにすることで採光を実現。空間に奥行きと開放感を出しました。

<概要>
本体価格:約2,260万円
坪単価:104.1万円
敷地面積:41.15㎡(12.4坪)
延床面積:71.80㎡(21.7坪)
工法:木造軸組み

②約15坪の狭小住宅

引用:SUUMO

約15坪の狭小地に建てられた住宅の建築事例です。
2階にトイレや洗面所などの水回りをカットすることで、広々としたLDKが実現しました。

<概要>
本体価格:約2,580万円
坪単価:81.9万円
敷地面積:52.34㎡(15.8坪)
延床面積:104.16㎡(31.5坪)
工法:木造軸組み

③約25坪の狭小住宅

引用:SUUMO

約25坪の狭小地に建てられた家の建築事例です。
耐震性確保のために壁でなくブレーズを入れることで、狭くても圧迫感のない間取りになりました。約25坪ほどの敷地面積でも、間取りの工夫次第でインナーバルコニーが可能になります。

<概要>
本体価格:1,500万円~1,999万円
坪単価:65.9万円~87.8万円
敷地面積:100.06㎡(30.2坪)
延床面積:75.34㎡(22.7坪)
工法:木造軸組み

変形地の住宅間取り例

変形地に建てられた家の間取り例を見ていきましょう。

①旗竿地の3階建て

引用:SUUMO

旗竿地に建てられた3階建ての住宅です。エントランスを2段構えにし、プライバシーを確保。2×4工法と2×6工法を組み合わせることで、四角い建物形状でなくとも高い耐震性を実現しています。

<概要>
本体価格:約4,000万円
坪単価:86.2万円
敷地面積:115.75㎡(35.0坪)
延床面性:153.43㎡(46.4坪)
工法:2×4、2×6

②縦長の変形地の2階建て

引用:SUUMO

約69坪の縦長の変形地に建てられた住まいの建築事例です。
敷地の広さを生かしてキッチンから洗面室、浴室まで直線でつなげることで、暮らしやすい家事動線を実現しました。また、5台分の駐車スペースも確保。縦長の土地形状ならではの工夫です。

<概要>
本体価格3,300万円~3,399万円
坪単価:75.9万円~78.1万円
敷地面積:230.61㎡(69.7坪)
延床面積:143.89㎡(43.5坪)
工法:木造軸組み

③複雑な変形地の2階建て

引用:SUUMO

独特な形状の変形地に建てられた家の建築事例です。
土地の形状に沿った間取りにすることで、オリジナリティ溢れる外観に仕上がっています。スケルトンの階段がLDKに開放感を出し、インテリアの一部のようなデザインになっています。

<概要>
本体価格:2,000万円~2,499万円
坪単価:68.5万円~85.6万円
敷地面積:182.76㎡(55.2坪)
延床面積:96.57㎡(29.2坪)
工法:木造軸組み

狭小地・変形地の家づくりは工務店や建築事務所がおすすめ

狭小地、変形地にはなにかと制約や設計上の問題がついてまわります。
特に規格に沿った住宅を売り物にしているハウスメーカーはこのような状況を避けるため、何かと追加料金がかかる可能性があります。

一方設計事務所や工務店ならケースバイケースの細かいケアに慣れている所も多く、カスタム対応を得意としているところを探せば心強いでしょう。

狭小地・変形地などに特化したイベントは決して多くはありません。しかし建築設計事務所などはハウスメーカーと異なり固定のモデルハウスを持つことが困難なので、個性ある家を建てた時施主が住み始める前にそれらを披露することがあります。

現地に行けば具体例が見られるだけでなく、狭小地・変形地のための具体的なアドバイスも受けることができるでしょう。狭小地・変形地を得意とする会社を見つけ、イベントをチェックしてみてください。

まとめ

狭小地や変形地には、土地価格の安さや個性的な間取りなど、メリットが多くあります。
狭小地と変形地の特性を理解し、メリットとデメリットを天秤にかけて最善の方法を選びましょう。この記事が狭小地や変形地での家づくりのヒントになれば幸いです。

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