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鉄骨とRC造住宅とは?メリット・デメリットや木造との違いも解説

2022.05.30

住宅の構造は大きく木造・鉄骨・鉄筋コンクリート(RC造)の3種類に分けられます。
木造住宅には馴染みがありますが、鉄骨や鉄筋コンクリートとはどのような造りなのでしょうか。

同じ鉄を使っていると聞くと鉄骨も鉄筋コンクリートも似ていると思うかもしれませんが、それぞれの家に違いがあります。

今回は鉄骨住宅と鉄筋コンクリート(RC造)住宅の特徴や、メリット・デメリットを解説します。
鉄骨住宅やRC造住宅を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

鉄骨造(S造)とは?

鉄骨造(S造)は鉄の合金・鋼を柱や梁に用いた構造のことです。鉄骨造には「軽量鉄骨造」「重量鉄骨造」の2種類があります。

両者の違いは鋼材の厚みです。
6mm以下のものが「軽量鉄骨造」、6mmを超えるものが「重量鉄骨造」と呼ばれます。

軽量鉄骨は一般住宅や賃貸マンション、重量鉄骨は高層マンションやビルに使われます。注文住宅に使われるのは軽量鉄骨が多いです。

軽量鉄骨造の工法は主に現場で組み立てられる「プレハブ工法」。
軽くて扱いやすく、工場で大量生産できるという鉄骨の特性を生かした工法です。工場で鉄骨を可能な限り加工してから現場で組み立てるので、工期を短くでき費用を抑えられます。

「重量鉄骨造」は柱・梁の強度が高いため鉄骨を減らせることから、空間を広くとることができます。開放的な大空間・大開口が欲しい方におすすめです。

軽量・重量ともに耐震性があります。耐火性でいうと軽量鉄骨よりも重量鉄骨のほうが高いです。どちらも工場で作られるので、木造と比べて部材に品質の差はありません。

鉄骨住宅のメリット

鉄骨住宅のメリットとして、主に以下の4点が挙げられます。

  • ・工場で大量生産でき扱いやすいので工期が短くできる
  • ・コストを抑えられる
  • ・軽量、重量ともに耐震性や耐久性が高い
  • ・工場で作られるので品質に差がない

鉄骨住宅の坪単価は、約70~90万円/坪ほどです。

鉄骨住宅のデメリット

鉄骨住宅には、もちろんデメリットもあります。鉄骨住宅のデメリットとして、以下の4つが挙げられます。

  • ・軽いので振動が伝わりやすく、遮音性が鉄筋コンクリートに劣る
  • ・鉄筋コンクリートと比べると耐火性に劣る
  • ・鉄骨なので錆びる可能性あり
  • ・「プレハブ工法」は画一的なデザインが多い

鉄骨住宅で錆びが気になる場合は、加工が必要になります。
加工するとその分追加費用がかかるので注意が必要です。

鉄筋コンクリート造(RC造)とは?

鉄筋コンクリート造とは、鉄筋で作った型枠にコンクリートを流し込んで固めたものを、柱や壁に使用する工法です。

コンクリートを固めたものを柱・梁・床・壁に使用するので、強度が高く優れた耐震性が叶います。
また、耐火性の高さも魅力です。燃焼しても有毒ガスを発生しにくい特性から、建築基準法では「耐火建築物」とされています。

耐久性・耐震性・耐火性・遮音性が高く、高機密で断熱効果もあります。コンクリートの特性を活かした曲線などもできたりと、住宅デザインの自由度が高いことも特徴です。

工事は鉄骨造と比べて長くなり、人件費もかかることから建築費用は高くなります。

鉄筋コンクリート造(RC造)の工法は、「ラーメン工法」と「壁式工法(モノコック工法)」が主流です。

ラーメン工法とは、柱と梁で建物を支えるもの。思い通りの間取りがつくりやすいというメリットがあります。

壁式工法(モノコック工法)は、基礎の上に箱を積み重ねていくイメージです。
2階建てを建てる場合、1階分の箱の上に2階分の箱を乗せていきます。柱と梁は用いずに耐力壁でつくります。

鉄筋コンクリート住宅のメリット

鉄筋コンクリート住宅のメリットとして、以下が挙げられます。

  • ・耐震性、耐火性、遮音性に優れている
  • ・高機密なので省エネできる
  • ・優れた強度によって設計の自由度も高い

RC造の最大の魅力は頑丈さといえます。また、住宅デザインにこだわりたい方にも鉄筋コンクリートはおすすめです。

鉄筋コンクリート住宅のデメリット

鉄筋コンクリート住宅のデメリットは、主に以下の2点があります。

  • ・建築費用が高い
  • ・高機密なので通気性が悪く、カビ・結露が発生することがある

鉄筋コンクリート住宅は高機密で吸水性があるため、通気性が悪いというデメリットがあります。そのため、結露対策などしっかりと防水処理を施す必要があります。

鉄骨鉄筋コンクリート(SRC造)とは

鉄筋鉄骨コンクリートとは、鉄骨・鉄筋を組み合わせた構造です。

鉄骨の柱に鉄筋を組み、その隙間にコンクリートを流し込むため、鉄筋コンクリート造よりも細い柱・梁でありながら強度が高くなります。

タワーマンションや高層ビルなどで用いられることが多いですが、多大なコストのため、高層建築物以外で使用されることはほぼありません。

鉄骨鉄筋コンクリート造は注文住宅の選択肢に入らないと覚えておきましょう。

鉄骨・RC造住宅と木造住宅の違いとは?

鉄骨住宅とRC造住宅、木造住宅のそれぞれの特徴を表でまとめました。

木造住宅鉄骨住宅RC造住宅
建築費用
(1坪あたり)
56.1万円92.4万円95.7万円
法定耐用年数22年軽量鉄骨:27年
重量鉄骨:34年
47年
工期
防音性
耐震性
耐火性
遮熱性
可変性
(リフォームしやすさ)
参考:国税庁

耐用年数は、法律で定められた年数です。法定耐用年数はあくまでも減価償却年数で、家そのものの寿命より短い傾向があります。

それぞれのメリット・デメリット比較

メリットデメリット
木造住宅・コストが抑えられる
・工期が短い
・間取りの自由度が高い
・リフォームしやすい
・耐用年数が短い
・柱や壁が多くなりがち
・品質が職人の腕に左右されやすい
鉄骨住宅・RC造よりコストを抑えられる
・工期が抑えられる
・耐震性と耐久性が高い
・品質が一定
・遮熱性が低い
・画一的なデザインになりがち
・地盤改良が必要な場合がある
RC造住宅・設計の自由度が高い
・耐震性や耐火性に優れている
・防音性が高い
・耐用年数が長い
・コストがかかる
・リフォームしにくい
・カビや結露が発生しやすい

鉄骨/RC造住宅を建てた人の口コミ

それでは、実際に鉄骨住宅やRC造住宅を建てた人の口コミを見てみましょう。

広島県では、数年前に豪雨による大規模な土砂災害が発生し、私たちもその被害を目の当たりにしました。そのため家を建てるなら災害に強い造りにしたいと思っていたんです。その点へーベルハウスさんの家は、自由設計かつ鉄骨造で耐久性が高いのが特徴なので、自分たちの好みを反映させつつ丈夫な家が建てられると感じました。(へーベルハウス/ohii1781さん)

https://minique.info/rev/1928/

地震に強く、高性能で大手ハウスメーカーなので高いことは承知していましたし、想像通りの金額でした。重視したのはデザイン性です。おしゃれな家に憧れがあり、毎日気分が上がるような空間にしました。特にリビングにはこだわり、ほとんどオプションです。リビング隣に作った和室もモダンテイストに仕上げました。黒い畳・飾り棚・一部壁は変えるなど、一般的な和室とは違う雰囲気で気に入っています。(セキスイハイム/ringo_boys_homeさん)

https://minique.info/rev/1374/

総費用は、耐火建築物なのに加え標準外の仕様を多く適用したのもあり、最初に想定していた額より大幅にオーバーとなりました。大手ハウスメーカーに依頼して建てたということで、ある意味仕方ないとも思うのですが、やはり高いとは感じます。また契約後から家の完成までの間のスケジュールが決められているので、期限に合わせるために後半は打ち合わせが急ぎ足になってしまいました。(積水ハウス/maa_yhkさん)

https://minique.info/rev/945/

セキスイハイムにした決め手は担当さんの人柄もありますが、構造躯体も気に入りました。鉄骨、工場生産のユニット工法なので棟上げも1日で終わるので雨風にさらされることなく、棟上げ当日が雨だとしても最低限で済むので、それがいいなと思いました。(セキスイハイム/bwwq.7aさん)

https://minique.info/rev/948/

鉄骨住宅がおすすめなのはどんな人?

鉄骨住宅がおすすめな人の特徴として、以下が挙げられます。

  • ・多少コストがかかっても頑丈な家に住みたい人
  • ・工期を短縮したい人
  • ・初期費用がかかっても長持ちする家に住みたい人

鉄骨住宅はある程度の頑丈さが担保されつつ、RC造住宅に比べて工期が短い点が魅力です。

鉄筋コンクリート住宅がおすすめなのはどんな人?

鉄筋コンクリート(RC造住宅)がおすすめな人として、以下が挙げられます。

  • ・生活音を気にせずに暮らしたい人
  • ・耐久性や耐火性に優れた家に住みたい人
  • ・ユニークで自由なデザインの住宅に住みたい人

鉄筋コンクリート住宅は建築費用がかかりますが、その分耐久性や耐火性がほかの構造よりも優れています。また、デザインの自由度が高い点も魅力です。

まとめ

鉄骨住宅・鉄筋コンクリート住宅には「安全面のメリット」と「コスト面のデメリット」があります。

鉄骨や鉄筋コンクリート造は木造に比べ頑丈で、遮音性、気密性などに優れています。建物の安全性や生活上での安心感という点では、木造より優れているといえるでしょう。

しかしコスト面が大きなネックになるのも事実です。
また経年後のリフォーム時に再設計の自由度が低いことや、建物の総重量が重くなるので地盤の強化が必須になることなども懸念材料といえます。

そういったことも踏まえながら、鉄骨・鉄筋コンクリートを検討してみてください。
住宅会社に不安なことはしっかり相談しましょう。親身になって受け答えしてくれる住宅会社を見つけてください。

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