注文住宅の標準仕様とは?評判のハウスメーカーも紹介!
2024.01.17本ページはプロモーションが含まれています。

注文住宅を建てるときに1から全てを自分たちで考えるのはとても大変です。そこで、あらかじめ住宅会社が用意している標準仕様があります。
標準仕様は「その住宅がどんな目線で設計されているか」で異なります。各社、住宅商品によって「標準」が異なるため、選ぶ際のチェックポイントを知っておきましょう。
今回は注文住宅の標準仕様のチェックポイントや、標準仕様が評判のハウスメーカー・工務店を紹介します。
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注文住宅の標準仕様とは?オプションとの違い
注文住宅の標準仕様とは、具体的にどの部分を指すのでしょうか。また「オプション」との違いはなんでしょう。それぞれ見ていきます。
標準仕様:住宅商品に備わっている
「標準仕様」とは、窓やドアの形状・材質、キッチンやトイレ、風呂などの設備、床材、外装の材質などを住宅会社が用意した仕様をいいます。
色や形状などを選択できる場合もありますが、それ以外は用意されたものの中から選ぶ形です。標準仕様はもともとの商品プランや価格に含まれているため、追加料金はかかりません。
標準仕様は、住宅商品が「何に特化しているか」で変化します。
例えば「自然素材」に特化していれば床材や柱に無垢の木材を使用し、「エネルギー効率」であれば断熱性や太陽光、「耐震」であれば頑丈さにこだわった工法、といったものが標準仕様になります。
高機能を売りにしている商品はそれらがミックスされていることもあります。
オプション:標準仕様に追加・変更
「オプション」は、標準仕様に追加できる「仕様の一部」です。
例えば壁のクロスの素材を変えたり、システムバスやシステムキッチンを高機能のタイプに変えたりといったことです。設備以外に構造や性能的な面でも、標準仕様外であればオプションとなり、追加費用が必要になります。
ハウスメーカーや工務店によって、できるオプションとできないオプションがあります。
希望の設備のメーカーがあっても、住宅会社で取扱いがなかったり施工トラブルが多かったりすると採用できない場合があるのです。
注文住宅はオプションを含めた予算をベースにする
ハウスメーカーの坪単価は標準仕様で提示されます。坪単価を参考に予算内で建てられそうだと思っても、理想の仕様がその金額とは限りません。
標準仕様とオプションの境目が分かっていないと、見積もりの段階になって予算を大きく超えていて、内容をほとんどイチから見直した、などということもあり得ます。
標準仕様の範囲で問題ないか、オプションでつけなければならないものは何か、オプションを付けたらどのくらい費用がプラスになるのかを確認しましょう。
注文住宅において、標準仕様の範囲を明確にすることが重要です。手に入ると思ったものを予算の都合で妥協したり諦めたりするのは楽しいことではありません。
「オプションと標準仕様の勘違い」は少なくありませんから、充分確認してそれらを含めた予算を組みましょう。
標準仕様が評判のハウスメーカーと工務店
ここからは、MINIQUEのオーナーインタビューの中で標準仕様の評判が高かったハウスメーカーと工務店を紹介します。
一条工務店
一条工務店は丈夫な家づくりが評判の大手ハウスメーカーです。「家は性能」というテーマの通り、標準仕様が充実しています。MINIQUEのインタビューでも、一条工務店の標準仕様に対する好意的な口コミが多く見られました。
【一条工務店の標準仕様例】
- ・耐久性の高いツインモノコック構造
- ・快適除湿機能付きの全館空調システムを導入
- ・i-smartは全館床暖房が標準仕様
一条工務店の家は、外壁、天井、床下に高性能の断熱材「高性能ウレタンフォーム」を使用しています。業界トップレベルの断熱性能が標準仕様でついてくるのは魅力ですね。
キッチンやお風呂、洗面台は一条工務店のオリジナル設備ですが、こちらも質が高いと評判です。
【一条工務店の口コミ】
収納は標準仕様なのにバリエーションが豊富でしかも丈夫。建売も見ていたのですが、建売は棚が薄いなど気になる点も多かったので、なおさら一条工務店の質の高さを実感しましたね。後から家具を買い足す必要がないくらい充実しています。(naaaa0621さん)
一番の決め手は予算内で叶えられることです。標準仕様で全館床暖房・全館空調と機能が充実しているのが魅力でした。(中略)ほぼ標準仕様で済みましたが、オプションではキッチンにカップボードを加え、外壁をアップグレードしました。(canada_lemonさん)
全館床暖房・樹脂サッシでトリプルガラスの窓・キッチン・浴槽と全て高品質かつ標準仕様、そしてとにかく寒くない。ここまで揃ってこの金額には納得しています。特に窓は、ハンマーで叩いてもヒビが入る程度。それでもなお侵入するものなら防犯ブザーが鳴る仕組み。(kenji_san74さん)
タマホーム
タマホームは「良質低価格住宅」をテーマに、ローコストな住宅を提供する大手ハウスメーカーです。
タマホームでは、壁材や屋根材、キッチンの色など標準仕様のバラエティーが豊富です。口コミでも「標準仕様で十分」との声がありました。
【タマホームの標準仕様例】
- ・標準装備で断熱等性能等級4をクリア
- ・「大安心の家」は標準で長期優良住宅仕様
- ・キッチンや壁材、屋根材を自由に選べる
タマホームは大手ながら比較的ローコストな家づくりができるので、価格を抑えたい人にとって標準仕様が充実している点は魅力でしょう。各所でこだわりたいのならオプションが必要ですが、そうでないのなら追加費用をあまりかけずに注文住宅を建てられます。
【タマホームの口コミ】
タマホームさんは、ほかのハウスメーカーなどに比べ、良心的な価格設定だと思いました。標準仕様に満足できるものが多かったので、オプション費などが抑えられたのもありがたかったです。
(中略)土地を予定より高く決めてしまい、建物の方を抑えるしかなかったのですが標準仕様でほぼ選ぶことができお得なキャンペーン等利用し費用を抑えることができた。(shokotan0810さん)
タマホームを見るまでのハウスメーカーはハイコストで、私たちに注文住宅は無理なのでは…と思っていたんです。でも、タマホームは間取り・デザイン・性能どれも自分達の希望を叶えることができました。標準仕様でも十分ですが、やはりやりたいことがある場合にはオプションは避けられないと思います。(_____omochi.homeさん)
オープンハウス・ディベロップメント
オープンハウス・ディベロップメントは、首都圏を中心に展開する大手ハウスメーカーです。
家の形を変えなければ間取りや内装の変更も可能と、柔軟な対応が口コミでも評判でした。
【オープンハウス・ディベロップメントの標準仕様例】
- ・水回りの設備を大手メーカーから選べる
- ・間取りや内装の変更も可能
- ・カードキーや床暖房も標準仕様に
オープンハウス・ディベロップメントは、水回りの設備をパナソニックやクリナップ、TOTO、リクシルなど大手メーカーから選ぶことができます。また、他社ではオプション扱いとなる床暖房やカードキー、食器洗浄機も標準仕様です。
【オープンハウス・ディベロップメントの口コミ】
間取りやコンセントの位置などの細かな部分も自分たちで決められたので、金額には満足しています。ほぼ標準仕様ですが、階段の照明のデザインが好みでないので、あまり目につかないように設置してもらいました。(hikaru___homeさん)
家は都内で建てたいと思っていました。土地はオープンハウスさんで買ったのですが、ディベロップメントさんで建てると標準仕様で1,100万円とリーズナブル。これ以上に安いところはないと聞いていたので、他社は検討していません。将来土地を売る可能性も視野に入れていたので、家は建築基準法をクリアしていて、自分たちがアップグレードしたい部分だけオプションを追加すればいいかなと。(peanuts.houseさん)
建物は予算内に収まるように浴室乾燥機と食器洗浄機、フロアごとにあったトイレを1つ減らしました。標準仕様の選択肢は少ないものの、家の形が変わらなければ間取りも変えられるし、内装も変えられるところは変えられたので、思ったよりも融通が利きました。(hikaru___homeさん)
アイ工務店
アイ工務店は、中国エリアから北関東エリアまで展開する大手工務店です。
アイ工務店の家は標準仕様で全棟耐震等級3になるように設計されています。ベタ基礎を採用し、長期優良住宅仕様になるような頑丈な家づくりを行っています。
【アイ工務店の標準仕様例】
- ・耐震等級3が標準仕様
- ・ベタ基礎を採用し全棟で長期優良住宅仕様
- ・メンテナンス性の高い外壁を導入
外壁には変色に強い窯業系サイディングの「サイディングfu-ge」を使用。汚れが雨や太陽の光である程度落ちるので、メンテナンス性も高いです。
【アイ工務店の口コミ】
建売・注文含め検討していましたが、いろいろと見た結果、生活圏内や金銭面、間取りなどを考慮すると工務店が一番合っていました。アイ工務店は他社と比べて標準仕様が良く、そこが気に入った点です。(中略)当初の予算からオーバーしたものの、性能はいいと思うので安くもなく高くもないという感じです。(one.s_homeさん)
住宅会社選びでは、土地を探してくれることと予算内に収まることを重視。いろいろ見た結果、どちらもクリアしていたのがアイ工務店でした。加えて、標準仕様の品質が高かったことも決め手です。(中略)キッチンはこだわりたかったので少しオプションをつけましたが、標準仕様の質が高いのでそこまで大きく変えていません。(y.a____homeさん)

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カキザワホームズ
カキザワホームズは、神奈川県と東京都を中心に注文住宅を展開する工務店です。標準仕様の範囲内で高い断熱性能を実現できる点は口コミでも評判でした。
【カキザワホームズの標準仕様例】
- ・独自のハイブリット工法で高い耐震性を維持
- ・無垢材などの自然素材も標準仕様
- ・外張り断熱+ダブル断熱の業界トップクラスの断熱性
カキザワホームズの標準仕様「k-Style」では、パインやアカシア、カバザクラの無垢材が標準仕様に含まれています。
外張り断熱と2種類の断熱材を組み合わせた「ダブル断熱」、ベタ基礎や制震ダンパー、「構造面材工法」と「筋交い」を組み合わせたハイブリット工法もすべて標準仕様となっています。
耐震性と耐久性の高い家を建てたい人におすすめです。
【カキザワホームズの口コミ】
土地探しからお願いしたのですが、カキザワさんは土地で儲けるつもりはないからと手数料を半額にしてくれました。(中略)カキザワさんは自然素材を使っていて、かつ高気密高断熱も叶うところがいいなと思って決めました。建物は標準仕様で十分だったのでほぼ変えていません。アップグレードしたのは窓、オプションで付けたのは浄水器くらいです。(tsubutsubuponponさん)
注文住宅の標準仕様のチェックポイント

ここからは、注文住宅の標準仕様を確認する際のポイントをご紹介します。
早い段階で標準仕様を確認する
標準仕様はハウスメーカーや工務店ごとのコンセプトや売りによって異なります。
そのため、検討する商品の標準仕様に何が含まれていて何が含まれていないのかを一つずつ調べる必要があります。仕様書に目を通したり、担当者に質問するなどして、要るもの・要らないものを細部まで吟味しましょう。
契約後に仕様変更となると、追加工事費が発生し費用がはね上がる恐れがあります。窓やコンセントの数、位置、分電盤回路の数など盲点になりやすいので注意しましょう。
不要な標準仕様を外せるか確認する
ハウスメーカー・工務店の中には、不要な標準仕様を外せるところがあります。
住宅会社によっては外した標準仕様分の差額を差し引いてくれる、費用の変更はなくても他のアップグレード分と相殺してくれる、などの対応を受けられる場合も。不要な標準仕様があったら、一度外せるか確認してみましょう。
こだわりと妥協点を明確にする
満足できる注文住宅にするために、下記3つを常に意識して検討を重ねていきましょう。
- ・予算
- ・あきらめたくないポイント
- ・特にこだわらなくてもいいポイント
予算はもちろん重要ですが、安くすることにばかりに着目していては欲しい家にはなりません。
特にこだわりが無く、標準仕様の中で満足するのであれば、建売住宅を買うのとあまり差が無いかもしれません。
「注文住宅」というスタイルを選ぶのであれば、やはり自分ならではのゆずれない部分を見失わないようにしたいものです。
そのために、例えばキッチンは絶対に譲れないこだわりがある、そのかわり風呂やトイレは最低限でも良い、というように妥協できないところとできるところを決めていきましょう。
ある部分のコストを下げれば、本当にこだわりたいところは妥協せず思い通りの仕様でつくることができます。
「もっと考えるべきだった」と後悔しないように、細かい所もしっかり見て、妥協するとしても納得の上でという気持ちを忘れないようにしましょう。
モデルハウスで標準仕様とオプションをチェックする
ハウスメーカーや工務店のモデルハウスには、オプションをフル活用しているものが多くあります。
有償のオプションをフルに使用し、きれいに見える家具や装飾品を置いていたり、意図的に小さい家具を置いて部屋を広く見せる工夫なども行われている場合もあります。標準仕様の場合ももちろんあるので確認してくださいね。
住宅会社はどこまでが標準仕様で、どの部分がオプションなのかということは、質問すれば答えてくれます。見ていいなと思ったものや気になるところは一つ一つ確認していきましょう。
【モデルハウスで多用されるオプション例】
- ・壁紙、家具
- ・玄関やドアなどの建具
- ・システムキッチン、トイレ、浴室
- ・食洗器などの設備
- ・出窓、ペアガラスの窓
- ・床暖房、床材
- ・免振装置
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まとめ
注文住宅において、何が基準である住宅商品かを確認し、標準仕様に含まれているもの・含まれていないものをしっかり確認することが大切です。
こだわりと妥協点にそれぞれ優先順位をつけ、満足のいく注文住宅を建てましょう。