環境と住宅

「ZEH(ゼッチ)」は本当にいいことばかり? 徹底分析! 2018【応用編】

公開日 2019/04/23(火)

更新日 2019/04/23(火)

この記事のポイント

  • 省エネ&創エネに長けたZEHにも当然メリット・デメリットはある
  • 補助金が出るうちに決めたほうが断然お得!
  • ZEH認定ビルダーが主催するセミナーや見学会で情報収集を

省エネ&創エネに長けたZEHにも当然メリット・デメリットはある

光熱費の節約と補助金制度が大きな魅力

住まいの年間一次エネルギー消費量をおおむねゼロにする目的で作られるZEHには、太陽光発電などによる「創エネ」機能が備わっているため、家庭で消費する光熱費を節約できるというメリットがあります。
加えてZEHの普及促進を目的とした補助金も用意されているので、導入を考えている人にとっては大きな後押しとなりうるでしょう。

設備費、メンテナンス代など一般住宅よりコストが増える

ZEHは高断熱化、設備の高効率化、創エネ設備の設置という3つの基準をクリアしなければならないため、どうしても初期費用が高くなります。加えて設備機器の定期的なメンテナンス代などもあるので、一般的な住宅よりコスト増なのは確かです。
諸費用と長い目で見たときの利益の計算は、ZEHを導入するにあたって最も重要なポイントといえます。

太陽光発電の性能がUP導入費はDOWN ただし売電価格は年々下降傾向

一般的な住宅よりもコスト増なZEHですが、実のところ太陽光発電などの設備費はここ数年でだいぶ下がっています。それでいて性能は上がっているので、導入しやすくなっているのは確かです。
ただし余った電気の売電価格は年々下がっています。そのため売電収入に期待するよりは、電気の自給自足という点での満足度を求めたほうがいいでしょう。

格言

補助金が出るうちに決めたほうが断然お得!

国はZEHに対し補助金を出していますが、補助金事業には予算額が定められているため、需要が多ければ年度途中でも受付終了になる場合があります。また、年度が替わると補助金制度そのものが終わってしまう可能性も。
初期費用の高いZEHにとって補助金の有無は大きな判断材料です。導入するなら補助金制度のあるうちと考えておくのが得策といえます。

合わせて知っておきたい豆知識

ZEH認定ビルダーが主催するセミナーや見学会で情報収集を

ZEHの家にはさまざまな制約があることを理解しよう

ZEHには建築にあたってさまざまな制約が発生します。たとえば大きな窓や玄関は気密性の確保という点で不向きとなり、太陽光発電パネルの設置には屋根の大きさや角度も考慮しなければなりません。これは注文で建てる場合だけでなく、建売住宅にも適用されます。
セミナーや見学会でこれらについて情報収集し、きちんとした知識を得ておきましょう。

2020年には新築戸建の50%がZEHに

経済産業省は、2020年までにハウスメーカー、工務店などが建築する注文戸建住宅の「過半数でZEHの実現」を目標に掲げました。数年後にはゼロエネルギー住宅が「新築戸建て住宅の標準」になろうとしています。
ZEHには補助金が出るだけでなく、光熱費の節約などランニングコストを抑える効果もあるので、今後ますます需要が伸びていくでしょう。

まずは「ZEH認定ビルダー」を探そう

ZEHとして認定されるためには、SII(一般社団法人 環境共創イニシアチブ)に「ZEH認定ビルダー」として登録されている工務店やハウスメーカーが建築、または販売した家である必要があります。
登録されている会社はSIIのホームページで検索可能ですが、各社とも自社サイトにZEH普及目標を記載しているので、それらを見て確認するのもいいでしょう。

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